グランドピアノの調律と譜面台のメンテナンスをして今年も終わります。
この時期少し前になると、クリスマス準備でなんとなくワクワクしたものです。
子供の時に近所の大きな文具店にクリスマスカードを壁から天井にいっぱい張り出していた光景を思い出しました。外国の友達、従弟などには毎年クリスマスカードを選ぶのが楽しみです。
父が子供の時に本物の木にクリスマスツリーを飾ってくれました。それ以来ずっと60年あまり生木にオーナメントを飾っていましたが、なんと・・・今年枯れました
初めて造花のクリスマスツリーを購入しました。どこにしまうのでしょうか……
年末の音楽は「第九」と言ったら中学生に知らないと言われました。私はフェステイバルホールで2回ほど歌いましたが、今は合唱はご時世的にやらなくなりましたね。あとはヘンデルのメサイヤ「ハレルヤコーラス」バッハの「クリスマスオラトリオ」も歌った経験があります。昔のほうがよく聴かれていましたが、宗教曲なのでキリスト教ではなくても音楽としての美しさは伝わるものだと思っています。
で,中学生と聞いた曲は、世界平和もこめて「HappyXmas」
この時期になると、クリスマスソングが歌いたくなります。
本当にポップスの名曲からクラシックまでいろいろあります。
生徒さんから持ち込まれる曲も多く、マライアキャリーの「恋人たちのクリスマス」が歌いたい!「ハッピークリスマス」の弾き歌いがしたいなど様々。
どれもクリスマス気分が掻き立てられます。
私は、静かに讃美歌かな。
本日は今年ずっとドイツリートをレッスンしている方と「野ばら」ドイツ語の発音の確認をしました。やはりイタリア語や英語より難しいようです。私もドイツ語が喋れるわけではないのですが、幼い頃からシューベルトの歌曲やウィーン少年合唱団を聴いていたのと、ドイツ語圏が好きで若いとき旅行をするためにドイツ語を習っていましたので耳なじみは?あります。
ドイツリートは歌詞が先に詩として成立しているので、読み解いていく必要があります。
イタリア歌曲のように恋愛についてより、人生の悲しみを掘り下げたものが多く深い声音が求められます。ネイティブでなければ歌えないではなく、良いものはそれを越すものがあるので挑戦はするべきでしょう。
2人目の声楽の方は宝塚音楽学校の模擬試験曲「春の日の花と輝く」、堀内敬三さんの訳詞は言葉が難しく若い人にはわかるかな?というぐらい古語に聞こえますが、でもなんとなくわかるでしょう。
音楽は言葉の壁を越えます。でもより深くかかわるのならこちらが寄り添って勉強しましょう。
ピアニストの反田恭平さんがショパンコンクールに挑むため、良い音をだすために体重を増やしサンドバックをたたいていたこと。また、手の第三関節の付け根にすごい筋肉がついていて、特に親指の付け根には広げるためについた筋肉があり、広背筋は大きな音を出すために発達しマッチョピアニストだと自負されています。
そうしないと、オーケストラでラフマニノフは大変なのでしょう。
西洋の男性のための楽曲は、なかなか日本の華奢な体形では力が入って余裕のない音になってしまう。
繊細な音を出すため、第一関節の支えはいつも小さい生徒さんにも鍛えるための努力はしてもらいます。
入会の時にお渡ししているクリップ。これはただのクリップではございません。
とても固く関節を鍛えるのに丁度いい硬さです。毎日パクパクやっていたら強くなります。
広背筋と大胸筋が縮こまらないように、「おへその上を上にのばしてー!」というと姿勢がよくなってくれます。そうしないとまずは体が使えない。
まずは体づくりをめざしましよう。筋トレ教室
今年も、あっという間振り返る時期になってまいりました!
先日お友達の先生から、『ヘバーデン結節』『ジストニア』に悩む先生方の奏法についてのお話に誘われました。
私の右手はヘバーデン結節とこわばりがあります。(私の場合は、遺伝・年齢・指の酷使が原因らしいです)
今年の発表会で生徒の声楽の伴奏をした時、連弾の会の練習をした時、に痛みを感じましたのでピアノは長時間弾くのは無理かなと思ってました。その後色々な奏法を探ってある程度痛みのない奏法でレガートが美しく出る自分なりの弾き方に到達しました。
たちえりな先生がピアノの鍵盤は50 G で下がる、そして8 mm 下げたら音が鳴る、このことを頭に入れて余計な力をなるべくかけないで弾くように言われました。頭も身体も緩んでいるように、自由に弾きましょうと!
何かがんじがらめになっていませんかと?
ジストニアとは真面目な人が一生懸命練習してかかるものです。
えりな先生が提唱するお豆奏方は従来の弾き方とは真逆なこともあります。でもそれで痛みから解放された方もいらっしゃいます。自分の体と耳でしっかり考えていきたいと思います。