政府の夏休み明けの自殺予防へ啓発 。
子供の自殺者数が昨年よりも増加し、 229人に達したという衝撃的なニュースが報じられました。 今年1~6月の小中高生の自殺者数、5人増の229人
このデータは、子供たちの心の健康がいかに危機的な状況にあるかを示しており、 私たちの社会全体が、子供たちの心の健康を守るために何ができるかを真剣に考える必要があります。 私たちピアノ教室では、「ピアノこころのほけんしつ」という取り組みを通じて、 子供たちの心を守るための役割を果たしています。 ピアノ教室は、単に音楽を学ぶ場ではなく、子供たちが心を開き、自分の感情を表現し、 安心して過ごせる第二の母親のような存在を目指しています。 ピアノ教室がゲートキーパーとして果たす役割 ピアノ教室は、定期的に子供たちと接する機会があり、 その中で子供たちの微妙な変化に気づくことができます。 これにより、早期に心の不調を察知し、必要なサポートを提供することが可能です。
私の教室にも、不登校で学校には行かないけれど教室にピアノを弾きに来てくれた子、トランスジェンダーで悩んでいた子等が今は立派な大人になって連絡をくれたことがありました。
少しでも音楽を長くやってきて、その子の人生の小さな光になっていたのならうれしいです
大型台風が近畿圏を通過するらしいと!
近頃、オンラインレッンはYouTube限定公開にしていたので、久しぶりにZoomで、カメラ・マイク・スピーカーをつなげてテストしてみました。準備してお待ちしております。
夏休み、パリオリンピックが開幕して連日金銀銅等メダル速報が出ています。
皆さん並はずれた身体能力と練習でここまできてそれでも涙を呑む人もいるわけで、「参加することに意義がある!」と簡単には言えない雰囲気があり、緊張と汗といろいろなものがまじりあっての熱いオリンピックです。
同時期に「ピティナピアノコンペティション特級部門」の審査が開催されています。今や特級部門はピアニストを目指す方が受ける部門として毎年注目され、ショパンコンクールのように連日YouTube配信されインタビューもありその人柄が垣間見れ視聴しています。
若い方が競うこの2つを同時に拝聴して思うのは、両方とも今この瞬間に自分のベストを出さなくてはいけないこと、スポーツは数字がすべてで(芸術点が加わる競技もありますが)、音楽は数字ではなく感性と経験で個性が表現されることで判定が難解になる思います。
金メダルをとることを最終目標にするのではなく、それからどう自分を生かすかが長い人生で大事で、夏休みから教室の生徒さんのコンクールがまた始まりますが、覚悟をもって軽やかに挑んでほしいと思っています。
(10:00から始まります・伴奏の先生お疲れ様です)
世界最大級の夏の音楽祭「ザルツブルグ祝祭」が開幕しました。
オーストリアの地方都市ザルツブルグは子供の時、絶対に死ぬまで行くんだ!と思い過去2回ザルツブルグ音楽祭の頃と、クリスマスに行きましたが、また行きたい!私にとっては聖地です。
なぜ聖地かということですが、モーツァルトが生誕し、カリスマ指揮者カラヤンを育て、クリスマスキャロルの「きよしこの夜」が生まれ、サウンドオブミュージックの舞台でもあるからです。私は幼い頃母が歌う讃美歌が大好きでした。「きよしこの夜」がクリスマスイブにザルツブルグの教会のオルガンが壊れ急遽ギターで作られたことも知っていてザルツブルグってどんなところ?小学生低学年で見た映画「サウンドオブミュージック」で将来は音楽の先生になろうと決めた舞台が正しくここ!!なのです。お友達もモーツァルテウム大学(音楽院)に留学していましたし、憧れの場所でもありました。
実際ウイーンから
遠く、アルプスのふもとの町という感じでドイツにも近いです。
先日棚を整理していたらザルツブルグで買ってきた、モーツァルトのかわいい肖像画が出てきました。
暑い日が続き、夏向きの音楽は色々ありますが、どうしても聞きたいということではなく、人生の節目に、突然思い出す音楽があります。
それが 「カヴァレリア .ルスティカーナ の間奏曲」
一番初めに聴いたのは子供の時に父が買ってくれたレコードでした。子供心にすごく美しいけれど、涙が出てくるほど悲しく、ざわざわする 気持ちは何だろうとずっと思っていました。
少し大人になって、このオペラのあらすじを知った時やっぱり!と、嫉妬 不倫 復讐に、死と、すごいことになってのこの安らかな旋律に、まんまと心を持っていかれてたんですね。
本当に美しい 魔性の曲です!
