今日は終戦記念日です。
いまでも世界のいたるところで戦争は続けられていますが、私たちはテレビやマスコミに取り上げられなければ認識することはありませんね。知らない方がいいのでしょうか?そもそも戦争って何のためにするのでしょう?
終戦記念日ならではの疑問・・・戦争は、領土拡張、資源略奪のためが目的と理解していますが、物質的、金銭的に豊かになるために行っているともいえますね。それを追求しすぎて戦争にまでいってしまうという矛盾。
経済的な豊かさの追求が幸せに直結するのか・・・すごいテーマで書き始めてしまいました!
以前もブログで取り上げたことがある、変わった建築家の山崎亮さんの本を読んでみました。
経済評論家の藻谷浩介さんと言う方との対談本です。
単純に経済成長している地域に住む人が豊かさを感じているかといえば必ずしもそうではないようです。そういった経済と幸せの関係について、実際に国で発表されている数字などを基に説明されています。
そもそも経済成長ってなに?っていうところから始まりますが、お金のやりとりの総額がプラスかマイナスかが重要視されて、それが「プラスでないと幸せになれない」という考えがあたりまえになっている現状に疑問をもってしまう内容です。
講演をまとめたものでわかりやすかったです。
よく、まちの活性化、商店街の活性化などが叫ばれていますが、活性化の目的はやはり「経済の活性化」に行き着きます。経済の活性化だけを目的にしていると、大事なことが置き去りになりがちです。
その大事なことは、やはり幸せの原点は「人と人のつながり」があって、「経済的な豊かさはそこそこでいい」という価値観を多くの方に共有できればいいのではないでしょうか。現在は、極端な言い方をすると「経済成長しなければ不幸になる」という価値観が共有されているような気がします。
そう書きながら、自分も経済成長は重要だと思ってしまいがちで、なかなかその価値観を薄めることは難しいかもしれません。でもよ~く理解は出来ます。
もしかしたら、それは私が「地域福祉」という経済成長を目的としていない「社協」という組織にいるからかもしれませんね。
テレビ、新聞などで流されている、国が発表する指標も経済に関する数字が多いので、自然とそうなりがちなのかもしれません。
う~ん今日のテーマは深い・・(さっく)