西洋美術史(その1)

2005年11月28日 | 一般教養

コミカレ時代に履修した一般教養:Western Art Historyは
一般の歴史のクラス同様、私がとってもとっても感銘を受けたクラス。
(↑のオッサン画像は無視してください)

Western Art Historyを履修したのは
自分の進路を急遽変更し、大学進学を決意したあとで
もしこの留学でコミカレのみ「AAS準学士号取得」を貫いていたら
Western Art Historyは履修していなかったと思う。
(AAS準学士号にはアートのRequirementはなかったので)

一般教養Requirementの中に「アート」の分野があるのだけれど、
「美術」にこだわらなくとも、芸術にかかわるものであれば、
たいていアートの単位として認められる。
たとえば、ENG 200レベルクラス(←これも準学士号取得だけなら不要だった)で履修した
「映画」のクラスもアートの単位として扱われたよう。
つまり、アートの単位には、ある程度の選択幅があるわけで。


とりあえず、
私がアートの単位取得目的で履修した「Western Art History」は、
先に書いたとおり、ほんとに、ほんとに、すばらしいクラスだった。
(↑のオッサン画像は無視してください)
美術を学ぶのがこんなにも面白いとは!

それにですね、美術史というと、「歴史」であるわけで、
歴史とくれば、「政治」であるわけで、
(意外にも?)美術品から政治的背景がしっかり伺えるんですわ。

この留学で政治を意識するようになるまでは、
美術品=政治
なんて公式は頭にまったくなく、
たとえ美術品の政治的時代背景の説明を受けたとしても
その政治部分は耳から耳へ素通りだった可能性が高い。
というか、
このクラスを履修したときは歴史や政治の知識はゼロだったので、
実際のところ政治的時代背景は全くピンと来ていなかったのだけど、
(州政府のクラスは同時に履修してはいたが・・・)←カスみたいなクラスだった
後に少しずつ政治の仕組みを知るようになり、Western Art Historyは
それぞれの時代の政治情報がてんこもりだった!ということに気付いたわけで。

私が履修したのは前期にあたる「Western Art History I 」で、
時代は紀元前35000年(人類初のアート)から中世の1500年ごろまで。
そして後期のIIはスケジュールの都合上履修していない。ガーン
この後期のIIもWestern Civilization I 同様、
通っていたコミカレに戻って是非とも履修したいクラスでございます。

ついでに、
もし「Western Civilization I 」を履修してから
「Western Art History I 」を履修していたら、
時代背景が明確になる分、
それぞれのアートの意味をもっと深くつかめたと思うし、
もっともっとアートたちを楽しめたはず。。。

一般の歴史の知識は、アートのクラスにもしっかり繋がって、
アートを学ぶ上で色々役立つはず。(多分)
そしてしつこいくらいの意見になりますが・・・
西洋史ってLiberal Artsの世界では基本中の基本になるのだなと。


習ったアートの中から一つオモロイ物をご紹介。(オモロイものって・・・・)

ローマ帝国が栄えていた(?)75-50BCごろのアートの一つ
「Portrait of Roman general」の彫刻ですが(↑のオッサン画像参照)
この彫刻を見てどこか違和感湧きません?
「これなんかキモイな」ーと初めて見たとき私は思ったんですけども、
そのキモイ原因は、顔と身体が一致してないから!
ローマ彫刻は顔のみのものが多いらしいですが、
当時ギリシャ彫刻への憧れもあり、全身(裸体)の彫刻を試みるようになったとかで、
でも当時のお偉いさんはさすがに年老いた体をさらけ出すのはいやだったようで、
身体部分はわざわざヤングな姿に作り上げさせた?そう。

An Old Head on a Young Body ←テキストに載っていた小タイトル。
お間抜け過ぎる・・・・



Mid-Term結果(言語学)

2005年11月27日 | 人類学(言語学)
これまた今頃なMid-Term結果だす。
言語学のCompara/Historical Linguistics Examは、
け~っこう、難しかった・・・・・・・・かな?

