寝屋川市~香里園 | ピアノ ボイストレーニング教室 Abe Music Studio

指導歴45年、
だから感じることを書いています ♬
グランドピアノ3台あるお教室です♪

ハーバード流育脳レッスンの教科書⑯人間性知能

2021-06-30 | 音楽

今やAI(人口知能)が人の生活分野にまで入ってきています。コロナ禍もあり、人がいなくてもできることも増え、私の教室もほぼ毎日、オンラインレッスンはしています。しかし、人間が考えることや行動することが劣化しないよう、人間力はつけたいものです。AI時代に必要とされる能力は「創造性と想像力」「精神的な柔軟性」を芸術が育てる能力になるそうです。(芸術体験の移転効果/リッテルマイヤー)

脳科学者:澤口俊之氏インタビューの表より

習い事ではピアノが一番人間性知能が高いことの証明が。

学習塾の浜学園に通っている生徒が、ピアノは頭がよくなるから続けた方がよいと言われたと、もう常識になっていたのですね!


ハーバード流育脳ㇾッスンの教科書⑮声のジストニア

2021-06-21 | 音楽

先日の「徹子の部屋」(テレビ朝日)で歌手の伍代夏子さんが声のジストニアであることを公表されたとのことです。

歌手の命である声が出なくなるとは大変辛いこととお察しします。

けいれん性発声障害で、声を出そうとすると喉の筋肉が勝手に動いてしまい、首を押されているように息苦しさが続いて声がでなくなるという正しく、ジストニアの症状です。でもジストニアトとわかるまで、ずいぶん時間がかかったそうで、それで皆さんにも知ってほしいということで、公表されたそうです。

本当にジストニアは知らない方が多いわりに、かかっている人が多い病気で、真面目で、完璧主義の方がなりやすいので注意です!

それで、もう一度練習方法を見直していただきたい。

ハーバード上級講師が時間ではなく成果、時間を減らし工夫して結果を出す方法を見出すこと、先に考えて行動することができる人とあげています。

取りあえずやってみるではなく、目的を定めて、一切無駄な動きをせず、イメージトレーニングはスポーツの世界ではかなり浸透してきたと思います、スポーツや芸術は体のトレーニングなしでは考えられませんが、その練習を長く続けて体痛まない?と疑問はもった方がいいでしょう。

上昇志向が強い人、真面目な人、完璧主義者、の人は長時間練習しないと不安に陥るのも事実です。

先に攻略法を考え、ストップウォッチをもってできるだけ体を動かす時間を短時間に集中して、成果がでればokみたいなことをしてみるのがよいかと思います。長時間動かせばできるようになるという達成感は忘れて、思考なき行動はリターンが無いということをよく言い聞かせましょう。

短時間で成果が出れば自分にも余裕ができ、楽しく過ごせることになります。

初めにこれを身に着けておくと楽です、それには初めの段階でいろいろ視野を広くもっておくことです。

今うちの生徒さんはハンマーを見ながら弾くことにはまっている子が多く、そうすると音質が目でわかるので、耳で聞くよりわかりやすい。

いろいろ工夫して楽しい練習で成果を上げられればと思います。

 

 

 


ハーバード流育脳レッスンの教科書⑭子供がやり抜く力

2021-06-17 | 音楽

ピアノは、もともと西洋人の男性のサイズで作られているので、日本の女子にはなかなか手ごわい楽器。

ピアノは女の子の憧れだけでなく(うちの教室の小学1年生は圧倒的に男子が多いのですが)、私たち世代だと脳の活性化?にも効果的です

 

新学期になると子供たちの成長に感動すら覚えます。

背丈だけではない、心の成長です。

強くなっています。へこたれない、投げ出さないのはこれからの人生にきっと役に立つはず


ハーバード流育脳レッスンの教科書⑬無駄のない効率的な練習

2021-06-12 | 音楽

ジストニアはピアノに限らず、声楽、スポーツにも出る病気です。

無意味な反復練習を繰り返すことで脳を酷使することで体に出る麻痺です。

では、対策としては、できるだけ練習しないこと?と言ってしまったら

ピアノはそんなわけゆきません!ジストニアになる人はプロの方が多いので、子供たちがそんなに怖がることはないと思いますが、私の生徒さんにおすすめしている練習方法とは。

①楽譜をよく見て、作曲家の思いをどこまでくみ取れるか探ること。

できるとこまで楽曲分析すると結構練習しなくても弾ける箇所と無理だわ~というところがわかります。

私が受けているレッスンも新曲は楽曲分析だけで1回目終わり、先日の上杉先生も、バッハインベンションのセミナーをするために一週間ピアノを弾かないで机の上で考えたと言っていらっしゃいました。

コンクールの審査員の先生方も何を聴いているのかうかがうと、どれだけ分析している演奏かと聞いているそうです。

この頃コードネームのついたブルグミュラーやソナチネが出ていますが、楽曲分析に便利です。それを感じられているかです。楽曲分析は発表会の時に全員が提出することになっているので、うちの生徒さんは、慣れています。ピティナの学習ノートも使用しています。 

