先日から読み始めたStumbling on Happiness。タイトルからお分かりのようにまたまた「幸せ」に関する本でございます。最近仕事疲れがひどく(ブログは更新できてるけども)、この本を仕事に持参し忘れたせいもあり、今のところまだ2章ほどしか読めてないのですが、実は早速ツボに嵌りました!(叫)ということで、この本についてブログ記事にするのはまだ早いと思いつつ、読めば読むほど書きたいことが出てきそうな予感なため、早速興味深く感じたことを書き残したいと思います。
▼Stumbling on Happiness Official Website(お薦め)
http://www.randomhouse.com/kvpa/gilbert/index.html
この本の著者はハーバードで心理学を教えているPh.Dで、早速本のとりこになった私は、「あぁ、この教授に心理学を教わりたい。」と、心底思った次第であります。コミカレ留学を急遽変更し進学することにしたときは、「大学教育が受けられるのであれば大学はどこでもいい。とにかく学べればいい。」と思っていましたが、一流大学と三流大学にいる教授の質の差はどこかあるはずで(←言い過ぎ)、たとえアホなこの私でも、「どうせなら感銘を受けるほど立派な教授に教わりたかった。」な~んて、今更ながら思うんです。ま、たとえ望んでもさすがに一流大には入れませんし、教授の期待に応えられる生徒になれるとは思えませんが。(情けな・・・)
(念の為、こういうものは教授との相性の問題もありますし、どの学校にもすばらしい教授は存在しますよ。ただその割合は低いはず。)
そんなことはともかく、まずこの本に早速とりこになった理由は内容がHappinessについてだからだけではなく、留学中学んだ心理学と人類学が合わさったものだから!うーん、こういうの私得意ですよね。過去に学んだことに少し触れるだけでもついつい感動しちゃうんだなぁ。(あぁ、単純)でね、この本を読み、感動と共に少し不安に感じたことがありまして、それは「自分のFrontal Lobe(前頭葉)は壊れているのかもしれない・・・」ということです。
Frontal Lobeは人間の脳の一部で、未来のことを考える機能として重要な部分であるらしく、人間はそのFrontal Lobeを使い、未来に対する不安を感じ、そしてその不安への対処として将来の計画を立てたりするのだそうです。人間を含めたほかの動物の場合、過去の経験を通し近い将来に起きるであろう身の危険を予測しそれをかわそうとするのだそうですが、これは人間だけが持つ「未来を想像、予測し、計画を立てる能力」とは別物なんだとか。
▼Frontal Lobe (前頭葉)参照
http://en.wikipedia.org/wiki/Frontal_lobe
Frontal Lobeは未来を考える部分なので、たとえダメージを受けたとしても過去や現在について考えることには全く影響がないらしく、事故によりFrontal Lobeにダメージを受けた人でも事故前と同じように生活を送り、誰もそのダメージに気付くことはないそうです。こういった点、人間はほぼ過去と現在のことだけを考えていれば問題なく生きてゆけるとも言え、著者の文中の問いかけにも、それならばわざわざ将来に不安を抱えたりせず、現在のことだけ考えていればそれで幸せなんじゃないか?・・・というものがありました。が、遠い昔にFrontal Lobeを発達させた人類、どれだけ努力しても生物学的に将来や未来のことを考えずには生きられないんだそう。それが発達したFrontal Lobeを持つ人類の運命!
が、ここで問題が一つ、先に書いた「自分のFrontal Lobeは壊れているんじゃないか?」です。なぜならば私はこれまでの人生、近い将来を考えることはしても、その先の先まで予測し人生計画を立てたことがないから。ガーン たとえば今回のアメリカ留学でもその部分がはっきりわかります。編入後ことはあまり考えずに大学進学へと進路を変え、使い物にならない専攻で突っ走り、そして編入してからも資金がなくなる前までに卒業することばかり気にしながら大学時代を過ごし、さらには卒業後予定になかったOPTを突如決行したものの、これまた予定外の仕事に就いている私・・・。そして悲惨なことにOPTを終えた後のはっきりとした行く先は今のところ全く見えない。(もちろん帰国して大学院資金稼ぎに仕事しますけど)
以前にも書きましたが、大学を卒業ししばらくたった頃、日本人留学生(大学院生)に「早く帰国して就職活動したほうがいいんじゃないのぉ?」と言われたことがあり、確かにそれは堅実な方向だったかもしれません。が!私は現実的でない希望を胸にやりたい仕事探しを続けることにしたんですよね・・・。(そして結局Low wage jobにたどり着く)下手したら無駄に1年を過ごしてしまう恐れもあるのに、そんな余裕があるとは思えない年齢なのに、目先の興味だけでアメリカに留まってしまった私はズバリ計画性のない人間・・・。
このように、私の脳は近い将来(ほぼ現在)のことだけしか考えられないようで、遠い未来のことなど全く頭にないようです。同級生の友人たちは、かなり前から老後に備え貯蓄したり、子供が手を離れた頃のことなどを考えているようなんですが、私は自分の老後のことなどほとんど気にしたことがありません。(とりあえず、老後はヤバイよな、とは思ってますが。でもそれだけ。)おい
前々から自分の頭の悪さには気付いておりましたが、今回一つはっきりとした生物学的欠陥が見えた気がします。
Frontal Lobeがいかれてた・・・・。
でも念の為、アメリカ留学を始めてから今現在まで、これでも10年、20年先のことを考えてやっているつもりなんですよね。満たされた将来が得られるよう、それなりに物事を選択しそれぞれ実行してるんです。でも・・・・現在の自分の状況を考えると、私はやっぱり賢くないかも。Frontal Lobeがいかれてるんだ、きっと。ちっ