Student ID:再発行

2007年03月20日 | 留学色々
免許の切り替えと同じ日に行ったことは、つい最近紛失してしまったStudent IDの再発行でした。

なぜに卒業した今でもStudent IDが必要かと言いますと、一番の理由は「バス」。実はStudent IDを提示すれば市内路線バスが無料で乗れ、これが通勤にかなり役立っているんです。なんせアメリカには日本にある「通勤手当」が一切出ませんから、通勤にかかる交通費はすべて自腹。ただでさえ収入が低いため、通勤費の出費はほんとばかになりません。本来卒業したらこういう利用法は違反だとは思っていたんですが、留学生の私の場合、大学を卒業してもStudentとしてアメリカに滞在し続けていて、OPTは大学の傘下(I-20)でやっているので、OPTの間はまぁ、いいんじゃないかと・・。というか以前、当時OPTをやっていた韓国人の友だちに、「卒業したのにID使ってもいいのかな~(弱)」、と話をしたとき、「私たちは卒業してもまだ留学生なんだから。つまり学生なんだから問題ないわよ!」と言われ、そういえばそうよね。とアッサリ納得したわけです。

Student IDのバス以外の利用法は、先日記事に書いたように図書館で本を借りる、パソコンの故障などで泣きつくことができる大学のヘルプデスクなど。それに私の場合自宅にプリンターがないので大学でプリントアウトするときにはこのIDがあると便利です。(IDをスライドさせて印刷するので)これら以外にも大学の施設を利用するにはIDは欠かせないでしょうから、卒業後も大学のそばに住んでいるのであれば、IDは絶対に失いたくないもの。そしてIDに載っている証明写真は大事な思い出の姿!なのでIDを失くして再発行してもらうことにしたものの、写真を取り直すことになるかと思うとかなり残念でした。実は編入したときに撮った当時の顔写真を失ったことが一番哀しかったんです。(バカですか?)で・も~♪なんと再発行の場合でも、IDに使われる写真は元からあるものでした。つまり大学側は写真つきでしっかり記録に残してあるんですね。すごいな~。一体どれだけの顔写真が保管されているんだろう。(コンピュータ内ですが)というわけで、再発行してもらったIDの顔写真は以前のまま。あぁ、嬉しい。思い出の自分だもの。絶対にこれは嬉しい。ただIDの背景になっている大学の写真は新しいものに変わってます。(涙)

ついでにですが、卒業したのにStudent IDの再発行が可能ということには驚きました。「卒業したんだから必要ないだろう!」と思われるかと心配だったんですが、卒業生としてIDを使って大学の施設利用は当然できるものとされていますし、実はIDにはデビットカードのように使える機能が含まれておりまして、IDにお金を振り込んでおけば、校内での買い物、授業料の支払いなどがIDでできるんです。こういったこともあり、もしIDを失くした場合はすぐさま大学に届け出なければなりませんし、IDを再発行するまでもない場合、振り込んだ金額を戻してもらうことができるようです。

さて、以前I-20について記事にしたときと同じく、私は今回の留学で4校ものカレッジに通ったため、Student IDが4つもあります。ドッカーン 4年の学部留学で4つのStudent IDを持つ日本人、これはなかなか珍しいでしょう・・・。(恥)

▼こんな感じで編入し続けた私です。
コミカレA: 2002 Fall (約4ヶ月)
コミカレB: 2003 Spring~2004 Summer (約一年半)
大学A: 2004 Fall (約4ヶ月)
大学B: 2005 Spring~2006 Spring (約1年半)

こんなに編入しつつも無事四年で学部を卒業できましたが、これは自分にとって奇跡でありますし、一つの大学に通い卒業する人たちと比べると、私の留学は移動を続けた分、「無駄な」手間やちょっとした苦労もあったと思います。カレッジや住む地域が変われば、そこに慣れるまで色々不便で面倒ですしね。ちなみに大学Aに通っていた頃一緒に住んでいたAちゃんという大学生は、その大学に5年もいた子でした。専攻を変更したため在学が伸びたようなんですが、5年も同じカレッジにいるって一体どんな感じなんだろう?愛着が湧いてしょうがないんじゃないかしら?私の場合一番長くいても1年半ですからねぇ・・・。でもそれでも卒業したコミカレBや大学Bは、自分にとって大事な大事な卒業校であり、そして親しみのある思い出のカレッジたちです。5年もいればそのカレッジを知り尽くしちゃうんだろうなー。(感覚は全くの想像外であります)




