先日、ある社協さんのブログが閉鎖になりました。
平成19年2月からホームページの開設と同時にはじめた、この「苫小牧市社協ブログ」は幸いに、アクセス数も徐々に増え、職員間で連携をとりながら、なんとか平日は毎日更新出来ています。
閉鎖されたのは、道外の社協さんのブログなんですが、お互いのブログを通じて情報交換を行っていたこともあり、突然の閉鎖でびっくりしているところです。
改めて、社協でブログを開設することについて考えてみました。
先日、実習生を受け入れして、社協の概要について説明したばかりなので、改めてページをめくってみたんですが、「社会福祉協議会」の機能について、社協について語るうえでバイブル的存在(?)となっている『新・社会福祉協議会基本要項』(平成4年)の説明をみてみました。
(私が社協に入ったときに、もらった「新・社会福祉協議会基本要項のコピー)
こう書いてあります。
社会福祉協議会は、地域福祉推進の中核組織として、次の機能を発揮する。
(1)住民ニーズ・福祉課題の明確化
(2)公私社会福祉事業等の組織化・連絡調整機能
(3)福祉活動・事業の企画および実施機能
(4)調査研究・開発機能
(5)計画策定、提言・改善運動機能
(6)広報・啓発機能
(7)福祉活動・事業の支援機能
これで行きますと、社協ブログの役割としては「広報・啓発」ですね。
先日、うちの社協でインターネットの回線に障害があって、まる1日メールもインターネットもつながらないことがありまして、不便に感じました。1日つながらないだけでコレなんですから、日頃どれだけネットに頼って仕事をしているか実感しました。
いま、世界的にインターネットや携帯電話が広まったことで、情報の発達とともに、コミュニケーションのあり方が変わってきたと言われています。コミュニケーションのあり方に変化があるのであれば、「地域コミュニケーション」の専門機関である社協としても、その社会の変化に対応していかなければならないのではと考えます。
もちろん企業を含め、ホームページは、情報を発信するうえでの手段として広がっておりますが、頻繁に更新されるブログとはちょっと違うと思います。
苫小牧市社協のブログの場合は、平日に毎日更新していることで、また、内容もみなさんに親しんでいただけるような内容を考えて記事を書いています。その甲斐あってか、頻繁に見ていただいている方が多くいらっしゃいます。そしてなにより、毎日の記事をとおして、コミュニケーションのきっかけにもなっています。
また、社協はよく市民の方々からも市の職員と間違われるんですが、社協は法律にも規定されている民間の社会福祉法人なんです。そんなことからも、こんな内容でブログを開設して続けていくことは、多分市役所ではなかなか出来ないことだと思いますので、「市役所で出来ないことをやるのが社協」という意味でも続けて行きたいと思います。
いま全国的に社協を中心に展開されている「ふれあいサロン」が地域で人とひとがふれあうコミュニケーションの「場」の提供と言われています。
とりわけ「ブログ」は、ネット上での「ふれあいサロン」と理解したいところです。
うん、そうありたいと思います。
直接会ってコミュニケーションをとるのがもちろん理想ではありますが、社協ブログは、そこに行くまでの「きっかけの場」と位置づけられるのではないでしょうか?
「福祉」は「難しい」より楽しいほうがいい!(さっく)
クリックお願いします。