罪とか罰とかを観た。
何となく、漠然と自分が好きそうな系統の映画っぽいと思い、遠くの映画館まで観に行きました。
先に結論を言うならば相当おもしろかったです。
冒頭3分位でハートを鷲づかみにされました。
歴代観てきたコメディ映画の中でも3本の指が入りそうな位笑えました。
がけっぷちアイドルがひょんなきっかけで一日署長になるってお話です。
ガイ・リッチー方式でかなり多角的にひとつの事件を描くパターンです。
(ネタバレ)
ナレーションが入り加瀬吾郎(段田安則)のいつもと同じ朝がかなり細かく繊細に紹介されます。
加瀬吾郎はバツイチで平凡なサラリーマン。毎朝行くコンビニで働くアルバイト(市川由衣)の笑顔を見るのが楽しみ、しかし「はい、いつもの」と渡されたパンは買った事ないパン。その他いつものと言われ買った事の無いわけのわからない物ばかり買わされる。
耳川モモ(安藤サクラ)のセクシーな表紙のグラビア雑誌Nadeshikoも買わされる。
そして何故か作業服姿の謎の男が店内をスケッチしている。
加瀬吾郎は満員電車でソフト痴漢をするのが楽しみだかこの日はコンビニで買わされた玉子を割れないようにするのに必死で出来ない。
中刷りには今買わされたNadeshikoのチラシ。その隅に小さく乗っている円城寺アヤメ(成海璃子)には気付かない。
会社へ向かう道で怖い人(緋田康人)にぶつかり怯えて逃げる。しかしその時携帯を落としその人に使われる。
とあるマンションの前に行くと血だらけの女の人(佐藤江梨子)が落ちてくる。
上を見上げると血まみれの男が慌てて隠れる。
わーと驚く加瀬吾郎。救急車を呼ぼうとするが携帯が無い事に気付き通りの向こうにある公衆電話に向かおうとしたらトラックにもろに轢かれ血まみれで倒れる。
しゃべらないトラックの運転手は何故か沢山鉛筆を持ち歩いていて耳にはさんでいた鉛筆を落とす。
助手席の変な女(麻生久美子)は不気味な音楽を聴いている。コンビニ袋で買ったものは飛び散り、運転手はNadeshikoだけ拾い何も無かったように走り去る。
加瀬吾郎は通りの向いに居るボロボロの女を見る、女は円城寺アヤメだった。しかし加瀬吾郎にそれがわかっていたかはわからない。
こうして加瀬吾郎は死ぬ。
と短いながらも内容盛りだくさんのプロローグ。
ガラの悪い男女マリィ(奥菜恵)と立本(大倉孝二)が何処かの部屋で暑い暑い言いながらぐだりながらスタンガンを直している。
スタンガンを今夜使うらしい、壊れたスタンガンは微妙に気持ち良くていやらしく盛り上がる。
そこに先ほどコンビニいた作業服の男がいつの間にか現れる。彼の部屋だった。
3人は今夜コンビニ強盗をする計画を立てていた。そのためコンビニの構造をスケッチしていたのだ。
3人はすぐもめ、騒ぐ。すると隣からいやらしい声が聞こえてくる。
時々過激な悲鳴も聞こえてくる、それに興奮した立本はマリィに襲い掛かり拒まれ暴れ、いろいろベランダから投げ捨ててしまう。
スケッチブックも投げ捨ててしまう。
コンビニで円城寺アヤメは久々に自分のグラビアが出ている雑誌Nadeshikoを立ち読みしている。しかし印刷ミスでそのページだけさかさまになっており鼻の下には変な染みが付いていた。
そこに売れっ子の友達耳川モモが想像の中で現れ彼女を攻める。
ひどく悲しんだアヤメは雑誌を買おうとするが金が無く万引きして捕まる。
マネージャーの風間涼子(犬山イヌコ)が警察に必死に謝り、所属タレントの中でアヤメだけが唯一空いていることから一日署長になれば罪は目を瞑ると言われる。
この間も空想の耳川モモはずっと居る。
そして一日署長になり、オドオドと壇上で挨拶するが。マイクがハウる。
「リスはリスでも悪い人を捕まえるリスは?答えは・・・」
「ポリスー!」って駄洒落のオチのところでめっちゃハウるシーンはクソ笑ってしまいました。
そして案内役として現れた恩田春樹(永山絢斗)はアヤメの元彼。
彼に所長室に案内されるが何故か超不気味な暗くて、理科の実験室みたいな地下の一番奥に部屋はある。署長は現在空位となっている。
