先日、道社協(北海道社会福祉協議会)から一冊の冊子が届きました。
これは、全国社会福祉協議会地域福祉推進委員会に設置された、小地域福祉活動に関する調査検討委員会という、なが~い名前の委員会で話し合われた内容をまとめた報告書です。
このような報告書や資料が、道社協をとおして送られてきますが、直接、地域住民の方々が見る機会はない資料です。
内容を、超簡単に要約しますと・・・
多様化するニーズと、変化する社会環境の中で、地域福祉活動がどうあるべきかについて、また社協を含めた専門職の関わり方について、
・・・といったところでしょうか。
P15からちょっと引用させてもらうと、
現在、在宅の高齢者、障害者等の福祉課題は、障害があるゆえに
人間関係が希薄となったり、地域社会から疎外されていることに起因し
ていることが多いということが明らかになってきている。従来、社会福祉
協議会が取り組んできた住民の福祉もそこに焦点がおかれるようにな
ってきている。
正直いって、専門的で複雑な内容でした。
なんでそんなもん紹介するのかって?
時代は地域福祉だ!社協が地域づくりの鍵を握っているってことを伝えたいからです。
直近の社会福祉法の改正でも「地域福祉」が明記され、昨年の介護保険法の改正でも「地域」に関しての内容が盛り込まれました。地域福祉を推進していくためにも、いま「地域福祉」が注目されています。
今回のこのような全社協での委員会、また国のレベルでも地域福祉のあり方について研究会が行われていますが、話し合われた内容は、それぞれの地域にどう反映されていくのでしょうか。
そのような、難しくて専門的な内容を社協職員だけが理解しても、地域に反映されなければ意味がないってことなんだよね~。
でも、それを時間をかけてでもわかりやすく伝えていくことが社協の仕事でもある。
だから、そのためにも、まずはみなさんが住む地域に関心を持っていただきたいんです。関心を持ってもらうためにも、我々社協も頑張ります。
よいちいきづくりには、とまこまいのみんなの力が必要だ!
みんな、おらに力を分けてくれ!(元気玉さっく)
クリックお願いします。昨日13日(火)活動センター講習室にて、
「平成19年度 胆振管内地域福祉懇談会」が開催されました。
胆振管内11市町村の行政と社協から、26名が集まりました。
最初に、道胆振保健福祉事務所保健福祉部社会福祉課 山田清一課長から
「障害者自立支援法と障害福祉計画について」行政説明がありました。
その後、活動実践報告として、南富良野町保健福祉課 東 啓二課長補佐から「南富良野町における地域福祉計画と地域福祉実践計画による活動成果について」報告がありました。
南富良野町では「地域福祉計画」の策定にあたり、住民の協力を得るには「社協との連携が欠かせないものであった」と振り返りました。
東氏は「地域福祉計画」の策定は「プロセスが大事」とおっしゃっていました。
住民の声を「地域福祉計画」に反映させるために「地区座談会」や「若者会議」を地域で開催し、また行政と社協の間でも同じテーブルの上で議論して進めてきたようです。
地域の生の声を聞き、行政と社協がお互いを知ることで、よい地域づくりにつながっていくんだなと思いました。
また、南富良野町では画期的な行政の取組として、行政で行っている窓口サービスを巡回車「やまびこ号」が町内を回ってサービスを展開しているようです。おもしろいですね。
地域住民から見れば、福祉サービスは行政からであろうが社協からであろうがあまり関係ないのかもしれませんね。
登別社協さんからもお話しがありましたが、
「よいまちづくり」を目標とするのは、行政も社協も同じだ。ということ。
コーディネーターを務めた田中所長が冗談で「行政と社協でぎくしゃくしているところはありますか?」と聞いていましたが・・・
まぁ、社協と行政は別々の団体ですからそれぞれの考えがあるのは当然かもしれませんね。
でも、住民のためにもお互いに議論し合いながら「よいまちづくり」しましょうね!
いつまでも
ぶつかり合っては
りかいしあえない 苫小牧は大丈夫だよ!(さっく)
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