Cultural Foundations of Education

2007年03月18日 | 教育関連話
免許の更新に行った日の午前、とある用事があり卒業した大学に行ってきました。(この用事の話は後日)そしてせっかくなので、大学で何か本を借りようと思いつき、教育関連の本を2冊借りてきました。車に乗っていた頃は大学の駐車代を払うのがいやで大学へ行くことはしませんでしたが、車がなくなった現在、この日は同居人に送ってもらい、帰りはバスを使って帰宅しました。この手を使えば気軽に大学の図書館に行けたのに、これまで面倒がって図書館に足を運ばなかった自分が憎い。(大袈裟)ま、現実仕事を始めてから毎日ヘロヘロになっていたので、仕事の後大学に立ち寄るのは体力・気力的にちょっと無理がありましたし、休日は洗濯やら食品の買出しやら、そのほかの野暮用なんかで休みが潰れることが多く、バスを使って大学に行く、なんてことは考えもしなかったんです。卒業した頃は、卒業生として大学の本が借りれ、これで自分で勉強ができる!なんて喜んでいたものの、実際勉強に繋がる行動は全然してなかったわけですね。あぁ、なんてダメな私なんだ・・・。

さて借りてきた本の一冊は大学用テキストです。図書館に行き真っ先にEducationコーナーで本をチェックしたんですが、どれもこれも読みたくなるものばかり!でもどれを選んだらいいのか全然わからん!ということで、コンピュータで検索をし、なるべく新刊のものを借りてみようと選んだ本の一つが「Cultural Foundations of Education」で、これが偶然にもテキストだったんですよ~。こりゃ~、大学院準備に使えるぞ。うひひ。

と言いますのも、大学に通っていた頃は自分の進みたい道がわからず(いい年してこれです(呆))、ひたすら興味の湧いた分野、政治学で卒業しましたが、4年間カレッジで受けた教育に感銘を受け、今後教育に携わる方面に進みたい、と思うようになったんです。でもこれは卒業して湧き出た考えなので、学生時代はEducation絡みのクラスは一つも履修したことがなく、今回借りたテキストが私にとって初めてのEducation!きゃー♪

テキストの見た目もそうですが、テキストを読んでみるとこれはイントロコースレベルのものかな?と感じます。かと言って101番が付けられるクラス用のものでもない。少なくとも200番代(2年生)向けかな~という感覚なんですが、ネットで色々サーチしてみると、このテキストのタイトルになっている「Cultural Foundations of Education」は幾つかの大学院専攻名としてヒットし、そして学部レベルでもこの種はUpper Levelに置かれるようです。つまりこの類は一般教養レベルではなく、それなりに専門的なわけですね。借りてきた本で専門的なことを自分で学べるなんて、かなり得した気分~~。(おい)それに院の教育学部にどういった分野があるのか、このテキストがきっかけで少し知ることができました。教育方面に益々興味が湧きますわ~~。未知なる世界への入り口~~。

このEducation絡みテキストから気が付いたこと。Educationは様々な分野が混ざり合っている!自分が過去に履修した、心理学、言語学、人類学、歴史、そして政治学、これら全て拘わってくるんですよ。これらの科目は将来教育分野に進むために履修したものでは(当然)ありませんでしたが、まさかまさか、ここまで自分の大学での経験がEducationに繋がるとは驚きです。私は最初から教育方面に進む運命にあったのかもしれん。(←バカ?)な~んて、今回借りた本がたまたまそうであっただけかもしれませんし、教育に限らずどの分野もそれぞれ何気に繋がっているものですけどね。はは

