メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

深夜の牛丼屋

2015年08月28日 | 日常の出来事
基本的に会社に篭って作業しているので、
一歩も外に出ないで過ごす日も多々なので、
夜中に散歩したりする。

そこそこ近所の谷根千を巡ったりしつつ晩御飯難民になり、
結局近場の牛丼屋チェーンに落ち着く。

食べるのも遅ければメニューを決めるのも遅い俺である。
メニューを見ながら迷っていると、
向かいの席でカレーを食べていた男が大声で電話しはじめる。
食べるのも中断して夢中になり、
話が長くなることを覚悟したのか、ビールを注文する。

男の見た目は小太りスーツでまあまあ清潔感のあるヘアスタイル、
量産型の日本の企業戦士と言う見た目。
それなりの腕時計をしてるし、
薬指に指輪もしているのでそこそこの年齢行ってる貫禄があった。
最初の印象は45歳程。

大声で漏れてる電話の相手は恐らく会社の後輩、
電話の内容は会社内の人間関係のアドバイス。

「松岡さんは話し始めはいつも相手の意見に乗っかる」
「その点、浜田さんの言うことは筋が通っている」
「斉藤はキャラで特するタイプ」
「お前の同期って誰だっけ?」
「お前は仕事とプライベート切り分けて上手く振る舞え」

「俺は客観的に見て、可愛がられるタイプじゃないので。」
「俺に触れたら変な話倍返しされる可能性もあるじゃん?だから上からも言われない。」

などと話している。

よくそんな話を大声で出来るなぁと感心する。
もう個人情報の漏らし方半端ないな!

君の電話に仮にロックがかかってたとしても、
もう無意味やで!

ってな気持ちで長々と彼の話を聴いていた。

ひょっとしたらもう一人電話じゃなかろか?
誰かの留守電に入れてるんじゃなかろか?

と思って聴いていた。

話の内容とよくよく彼の顔を見るとひょっとしたら30歳くらいなのかもしれない。
いってても35歳だろう。

しかし、世の中の企業戦士は大抵こんな社内の人間関係の話で盛り上がる。
その人間関係の軋轢に多くのエネルギーを費やしている。

勿体ない。
それぞれの労働力と才能をちゃんと適材適所に配置できれば、
人間関係に対してエネルギーを使ってる分をちゃんと生産性に回せれば、
日本のGDPももっと上がるはずなのに。
俺の概算だと6割くらい増やせると思うよ。

もうあれだな、人間関係を省いて一蘭みたいな場所で働かせたらいいんだな。
一億総一蘭で。

深夜の牛丼屋には意外なドラマが待っている。
食事以上の満足度を頂いき、
ごちそうさまでした!

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