②指使いをよく決めておく。曲は人によって指使いは違います。年齢によっても違います(教育的な練習曲は別)指使いを迷うと弾けなくなるので、コンクール前は特に気を付けます。アーティキュレーション(記号)や表情も最初から気を付けます。

③ピアノを使わずイメージトレーニング。これで半分弾けます!これで半分弾けないということはわかっていないということです。目を閉じて次の手のポジションが取れないのは音がわかっていないか鍵盤ポジション感覚がないか。指をどのくらい上げればどんな音色が出るかを想像できないと弾いてもできない。

④歌うこと。ソナタだって最後まで歌いきれる。歌うことで体にエネルギーが沸き、魂が吹き込まれ曲が生きているものになります。

⑤弾けないところを重点的に練習しますが、なぜ弾けないかを考えましょう。

⑥生徒さんに良く言う言葉、一回しか弾けないよ!コンクールだって、発表会だって一発勝負!無駄な練習しないで一番

よい弾き方でいつも弾きましょう!

~★~♪あとは、肩や、手首に力が入りすぎていないか、できるようになったらできるだけリラックス~★~♪

スポーツもピアノもなんでも?初めに正しいフォームは大事だと思います。体幹がしっかりしないと反対に力が入ります。初めてのレッスンではそのことをものすごく言っています。この頃の人は姿勢が悪いので。力が入ったらリラックスできない。それはしんどいだけです。集中力はいるけれどその先に桃源郷が待っていないと!

ピティナやアルカスのコンクールも課題曲が出ました。くれぐれも練習には気を付けて頑張りましょう。


ハーバード流育脳レッスンの教科書⑫ジストニア

2021-06-06 | 音楽

【ジストニア対策】

無駄のない効率的な練習を考える

① 新しい箇所・難しいところは練習の始めから頑張りすぎないように。

② まとめて一気に練習する必要性はなく、毎日少しずつでも効果あり。数分の部分練習をいくつかの空き時間にあて、

一か所集中せずあちこちの箇所をするもよし。

③ イメージだけでは、ジストニアに関わる「運動野」と「一次感覚野」は休んでいる。しかし、運動イメージの形成はきちんと行われている。→イメージトレーニングでも十分に運動学習効果が得られる。

④早期から適切な運指の考案を進める。音楽的な要素を読みとり、それを実現する身体の動きを考える。

ピアノは長時間弾けないところを反復練習すると弾けるようになるという原始的な?な考えではなく、合理的に弾ける方法を楽しく考える。真面目で粘り強い人ほどかかりやすい病気なので要注意。

~♪具体的な練習に続く~

 

 

 

 


ハーバード流育脳レッスンの教科書⑪ジストニア

2021-06-05 | 音楽

ジストニアは誰でもなりうる可能性があります。

ピアノの反復練習はみな上手になりたいために一生懸命する行為。

その一生懸命練習した行為の先に待っているのがジストニア。

 

【原因】

① 長期の酷使がジストニアの誘因となっている

② 脳の中での抑制系の低下が見られる。特に運動系だけではなく感覚系の抑制低下が問題となっている。

③ 抑制低下の結果指先からの入力に対して、空間・時間的に選択性が低下してきている。

④ 選択制には、周辺抑制というシステムによってもたらされている。

⑤ 結果的のジストニアは周辺抑制がはずれて、1本1本の指を独立して動かすということが困難になっている状態といえる。

⑥ こうした変化はおそらく脳が演奏に過剰適応した結果ではないかと考えられる

     ( Rosenkranz et al,Neurology 2008)

 

ようは、ジストニアは運動系の要因より、感覚系の麻痺が脳に表れて普通の感覚でピアニストの指が動かなくなること。

シューマンやスクリャービンなどジストニアト言われています。

~♪ 次に続きます。


ハーバード流育脳レッスンの教科書⑩ジストニア

2021-06-01 | 音楽

よく何時間練習したらいいですか?と質問を受けます。

その時はできるだけ短く!とお答えしています。

練習は長時間すればよいという考え方がまだ、一般的ですが、私は昔からできるだけ短くと思っています。

簡単に言えば先生が指導がうまく、生徒さんが呑み込みが早ければすぐレッスンは終わりますよね。

それはそれなのですが生徒さんにいつも言うのは、間違った練習法で練習すればものすごく下手になり、最後は手が動かなくなると

ジストニアは正しい練習をしても手が動かなくなる脳の病気です。

腱鞘炎とは違います。

聴いたことがない病名かもしれませんが、ピアニストにはすごく多く私の身近なピアニスト2名がこの病気です。

ジストニアとは筋緊張異常のためにおこる不随意運動および姿位の異常

自分の考えとは違うように力が入って手がこわばり、動くかなくなるということ。

初心者が脱力できていないのとは、わけが違います。

ピアノがうまくて練習が好きで真面目な人に多いのが辛いです。

10万人中500人以上が発病、遺伝素因は高くないとされる(大阪大学研究)

 

次には、ならないための練習法をお伝えします!