寝屋川市~香里園 | ピアノ ボイストレーニング教室 Abe Music Studio

指導歴45年、
だから感じることを書いています ♬
グランドピアノ3台あるお教室です♪

㉒育脳ピアノレッスン ピアノと脳科学「プレ・ピアノランドコース」

2022-05-30 | 音楽

この頃、「ピアノをすれば頭がよくなる」という言葉が一人歩きしていて、簡単に使っている方が多いのですが、いろいろな論文を読み、ピアノにどういう脳の働きがあるかご存知でしょうか?

当教室「プレピアノランドコース(4歳~7歳)」でメロデイラインを楽譜に色鉛筆で書き込むことを徹底させているのですが、最初はなに?と思うようですが、楽譜を「形」としてみる癖をつけてもらうためです。楽譜は時間軸と音楽軸をグラフ化したものなのでまずは音楽として目で見た情報を音の世界で感じてもらうようにします。上に上がれば音符の位置も上がってくるし、下がれば低くなる、跳躍や音程感も見た目でわかる。そして今聴いている音の次を読み取る(ここが大事!)まずは頭をフル回転させてピアノ脳を作ることが第一歩です。これができないと長時間の暗譜ができなくなり(指が勝手に覚えていると思っている、人が多い)危険です。音楽は数学だと言われるぐらい拍子、テンポなど数字で表せます。それを感じる脳を使えているかでピアノを習えばだれでも頭がよくなるとわけではありません。指導者が脳を刺激する教育ができるかです。

~~次は、目と耳を伴う運動について~~。


寝屋川市アルカスジュニアピアノコンクール2022年課題曲

2022-05-24 | 音楽

地元のコンクールの日程が決まりだしました。

ピティナコンペティション(全日本ピアノ指導者協会のコンクール)は昨年から、動画での参加で準本選・課題曲チャレンジなどが挑戦できるようになりました。ショパンピアノ国際コンクールも予備予選の前に演奏動画を送るようになっています。

地元でのコンクールはやはり、会場で生の音をホールいっぱいに響かせることになりました。

ただ、いつも頭を悩ますのが日程調整

アルカスジュニアピノコンクール予選10月8・9・10日は運動会と重なるかもしれないし、地元のピアノフェスティバルと重なるし、アルカスコンクール本選11月26、27日はピティナピアノステップと重なるので、生徒の振り分けを考えて10月、11月は皆さん対外試合い よい経験をして一回り成長して帰ってくるのを楽しみにしています。

アルカスジュニアピアノコンクール2022年詳細


育脳教育㉑プレピアノランドコース

2022-05-22 | 音楽

発表会の感想を全員(70代~5歳)に聴くことができました。うれしいことに『自分てすごーい」と、自分自身の成長を喜べて教える側も共感できることはこんなにうれしことはありません。

「幼児のためのプレピアノランドコース」をやり始めた10年前は、ピアノを習いに来たのに何でピアノ弾けないの?姿勢のことや手のフォームばかりでなんでピアノひけないの?と思う方も多かったと思います。でもよく考えればわかることで、ピアノは西洋の男性ののための楽器で(ピアニストや作曲家も男性が多い)小さな日本の女の子はハンデがあります。外国は10歳ぐらいで始めるのに日本は3歳で問い合わせがあります。それも3歳の子でも、親指の力が強く小指が弱い、薬指は上に引き上げにくい、親指は横に潜るように曲がることがわかるのにそこを考えないで指を動かすととんでもないことになります。脱力できない手ができます。そうなるとスタインウェイで弾いてもキーボードで弾いても音の違いが判らなくなる。プレピアノランドの理念である『センス」とは違いがわかること!なんです。

10年以上このコースをやり続けてやはり確実に皆さんのセンスが上がってきたのは、出てくる音色を聴いてわかります。

昨日中学生のレッスンではバッハの平均律1番プレリュードをコードで分析(単純な音型が生き生きしてくる)し、これを使った有名なグノーのアヴェマリアも歌いました(声楽も教えているのでついでに調子にのってシューベルトのアヴェマリアも)5歳の生徒にはモードは教えても説明はしませんが、年長の生徒にはなぜこれがト短調でなくGエオリアンモードなのかも説明しました。




先生に知識がなければ広がらないセンス、たかがピアノだがどういう学び方をしたかがその生徒たちの将来の人間力に関わってきます。だから一所懸命私も学ぶ力を鍛えるので、ついてきてね

 


育脳ピアノレッスン ㉑学ぶ力

2022-05-12 | 音楽

発表会が無事終わってからのレッスンが始まりました。

これから今年のコンクールの予定や来年に向けてのことをお話をしながら、発表会の感想を聞きました。とても楽しかった!と 皆さんの努力の上の一流の言葉です。ワンランク上の楽しみです!

この言葉は軽々しく使うと、簡単!楽!やさしい!と,とらえられることもあります。でもそんなことはあるはずもなく、コンクールの本選用に選んだ曲や一流の作曲家、まだあまり弾かれていない現代曲など簡単に弾けるような曲はないはずで、楽曲分析のレポートも全員が提出しどれだけ練習を積んでくれたことか!

これは『学ぶ力』『教わる力』が生徒さんにあるということです。譜面を見ただけでもわからないリズムや音があり、それを弾きこなせるテクニックもまだない場合は、この「学ぶ力」「教わる力」がないと上達しません。先生に教わったことは難しいこと、理解できなくても一流の生徒はついていきます。そして長い時間をかけて自分のものにしていきます。正しく教わるということはそういうことです。昨日のレッスンで、短調?長調?ではなくドリアンモードの曲とまだ理解できなくても教えておいて今わからなくてもいつかわかるようにしておく、それが一流のレッスンです。けしてわかりやすい、納得できた、理解できたとか簡単にはいかないほど奥が深いのです。だから時間がかかる、でも生徒さんの成長が発表会を通してよくわかる。

70代の生徒さんから発表会当日に「娘から(元生徒)お母さんは幸せ者だね、その年で成長できて!」と言われました。先生のお陰ですとお礼を言っていただきましたが、学ぶ力、教わる力がある一流の生徒さんだから上達して楽しめたのですよとお返ししました。

けしてスクールビジネスのお客さんではないのです。「褒められたい、認められたい、やさしくしてほしい、」お客様扱いしてほしい二流の生徒は上達はしません。

今月は8年目の上杉先生のバッハセミナーですがついていくのに毎回必死(ついていけてないかも?)、来月は20年教えていただいている勉強会で演奏しますが、先生からだめだしばかり!ずっと続きます~~~~~~~ 一流の先生についていくのは必死一流の生徒になるのも必死

 

 

 

 


アルカスホール発表会

2022-05-02 | 音楽
昨日、無事発表会が終わりました!





43回目でしたが、ピアノ2台デュオで始まり、アンサンブル、ボーカル、ピアノソロというプログラムでそれぞれの個性を発揮できたと思います。

43回目になってもまだまだ、勉強するやら、反省することが多いのですが、それが楽しいと思えるようになりました。

演奏してくれた皆様、見守って頂いたご家族ありがとう!

来年もがんばります。