今日は星野たかし港区議と、白金高輪駅前での宣伝からスタート。
町工場も残り、一方では再開発でできた高層ビルもそびえ、新しい住民も多い地域です。新住民の方々のチラシの受け取りが、最近よくなっています!
今日は千代田区役所に行ってきました。
日本共産党千代田地区委員会と共産党千代田区議団として、共産党区議団の区政アンケートに基づいた、110項目の2009年度予算要望書を区長当てに提出しました。区からは大山恭司副区長、政策経営部長、企画財政課長に対応していただきました。
私からは、千代田で子育て中であることも自己紹介し、幼稚園、保育園の先生は正規職員として雇用するよう求めつつ、緊急保障制度での区の窓口対応の努力に敬意を申し上げ、国への要望なども伺いました。
副区長は、景気低迷で、法人事業税や地方消費税などの税収減を懸念しながら予算策定しているが、基礎的自治体として役割を果たしたいとの話がありました。輸出頼みで、「アメリカがこけたらダメになる」式ではなく、内需をあたためないといけないとのお話もあり、ここでは一致したと思います。
子育て関連では、おむつかえのスペース、授乳室がない図書館がある点について、区としても「まずは公共施設から」ということで児童館につくる予定との回答もありました。
介護保険の減免については、「低所得者向けの何らかの救済を内部で検討している、保険制度なので難しい点はあるが」とのこと。
保育園については、「保育園に入れそうなのでよそから越してくる子育て世代もいる」と述べられ(私の周りにもそうした方はいます)、「待機児ゼロのブランドを維持したい」が、「認可保育園だけに頼ると進まない」との立場でした。
認証保育所をめぐっては、飯島和子区議が「せめて区内では、社会福祉法人に限るなど、できないのか」と尋ねましたが、この間営利企業が参入し、無責任な虚偽申請・補助金不正受給、2ヶ月での閉園など、問題が次々明らかになるなかでも、「区は意見はつけるが、都の責任で認証する制度だから民間企業お断りとは言えない」との趣旨の答えでした。
副区長のお話では、「高齢者と子育て支援に重点」と言われるのですが、千代田区として、親子の願いを受け、保育の公的責任を果たす真剣さは感じることはできませんでした。
ところで、
保育所設置の根拠になっている児童福祉法は、日中、保護者が世話できない子どもは、「(区)市町村」が保育を保障しないといけないという内容です。
そして、保育園はどの子にも等しくサービスを提供することが重要です。だから、保育料は、園にでなく、区市町村に払っています。区市町村は、運営費を(平等に)園に払います。保育料が安いから保育内容を削る、ということは許されず、いかなる場合も「保育に欠ける」子どもの保育は区市町村が保障しなければなりません。「十分遊べないよ」「ちゃんと食べられてないよ」「寝るスペースが狭いよー」「何とかして」と子どもは言えません。子どもの育つ権利を守るのは大人の責任です。
規制改革推進会議などは、乳幼児の生活と発達を保障する保育最低基準や幼稚園設置基準を、市場競争の「規制」としてとらえ、緩和・解体を主張しています。
直接入所方式にされてしまえば、区市町村の保育実施の責任をなくしてしまうことになります。親が「選択」できるよう、国と区市町村は、現行制度をしっかり生かして、保育所を整備する責任があるのではないでしょうか。
ただでさえ日本の「家族政策に関する財政支出の規模(対GDB比)は、30カ国中26位です!
スウェーデンやフランスは、日本(0・6%)の5倍です!
フランスの様子の一端は、映画「シッコ」で観ることができますよ。