ちなみにテキストの内容はかなり読みやすいです。専門分野でありながらもイントロとして使われそうなものなので、素人の私にもすんなり読めます。(テキスト用に書かれたものだし)(ついでに過去に履修したクラスたちで得た知識も手伝って)とにかくEducationの一部の基本を学ぶのにかなり役立ちそうではありますが、ただAmazonの読者感想にも書かれてあったように、このテキストは読んでいて恥ずかしくなるほどMinority贔屓に書かれていて、どの内容をどう受け止めても見事に「白人バッシング」に感じます。あまりにもMinorityに肩を入れすぎな内容なため、基本的なことが書かれてありながらも、基本を学ぶためのイントロコースには向かないかな?とさえ思えます。でも個人的にはこういった見解を学び知るのも悪くない。このテキストから色々教わりたいと思います。未知なる世界への入り口~。(しつこい)



筆記体への道

2007年03月10日 | 教育関連話
筆記体習得のために、本屋で筆記体ドリルを探してみました。まずキッズコーナーへ行き、それらしきものを見つけようとしたんですが、どうも筆記体ドリルはない模様。そこで店内あちこちにあるコンピュータを使い、Cursiveで検索してみたところ、Cursive関連の本(ドリルとか?)は全てOrderしなければならないようでした。どうせ注文するんであれば、Amazonで買おうかなと、帰宅後サーチしてみたんですが、さすが筆記体の授業がなくなりつつあるこの時代、最新のものは一切なく、そしてどれもこれも小学生低学年向けでした。(当然か)

できたら大人向けドリルが欲しいなぁ~と、多少検索ワードを変えてサーチしてみたんですが、やはりそれらしきものがどうも見つからない。大人は筆記体なんて練習しないんですな。トホホ・・・

でも!とりあえず小学生高学年~中学生向けのものを発見し、購入した人たちの感想を読んでみるとなかなかよさそうです。でもそれは10ドルほどのものなので、送料のかかるAmazonでは注文せず、結局Borders(本屋)で注文いたしました。本の注文はレジの人にするのかな?と思っていたんですが、コンピュータ上でOrderができるようで、そこでささっと注文手続きができました。しっかし、本屋も進化してますなぁ。だいたいアメリカに来て本を買おうとは一度も思ったことがないからか(今や本は借りて読むもの)、本屋に行った事はほとんどないし、店内でサーチやオーダーができるコンピュータの存在も知りませんでした。(恥?)

メールで注文確認の連絡が届き、あとはドリルの到着を待つのみです。ドリルを使っての筆記体練習も楽しみですが、著者がどういう意見や解説を書ているかなども気になります。なので今回わざわざ購入を決めたんです。これも教育にかかわること。無視できませんですよ。(ぷっ)


さて今日職場にて、前部署で一緒に働いていた、移民ルーマニア人Vさんにあるものを渡されました。


それはコレ▼




な~んと、Web上で見つけてくれたらしい筆記体練習コピーでした~。数日前、筆記体を学びたいと話をしたことを覚えていてくれ、ご丁寧にプリントアウトしてくれたんです。(画像ではわかりませんが、10ページほどあります)「わー、私んちプリンターないから印刷できないのよー。ありがとー。」と言ったら、「そうだと思ったからプリントアウトしたの」と言われてしまいました。私の貧乏さをよくわかってらっしゃる・・・。(笑)

筆記体で表されたそれぞれのアルファベットの横に、ブロック体でこれまたご丁寧にメモ書きまでしてくれてありまして、そこまでしなくてもわかるんだけど・・・・と一瞬思ったんですが、手書きしてくれたアルファベットはルーマニア語で使われるアルファベットのようでした。うーん、これは面白い!ちなみにこのVさんはどういう人かと言うと、ズバリ普段は冷めてます。以前一緒に働いていたとき、職場で腹立つことがあるたび私がぷんぷん怒っていると、「そんなのいちいち気にしないの!」とよく言われたもので、ぐうたらな若者に対しても、か~なり冷めた態度です。(無関心とも言う)でも今回のようにWebの情報をプリントアウトしてくれたり、仕事探し頑張れといつも励ましてくれたり、親切で心優しい人なんですよねぇ。(彼女も大学院を出てその道の仕事探し中)

