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おとなの恋は、まわり道

2018年12月13日 | 映画
おとなの恋は、まわり道
を観ました。


それは、最悪な出会いだった。
とある金曜日、リゾート・ウエディングに招待されたフランク(キアヌ・リーブス)とリンジー(ウィノナ・ライダー)は、空港で同じ飛行機を待っていた。
初対面同士の軽い挨拶のはずが思わぬ口論へと発展、イヤ~な気分で搭乗すると、なんと席が隣同士! やがてフランクは花婿のキースと絶縁中の異父兄弟で、リンジーはキースに捨てられた元婚約者だと判明する。
お互いにキースから悪い噂ばかり聞かされていた相手だった。
飛行機はサンルイスオビスポ空港に到着、迎えの車を待つ間、なぜ出席するのかを探り合うふたり。
フランクは母親の命令でやむなく、リンジーは破談になった時にキースを訴えまでしたのだが、それでも心の広いフリをして招待するキースに、同じく心が広いフリをして受けたのだ。
「けじめもつけたくて」と、いまだ未練が残っていることを、正直に認めるリンジー。
迎えの車も1台だけ、仕方なく同乗したふたりは、互いの仕事を尋ねながら、ホテルに到着する。
するとなんと、部屋までが隣同士! ふたりは落ち着かない気持ちのまま、最初のイベントであるリハーサルディナーに出席する。
フランクとキースの母、彼女と別れたキースの父、彼の元妻より年上の愛人と、フクザツな家族の全員集合だ。
極めつけはフランクから聞かされた彼と亡き実父との関係で、リンジーは思わず「すごい家族ね」と目を見張る。
重い腰を上げてキースに挨拶したリンジーは、別れた6年前と全く変わらない彼の姿に未練が爆発し、先に部屋へと帰ってしまう。
土曜の朝、歓迎バスケットに入っていた無料サービス券で、並んでフットマッサージを受けるふたり。
「僕はドケチだ」「恋愛から手を引いた」と、そのヘンクツぶりを悪びれることなく披露するフランク。
一方のリンジーは朝からキースへのドクゼツが止まらない。
互いに激しくツッコミを入れながら、なぜかテンポはピッタリで、まるで息の合ったラリーのようにふたりの会話は尽きない。
お昼前にはワイナリーの見学だ。しゃべり通しのふたりの意見が、「週末を潰して」「何千キロも遠くから幸せを祝いに来い」なんて、「リゾート・ウエディングは傲慢だ」と初めて一致する。
だが、意気投合したのも束の間、「運命の人」を見つけたいリンジーと、そんな人はいないと全否定するフランクでまたまた議論が盛り上がる。
いよいよふたりにとって“最高にムカつく”、葡萄畑を見下ろす丘の上でのサンセット結婚式が始まった。幸せの絶頂のキースを見たくないリンジーは、「お散歩しない?」とフランクを誘う。
のどかな道を、全然のどかでないヘリクツを交わしながら歩くふたり。
どういうわけか強く惹かれ合い始めたふたりに、とんでもない恋のハプニングが待ち受けていた──。


ヴィクター・レヴィン監督です。

キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーというかつての旬で今も頑張っている大物二人の共演でいい企画と思いました。
タイトル的にもある程度の大人向けの雰囲気がありそういう期待値で観に行きましたが、その通りでした。

小洒落た大人のラブコメ。
まさしく偏屈な男と女で結構強めのコメディ演出といい具合のこじらせっぷりでした。

内容的にはほぼ会話劇。
もうしつこいくらいに二人の冗長な会話劇です。
最初はワンシーンワンシーンがちょっと長すぎるな、、、と思いましたが終盤はそれが心地よくもありました。
コレは脚本があるのか?ってくらいアドリブ感強い演出で。
かなりハイテンポに相当なセリフ量を相当な尺で演じていました。
ベテラン二人ならではの作品でした。

会話の内容も屁理屈感強くて、独特な視点が素晴らしかったですね。
極度の屁理屈人間の自分を見ているようでちょっと嫌になるほどでした。
「子供の誕生は母親の意思でしかない、子供を守りたいから絶対に子供を作らない!」
みたいな屁理屈が気持ちよかったです。

最初はめちゃくちゃいがみ合う二人が急にくっついて。
それでも一晩の過ちにしようと二人で画策して。
何もかもが遠回りでタイトル通りでした。

キアヌ・リーブスがイケメンの空気を結構消していてなかなか残念な男になりきっていました。
ひょっとしたら普段はこんな漢字の人なのかも知れませんね。
破天荒な行動する印象もあるので。
アドリブ感強い演技も素晴らしいし見事にダサい感じを出していました。

ウィノナ・ライダーは結構青春でした。
自分の青春時代のスーパースターだったので、その当時の印象が強いです。
ルックスは結構変わってますが、綺麗さとブランド感は流石でした。
やはりアドリブ感強い演技は流石でした。

全体的に演出強めでコメディはそこまでおもしろくなかったですが、
大人向けな雰囲気は結構好きでした。


そんなわけで5点。
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