American Educational History

2007年06月18日 | 教育関連話
↑これは文字通りアメリカの教育に関する歴史のテキストで、内容やテキストとしての作りからして、どうも教育入門コースの一つに使われそうです。それにしても、こういったテキストを読んでいるとまるでまだ学生をしている気分になってしまう・・・。これまで何冊かのテキストを読んで自分なりに学んできたことを考えると、それらは最低でもカレッジ3単位分に相当するんじゃないかと思ってしまう・・・・。(←図々しい)

さて歴史といえばコミカレで西洋史を履修したとき、歴史というものは過去の政治を学ぶものだとつくづく感じたんですが、Educational Historyも同様に政治色がかなり濃く、教育と政治は切っても切れない関係にあるようです。政治の知識は教育に携わる上で重要な基盤なんでしょう。(←以前はあまりわかっていなかったこと)そしてこの政治色バリバリなEducational Historyを読んで、これがいくらLower Division Courseレベルの易しいものでも、もし自分がコミカレ時代あたりに読まされてたら、さっぱりチンプンカンプンだっただろうな~、といつものごとく意味なくしみじみ・・・。

というのも、たとえLower Division Courseレベルのものであっても、Educational Historyを理解するには、まず政治の基礎知識が少しでもあるかとか、アメリカ社会形成をある程度把握しているかとか、アメリカの歴史的背景に関し予備知識があるかなどにかなりかかってくると思うんです。(プラスそのあたりの単語が身についているか)そういう意味で、Educational Historyは外国人の留学生にとって扱いにくい科目になり兼ねないんじゃないかと・・・。恐らくこの系統のものはPre-Requisiteもないでしょうしね。(あるのかも)もし留学で教育分野を目指しているのなら、この手のクラスはアメリカ史や政治のイントロコースを履修してから取ったほうがよさそうですよー。(一体何をアドバイスしているんだか・・・)


このテキストにはもしかしたら生まれて初めて自分が触れた題材があり、それは教育絡みのNative Americanでした。アメリカで教育を受けた元・今更留学生の私でありますが、アメリカ社会問題で知っておくべきと言えそうなNative Americanについて、実はこれまで一度も関ったことがないんです。ま、正確には副専攻のために履修した「Social Anthropology」のクラスで、一部のNative Americanの生活や社会について習いましたが、それはアメリカとの関係を示すものではなかったし、おまけに大学レベルで最もたいくつで興味が持てなかったクラスだったんですよ・・・。異文化に興味が持てないと言うと、ものすごく失礼なことを言っているような気がするんですが、これの場合、教授の教え方に問題があったんじゃないかと・・・・。だって何事にも感動して吸収したくなる頭空っぽな私が「つまらない」と感じるのはよ~っぽどのことだと思うんですよ。なんとか得るものがないかと自分なりに期待し、努力したつもりでしたが(いや、努力はしてないかも)、結局最後までたいくつで終わったこのクラス。ひたすら相性が悪かったのかな。ボソ

留学中に履修した、アメリカ史前期(建国前から建国まで)はもちろん、Intro American Government、はたまたContemporary American Foreign Policyのそれぞれではアメリカの歴史を辿ってきたようなところがあります。が、どのクラスでもNative Americanについては全く触れられず(現代American Foreign Policyは仕方ないか?)、Native Americanに対する自分の意識も知らずのうちに省かれていたような気がします。ヨーロピアンがアメリカ大陸に進出し、Native Americanを追いやったということはなんとなく知っていても、結局のところただそれだけ・・・。それに黒人差別のようにアメリカ社会で問題としておおっぴらにされていないせいか、私の住む地域ではマイノリティー:Native Americanの話題も全く見かけません。(気付いてないだけか?)がしか~し、Native Americanたちが受けた被害やその結果などを教えているテキストは当然あり、しかもそれは教育に関わることだったので、突然Native Americanに興味を持った私です。


内容空っぽのまま次回へ続く。




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