で、もらったコピーの筆記体を見て、小文字は問題なく覚えているが、大文字の記憶があまりない。ということに気が付きました。それぞれの筆記体アルファベットはすぐに覚えられますが(当然ですな)、文として繋げて書くにはかなり練習が必要そう。ドリルが届くまで、もらったコピーを見ながらぼちぼち書いてみます。とにかく筆記体で早くキレイに書けるようになるのが目標!やはり文字はきれいに書きたいものですよね。



筆記体(cursive)

2007年03月04日 | 教育関連話
少し前に読んだ新聞記事に筆記体のことが書かれていて、現代のコンピュータの普及からアメリカ人は手書きで文章を書くことがめっきり減り、筆記体が書けない人(子供)が増えているそうで・・・。

私が筆記体を習ったのは中学に入ってからで、それを結構楽しく練習したものです。当時は好んで筆記体を使ってノートを取っていたと思うんですが、高校に入って勉強を放棄して以来、もしかしたら筆記体など書いたことがないかも・・・(汗)その後社会人になり、自分で英語の勉強を始めたものの、それは主にリスニング中心だったし(ラジオ英会話とか)、単語や文法を覚えようとする場合にも、筆記体では見づらい=覚えづらい、ということで、使う書体は常にブロック体。ましてや文章を書くという勉強は一切したことがなかったので、英語に触れながらも筆記体には長年無縁でありました。

久しぶりに筆記体を書くことになったのが、留学に向け受けたTOEFL試験場で。それは試験前に記入させられた書類の一部で、合意文とでも言いましょうか、用紙に書かれた文章をそのまま書き写すだけなんですが、それを筆記体で書くよう指示を受け、一瞬にして固まった私であります。だって筆記体なんてほとんど覚えてないよーーーーー!!!(汗)

初めて受けるTOEFLで、しかも留学がかかっている。その文書を必要以上に?重要に取った私は内心「どうしよう、どうしよう・・・」とおろおろしてしまったんですが、「筆記体が書けないのでブロック体で書いてもいいですか?」とバカまるだしで質問したところ、筆記体でないとダメだとのことで(←担当の人は目が点になっていた)、仕方なく遠い記憶を辿りながら無理矢理筆記体で文書を写しました。あの筆記体果たしてあっていたのだろうか・・・。(エラーがあっても全然問題ないはず)

その後無事留学し、4年間カレッジに通いましたが、学校で筆記体を書いたことは恐らく一度もありません。ペーパーは当然タイプするものだし、In-Class Essayでは常にブロック体を使い、筆記体を使うとしたらはんこ代わりのサインのみ。でもこの筆記体が書けないということが、多少なりとも成績に影響していたんですよねぇ・・・。(多分)

というのも、筆記体に比べブロック体は書くのに時間がかかる。時間制限のある中でのエッセーは早く書くことも重要で、のたのたブロック体で文字を書いていると制限時間などあっという間に過ぎてしまう。ただでさえ問題を読み、考え、英文にまとめるだけでもアメリカ人より遅いのに、紙面に書き表すことにすら時間をかけていては、時間内にまとまったエッセーが書けるわけがない。(出来る人はできます)実際頭の中の英語に手が追いつかない感覚はいつも味わっていましたし・・。

これは外国人である、頭の悪い自分に限った話ではなく、ネイティブたちにも同じことが言えるようで、たとえばSAT(大学進学に必要なテスト)のエッセー問題では、使う書体が筆記体かブロック体かにより、微妙にスコアに差が出ているそうなんです。つまり素早く書ける筆記体を使った生徒のエッセーは、問題に対する解答がしっかり書き上げられていることが多く、逆にブロック体の場合、エッセーが完成されてないことがあるようで、これは書くスピードの違いから出るものですよね。(それだけに限らんが)

あぁ、自分も筆記体でIn-Class Essayを受けていたら、もうちょっとマシな成績取れたかも。(違)

教授は筆記体のエッセー回答はあまり読みたくないそうですが。(つまり読みづらいから)おいおい

この記事を読んだことがきっかけで、筆記体が素早くきれいに書けるようになりたいと思いました。まずは筆記体ドリルなんて買って訓練しようかなぁ~。