コミカレ時代に履修した一般教養:Western Art Historyは
一般の歴史のクラス同様、私がとってもとっても感銘を受けたクラス。
(↑のオッサン画像は無視してください)
Western Art Historyを履修したのは
自分の進路を急遽変更し、大学進学を決意したあとで
もしこの留学でコミカレのみ「AAS準学士号取得」を貫いていたら
Western Art Historyは履修していなかったと思う。
(AAS準学士号にはアートのRequirementはなかったので)
一般教養Requirementの中に「アート」の分野があるのだけれど、
「美術」にこだわらなくとも、芸術にかかわるものであれば、
たいていアートの単位として認められる。
たとえば、ENG 200レベルクラス(←これも準学士号取得だけなら不要だった)で履修した
「映画」のクラスもアートの単位として扱われたよう。
つまり、アートの単位には、ある程度の選択幅があるわけで。
とりあえず、
私がアートの単位取得目的で履修した「Western Art History」は、
先に書いたとおり、ほんとに、ほんとに、すばらしいクラスだった。
(↑のオッサン画像は無視してください)
美術を学ぶのがこんなにも面白いとは!
それにですね、美術史というと、「歴史」であるわけで、
歴史とくれば、「政治」であるわけで、
(意外にも?)美術品から政治的背景がしっかり伺えるんですわ。
この留学で政治を意識するようになるまでは、
美術品=政治
なんて公式は頭にまったくなく、
たとえ美術品の政治的時代背景の説明を受けたとしても
その政治部分は耳から耳へ素通りだった可能性が高い。
というか、
このクラスを履修したときは歴史や政治の知識はゼロだったので、
実際のところ政治的時代背景は全くピンと来ていなかったのだけど、
(州政府のクラスは同時に履修してはいたが・・・)←カスみたいなクラスだった
後に少しずつ政治の仕組みを知るようになり、Western Art Historyは
それぞれの時代の政治情報がてんこもりだった!ということに気付いたわけで。
私が履修したのは前期にあたる「Western Art History I 」で、
時代は紀元前35000年(人類初のアート)から中世の1500年ごろまで。
そして後期のIIはスケジュールの都合上履修していない。ガーン
この後期のIIもWestern Civilization I 同様、
通っていたコミカレに戻って是非とも履修したいクラスでございます。
ついでに、
もし「Western Civilization I 」を履修してから
「Western Art History I 」を履修していたら、
時代背景が明確になる分、
それぞれのアートの意味をもっと深くつかめたと思うし、
もっともっとアートたちを楽しめたはず。。。
一般の歴史の知識は、アートのクラスにもしっかり繋がって、
アートを学ぶ上で色々役立つはず。(多分)
そしてしつこいくらいの意見になりますが・・・
西洋史ってLiberal Artsの世界では基本中の基本になるのだなと。
習ったアートの中から一つオモロイ物をご紹介。(オモロイものって・・・・)
ローマ帝国が栄えていた(?)75-50BCごろのアートの一つ
「Portrait of Roman general」の彫刻ですが(↑のオッサン画像参照)
この彫刻を見てどこか違和感湧きません?
「これなんかキモイな」ーと初めて見たとき私は思ったんですけども、
そのキモイ原因は、顔と身体が一致してないから!
ローマ彫刻は顔のみのものが多いらしいですが、
当時ギリシャ彫刻への憧れもあり、全身(裸体)の彫刻を試みるようになったとかで、
でも当時のお偉いさんはさすがに年老いた体をさらけ出すのはいやだったようで、
身体部分はわざわざヤングな姿に作り上げさせた?そう。
An Old Head on a Young Body ←テキストに載っていた小タイトル。
お間抜け過ぎる・・・・