テスト問題は「答えがたったひとつ!」というものばかりではなく
(もちろんどれも正解はあるんですが)
答えを出す作業経過なども点数のうちで、場合によっては
同じ問題でも解答の姿は生徒それぞれ違ったりする。

でもって、そういった問題に関しては特に、
全生徒の解答を見比べながらの採点だったらしく、
その分テスト結果が戻ってくるのが非常に遅れたよう。(教授がのろいのかも)
さて、私の評価は?!


B・・・・でございました。ショボ


一応全問無理矢理解答を出したのだけど、
1問だけほぼ白紙状態で提出してしまい(←わからなかったから)ふっ
そのせいで8点も失いました。
8点分もある問題やったんかい!(ショック)

英語力がいらんクラスだからこそAを取らなきゃ!
なんて思っていたけれど、
語学力関係なしで、わからんもんはわからんのだな~と。おいおい
やっぱ私はアホなのだな~と。


言い訳がましいことを言わせてもらうと、
学期前半(Mid-Termのテスト範囲)はPhonology(音韻論)であったわけで、
私は「Phonology」を単品で習った経験はないし、
2クラス(イントロ&アドバンスド)のPhonologyを履修済みの生徒なんかと比べると、
私には応用問題を解くにはやっぱ多少の限界があるんじゃないかなぁと思うので、
テスト結果がBでも実はあんま気にしてません。
(わからんもんはわからんのだ)←自分に甘い



環境問題:魚

2005年11月26日 | 政治学
えー、なぜか政治学からすっかり遠ざかってるこのブログでありますが、
本日は久々に政治学関連の話題。

ちょっと前、国際環境問題について(少しだけ)習ったのだけど、
その問題の一つとして「魚介類捕獲問題」が取り上げられた。

つまり、
日本がターゲット!

しっかし、西洋人が文句を言うほど
私たち日本人はそんなに魚ばっか食べてるんでしょうか?(マジ疑問)
捕獲量から見て取り過ぎなのは事実かもしれないけれど、
私の実家では魚料理は週1出ればいいほうだったと思うし、
実家を出て暮らしているときもそんなに魚を食していた記憶もないし、
(特に一人暮らしのときは魚料理なんて作ったことなかった)
個人的には、西洋人が思うほど、魚ばっか食べてるつもりはないんすけど?!
問題の鯨だって、小学校の給食で出て以来、一切口にしたことないんですけど?!

ついでに西洋人のアメリカ人だってシーフード結構食べてるし、
実のところ、自分自身、アメリカに来てからのほうが、
シーフードをよく食べてる気がするんですけど?!
(まぁ、主に海老とか貝類ですけども)さんま食べたーい

とりあえず、
数字から見ると日本の魚捕獲量が極端に多いのは確かなようなので、
それは認めるしかない。
が、魚は日本の食文化のひとつだから、
(というか、日本人は魚と米だけ食べて生きているような言われ方だった)←笑った
100%責めることはできないというささやかなフォローもありました。

アメリカが肉の摂取量を減らせと国際社会に言われれば、
彼らは絶対怒り狂うはず・・・
(なんか想像したくない)
(肉命なのは肌で感じてるので)

とにかく、どの国際問題も文化が絡むとややこしいんですわ。
(Human Rightsとかね)


Mid-Term結果(ユダヤ)

2005年11月23日 | ユダヤ
今頃ですが、本日の記事はユダヤのクラスのMid-Term結果。
このクラスはMid-Termはなかったのだけれど
でも一応ペーパーの評価が「中間成績」ということで
それをMid-Term結果として書かせていただきます。


でもって、
肝心の評価はというと、
ぐふふ・・・・(何)


Aーーーーー!!!(叫)

(25点満点中24点)

あぁ~、ユダヤエッセーでAだなんて、夢みたい~。(陶酔)


Aをもらったエッセーは、実はこのクラス2個目のエッセーで、
記事に書きそびれた1個目のエッセー評価は(小説に関するもの)
予想通りのBだったので(21点)、
2個目も同じ感じかな~なんて最初からよい成績は諦めていた。

そしてどうせ同じBならば、後日まとめて記事にしてしまおうと
2個目の評価を待ち続けていたわけなのだけど(なかなか戻ってこなかったのだ)
2個目のエッセー評価は、ユダヤ人生徒を差し置いて(でもないですが)
堂々Aをもらっちゃいましたぁ~~!

