明日は8月15日終戦記念日ですね。
今日はちょっとだけそれにちなんだ内容で行きたいと思います。
戦時中、日本と同盟を結んだドイツのヒトラーは、残虐な指導者として有名ですが、そのヒトラーは今年で生誕120年になるそうです。
それで、当時のナチスドイツの福祉政策についてちょっと調べてみると、冬期間は労働者の働き口がなくなり、生活が苦しい人が大勢出てくるので、そうした人たちを援助するための「越冬プログラム」という、日本でいう「歳末たすけあい運動」みたいなものがあったそうです。ちょっと意外・・・
ナチスドイツの時代は、寄付活動、慈善活動が活発化していたそうです。
日本の「歳末たすけあい運動」は終戦後、年末の生活困窮者のために始まった運動ですが、ナチスでもいまの共同募金と似た事業を行っていたようです。
前置きが長くなりましたが、今日は関連した一冊の本を紹介したいと思います。
この本は、著者である心理学者、V・E・フランクルが、奇跡的に生還したアウシュビッツ強制収容所で、囚人としての悲惨な体験とそれをもとに「心理学者の眼でみられた限界状況における人間の姿」をつづった記録です。
「無感覚、感情の鈍麻、内的な冷淡と無関心」など悲惨な状況下での囚人の心理的な反応とその変化について、書かれています。
強制収容所の悲惨な描写とともに、その状況に応じた人間の気持ちの動きについて考えさせられる本でした。心身ともに限界を超え、先が見えない状況下で、どうやって「生きる」ための自分を見失わないかについて書かれています。
異常な状況においては異常な反応がまさに正常な行動である。(P99より)
今じゃ想像もつなかない状況。(さっく)
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