「ソルフェージュ」?って?「リトミック」?どう違うかというご質問がありました。
ソルフェージュとリトミックは目指している目的が違います。
ソルフェージュはフランス語です。世界的に名高い音楽家を輩出しているパリ音楽院にはソルフェージュ科があります。日本の音大の受験にもソルフェージュの試験があります。
ソルフェージュは音楽の基礎能力(楽譜を読む力、音感、リズム感など)を高めることが目的で、音楽そのものの上達を目指します。
一方、リトミックは音楽と身体的動作を組み合わせ、感覚機能や表現力、コミュニケーション力などのヒューマンスキルを育てることが主な目的で、音楽はそのための手段となっています
どちらも幼児の音楽教育にとって大切ですが、ソルフェージュは「音楽の基礎力」、リトミックは「音楽を通じた総合的な人間力」を育てる点が大きな違いです。ソルフェージュはお勉強的な要素が強く、リトミックは体を使う運動的な要素があるようです。
どちらも似ているようで、目的が違うのでリトミックはかなり小さいお子さんからできますし、ある程度大きなお子さんでピアノ等楽器をしたい場合はソルフェージュから学ぶという選択があります。
ちなみに、うちの教室は「音大受験のソルフェージュ」のほか、「幼児のためのプレピアノランドコース」でリトミックを取り入れたソルフェージュをしています。