しかも教授のコメントで「Good Work! Thank you!」
という言葉をいただき、嬉しすぎて頂点に舞い上る・・・・・・(陶酔)
(実はそれ以外のコメントは字が汚くて読めない)


でも、
3個目のエッセー(今学期最後)が非常に不安・・・

2個目のエッセー以降、現在はたくさんの小説を読まされていて、
つまりそれらが次回のペーパー題材になるわけで、
題材が小説がらみとなると、ちょっと辛いんすよねぇ・・・
だって言葉の裏の裏を読まなきゃなりませんから。ううっ(←不得意)
そこから隠されたメッセージを見つけ出さなきゃなりませんから。ううっ(←不得意)



インターネット情報

2005年11月22日 | 一般教養
留学して初めて書いたリサーチペーパーはENG101の英語のクラスでのもの。
このクラスはEnglish Compositionと呼ばれていて、基本的なEnglish Writingを習った。
(当時わけわからんままWritingをやってなんとなく修了)←つまり全く身になってない

ENG101では色々なかたちのWritingをさせられたのだけれど
学期最後に書かされたものはリサーチペーパーだった。
(確か4ページほど)楽勝!←今ならば

リサーチペーパーを書くにあたり、
情報を集める際の注意事項として言われたのが、
「Websiteは使用不可!」

一昔前インターネットが普及し始めたころなどは、
一般人が情報をWebに載せることはほとんどなかっただろうけど、
今の時代誰でもホームページを作り(Blogも含まれますな)
好きなように好きなだけ情報を発信することができる。
が、その一般人から発信された情報が確かなものであるという保証は(通常)ない。
もちろんすばらしい情報を提供している一般人もたくさんいるだろうけれど、
アカデミックペーパーの資料としては、そういった↑出所が不明確な情報は不可なのだ。

そしてそれ以降、大抵のクラスで同じような指示を受け続け、
Web上のほとんどの情報は当てにならんということが頭にこびりつき
参考程度にちょっと覗く場合を除いて、
WebsiteをペーパーのReferenceとして使用したことは一度もない。(例外もアリ)
(Citeもちょい面倒なのでなんとなく避けている↑)

が、逆にWebsiteをガシガシ利用するよう指示されたことも実はある。

それは前の学期に「内戦問題」のペーパーを書かされたときなのだけど、
書籍やAcademic Journalの情報では多少の遅れがあるため、
政府や国際機関などが発信している「最新Web情報」を使うよう言われたのだ。


よいWebの見分け方のひとつとしてあるのが、
メインページURL最後の部分をチェックすること!
日本のURLがどういうシステムなのかはわからないけれど、
とりあえずアメリカのURLはこんな感じ↓

政府 → Governmentの .gov (ホワイトハウスとか)
団体・機関 → Organizationの .org (国連とか)
教育機関 → Educationの .edu (大学とか)

↑以上3つのweb情報は信頼性のあるものとして見てよいけれど、
コマーシャルサイトと呼ばれる「.com」はアカデミックリサーチには向かないとか。
アカデミックリサーチに限らず、軽く情報を得るだけとしても、
コマーシャルサイトはあまり当てにしないほうがよいそうだす。
(このブログからの情報も怪しいわけで・・・・あわわ)
一見オフィシャルサイトに見える小奇麗なサイトでもURLが「.com」である場合は特に
情報発信者の経歴や情報元などしっかりチェックしましょう☆




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正規の機関の情報が100%正しいと思い込むのもよくないですけどね。
(一応こういう意見も載せときます。↑)