「楽器の演奏が脳に良い」とは近年言われていることです。日本ではなかなか 研究がされていないのですが、アメリカのスタンフォード大学医学部の研究結果が, 演奏する人 しない人の脳では明らかに演奏する人の脳の方が神経ネットワークの連携力が強く脳が活性化するという研究結果をあげていました。さらに楽器との付き合いが長い人ほど それが強くなるということです。
私の教室では、長く続けられる生徒さんが多いのですが、先日、FP2級に合格された生徒さん、(私も受験するつもりですが)60代で若い人に混ざって勉強するのが苦ではなかったという話をされていましたが、これは音楽を続けているからでしょうねと実証されていました。確かに受験勉強 みたいなことをするのがこの齢であまり 苦になりません。
楽器の演奏は脳を活性化し 健康寿命を延ばす 可能性も期待できるということではないでしょうか!
始めさせてくれた親に感謝!続けさせてくれている環境に感謝! ワクワク
モーツァルトの再来と言っても言い過ぎではない この14歳のピアニストご存知でしょうか!
私は 現代音楽 にいつも アンテナを張っているので、NHK BS で放送された『無調の響き 現代音楽に 見せられた少年』 という番組をつられて?? 見てしまいました。
彼の母はなくなり祖母と幼い妹がいます。
おそらく 祖母がたいへん有能な音楽教師だったのだと思います。自由な孫を 縛り付けることなく、アニメの曲を共通の話題にして、彼の 現代曲への創造性を広げ、モーツァルト や ラフマニノフのコンチェルト まで弾けるテクニックと現代曲も作曲するという才能を育て、時には厳しい 音楽教師であり、家庭ではおばあちゃん!ついつい 祖母の立場に立って見ていました。
番組ではジョージア フィルハーモニー管弦楽団との共演を成功させ、ベルリン国立歌劇場の音楽監督 バレン ボイムも絶賛していました。
日本でも 6月に来日を果たしました。聴きに行った方の話では、演奏者の枠を超えた?演奏であったということ!計り知れない 才能であったということでした。
ピアニストにとって手は、最も大事なもの。
でも、生まれ持って手が小さいとか、細いとかはやはりハンデがあると感じます。ラフマニノフやチャイコフスキーのコンチェルトはやはり余裕の音の響きが欲しい。だから昔からピアノは成人男性の弾くものとずっと思っていました。国際ピアノコンクールの優勝者は圧倒的に男性です。作曲家は男性がほとんどなのでその手のサイズで弾けるものが必然的に多くなるでしょう。だから女子の皆さんにはできるだけ手に負担をかけないよういろいろ考えて奏法をお伝えしてきました。
その考えは昔、作曲家の中田喜直先生が小さい手のためのピアノをつくられたものがありましたが、普及しませんでした。考えたら、コンクールや一般ホールに持込はヴァイオリンと違って大変ですよね。
今回ドイツの放送局で音大でスタインウェイを改造したというニュースがありましたが、女性にはうれしいニュースとして取り上げられました。私は生徒の皆さんには、モーツァルトの細かいパッセージの半音階を弾こうとしたら黒鍵の間に指が挟まった男性ピアニストがいるという笑い話のような話もしています。
細幅鍵盤はありがたいし、諦めていた曲も弾けるのであればうれしいですが……。
プロになるには才能があった方がいいが、才能がなくても、うまくいかなくても?楽しんだ方が勝ちでしょう。
とことんやってみたら!才能がなくてもセンスは磨ける!結局指導者は,たくさんのチャンスと良いセンスを提供することだと思う。自ら投げ出したり、無理!と言わないでほしい!
(先日体験レッスンに来られたお子さんが、無理!とか言っていたので、そんなこと言わせないでほしい!自分で限界を作らないでほしいと厳しいことを言ったのにも関わらず、ご入会いただきました)
ピアノを小さい時から習うメリットはたくさんあります。
唯一無二のピアニストでいらっしゃいました。
4月の発表会で生徒さんがリスト=シューマンの『春の夜』を弾くので参考に、フジコさんのを聴いてみて!若い演奏家とは全然違うから、と押していたばかりでした。
いろいろご苦労されたことをNHKで最初に拝見したときは時代に翻弄されながらもよくがんばって演奏活動を続けてこられ、それを支えてこられたお母さまもすごく強い人だと、だから彼女の音楽には魂が宿り、うわべだけでない凛とした美しさがあるのだと思います。