心地良い音とは

レコードが売れていると、よく聞くようになりました。

今やスマホの中に音楽はいっぱい入っていますが、新曲もスマホでお金を出せばダウンロードできる便利な時代なのに？

私はレコード世代です。高校・大学時代の大事なレコードたちはまだありますし、プレーヤーも残っていますが、かさばるし指紋や傷つかないようにお手入れも大変で、針が飛ばないよう緊張して聴いていました。

レコードは自然に近い音で心地よく、再生音域がCDより広い、初めてCDを買ったときもの足りない感じがしました。熱の伝わり方？臨場感？同じアーティストの同時期録音でCDとレコードを持っていますが、ＣＤは加工されているのでピアノを弾きながらの息遣いや鼻歌が入っていません。レコードはCDでは拾えない幅広い周波数を記録しますのでいろいろな雑音？も入っています。その「あいまいさ」がいいのです。CDで聴く音はきれいだけれど、感動まではいかないです。

以前、良いハイブリットピアノ（安い電子ピアノは反対に平均化されてしまう）は音の不揃いがデジタル化して聴こえて疲れると書いたことがありますが、これがハイレゾ音源に当たるような気がします。

電子ピアノ〈　ハイブリットピアノ〈　アコーステックピアノ

CD〈　ハイレゾ音源〈　レコード

アコースティックピアノには倍音（実はいろいろな音が鳴っている）があり共鳴があるので純粋にその音だけが鳴っているわけではないのです。でも電子音はそれだけなんですね、だからシンドイ！

このあいまいなところが心地良い自然な音として人間の耳が認識するのです。

海外では音質にこだわるアーティストは音源はレコードでリリースする流れも見られます。

どちらでも選択は自由ですし、時と場所もあると思います。

私としては、レコード派が増えると高品質のオーディオ機器が新しく発売されるのではないかと期待しています。（実家のパイオニアは古い、私のヤマハは？）

【電子音ではないクリスタルの倍音浴】

 

アルカスジュニアピアノコンクール全員入賞！

教室掲示板

アルカスジュニアピアノコンクール

ガザ地区の悲惨なニュースを見ながら、コンクールの結果が届いています。

コンクールに一喜一憂できる私達は幸せなのだなと感じながら、保護者の皆様からくる結果を読んでいました。

本人以上に保護者の皆様の努力が伝わってきました。

夏休み もゆっくり休んで補講もせず、コンクール も 私は聴きには行っておりません。（土日は通常レッスンがあるので）

保護者の サポートと、本人たち の努力だと思っています。

優秀賞 4人はまだ本選があります。本選に入れなかった人は結果を謙虚にうけとめて、努力した過程は大事にして、本人、保護者、指導者が一緒に成長を認められれば前に進めると思います。

リスト コンソレーション

　現在、大人の生徒さん2人がリストの「コンソレーション第3番」、を弾いています。

リストといえば「 ラ・カンパネラ」や 「愛の夢」が有名ですが、リストの入門編 としては、「12の練習曲」、や 「コンソレーション」が色々な要素が入って曲が短く、いかにも ロマン派 風の華やかな旋律 もあり おすすめです。

なぜか 春から夏にかけては 近代現代曲をいつもすることになっています。秋風が吹く頃からは 古典 や ロマン派の作曲家が似合ってる気が勝手にします？

日本は四季があって良かった！だから 音楽も バロック、 古典、ロマン派、 近現代 まんべんなく弾け ますね？

 

　まさに地元のアルカスジュニアピアノコンクール中の子供達は必死に自分と健気にむきあっていますが、リストのこの曲は、当時 相当 女性にモテたであろう 大人の恋の曲。

 

頑張ってる おちびちゃんたち！いつか大人の恋の曲も弾いてくれるのかな。

共鳴の秋

急に秋になりました

アノ蒸し暑さがどこへ行ったのでしょうか？

適度な乾燥が音を敏感にします。

いつも半開きのグランドピアノを全開していると、生徒の皆さんも何も言わずに吸い込まれて❓行きます。

やはりこの共鳴！夏場の湿気の多いときはなんとなくもたっとした感じ、防音室は今でもエアコンはつけていますので乾燥気味ですがこのぐらいがちょうどよく響く。秋晴れの空、名月にピアノの音が気持ちよい。

この共鳴なんです。弦が響いて、他の振動数が共振動を起こす心満たされる響き。これは電子楽器とは違うアナログな響きです。音の波状が美しくて単純。

外は寒いくらいですが、私はノースリーブ。たぶん必死で弾いたり歌ったりしていると暑いでしょう。

5，6月は声楽のシーズンですが、秋はピアノかなと勝手にシーズンを作っています。

いえいえ、歌もコロナ禍のため歌いにくい時期がありましたが、声楽の大人の生徒さんも復帰されましたので「音楽の秋」にしましょう