二人は久々に話をするが、春樹には過去があった。
春樹は時々意識を無くし人を殺す連続殺人犯。
一人目を殺した時、後悔して自首しようとするがアヤメが必死に止め二人の絆は深まる。バレずに終わる。
二人目を殺しした時も、後悔して自首しようとするがアヤメが必死に止め二人の絆は深まる。バレずに終わる。
少し時は経ち、アヤメも疲れた感じで「また、やったの?」「うん」「何人目?」「8人目、もうボウリングより得意な気がする」って春樹は言う。
そして勢いに乗ってアヤメも殺そうとする。なんかジャンピングブレーンバスターとかくらわせてボコボコにする。これで二人は別れる。
この辺抑えられないくらい笑えました。
とまー緻密なお話ですので書くとキリがないのですが、コンビニ強盗事件が発生して何かに目覚めたアヤメが解決へと導いていく。
(評価)
今年見た映画ではNo.1です。
非常に笑える作品でした。
成海璃子さんもかわいくて演技も上手くてすっかりファンになってしまいました。
もし自分が映画撮るなら主役にします。
ガイ・リッチー手法でひとつの事件が起きたときのそれぞれの状況がいい感じで描かれていて、それぞれが少しずつ事件に影響を与えています。
ラストは少々不思議な終わり方でしたが、テンポもありボケもシュールでセンスが良くとても素晴らしかったです。
初めて観る役者さんも何人か居ましたが、みな劇団系といった感じでおもろ上手かったです。
そんなわけで9点。
自分の歴史の中では忘れられないコメディー映画となりました。
ちょい役ですが麻生久美子も出ていたのが嬉しかったです。
何となく、漠然と自分が好きそうな系統の映画っぽいと思い、遠くの映画館まで観に行きました。
先に結論を言うならば相当おもしろかったです。
冒頭3分位でハートを鷲づかみにされました。
歴代観てきたコメディ映画の中でも3本の指が入りそうな位笑えました。
がけっぷちアイドルがひょんなきっかけで一日署長になるってお話です。
ガイ・リッチー方式でかなり多角的にひとつの事件を描くパターンです。
(ネタバレ)
ナレーションが入り加瀬吾郎(段田安則)のいつもと同じ朝がかなり細かく繊細に紹介されます。
加瀬吾郎はバツイチで平凡なサラリーマン。毎朝行くコンビニで働くアルバイト(市川由衣)の笑顔を見るのが楽しみ、しかし「はい、いつもの」と渡されたパンは買った事ないパン。その他いつものと言われ買った事の無いわけのわからない物ばかり買わされる。
耳川モモ(安藤サクラ)のセクシーな表紙のグラビア雑誌Nadeshikoも買わされる。
そして何故か作業服姿の謎の男が店内をスケッチしている。
加瀬吾郎は満員電車でソフト痴漢をするのが楽しみだかこの日はコンビニで買わされた玉子を割れないようにするのに必死で出来ない。
中刷りには今買わされたNadeshikoのチラシ。その隅に小さく乗っている円城寺アヤメ(成海璃子)には気付かない。
会社へ向かう道で怖い人(緋田康人)にぶつかり怯えて逃げる。しかしその時携帯を落としその人に使われる。
とあるマンションの前に行くと血だらけの女の人(佐藤江梨子)が落ちてくる。
上を見上げると血まみれの男が慌てて隠れる。
わーと驚く加瀬吾郎。救急車を呼ぼうとするが携帯が無い事に気付き通りの向こうにある公衆電話に向かおうとしたらトラックにもろに轢かれ血まみれで倒れる。
しゃべらないトラックの運転手は何故か沢山鉛筆を持ち歩いていて耳にはさんでいた鉛筆を落とす。
助手席の変な女(麻生久美子)は不気味な音楽を聴いている。コンビニ袋で買ったものは飛び散り、運転手はNadeshikoだけ拾い何も無かったように走り去る。
加瀬吾郎は通りの向いに居るボロボロの女を見る、女は円城寺アヤメだった。しかし加瀬吾郎にそれがわかっていたかはわからない。
こうして加瀬吾郎は死ぬ。
と短いながらも内容盛りだくさんのプロローグ。
ガラの悪い男女マリィ(奥菜恵)と立本(大倉孝二)が何処かの部屋で暑い暑い言いながらぐだりながらスタンガンを直している。
スタンガンを今夜使うらしい、壊れたスタンガンは微妙に気持ち良くていやらしく盛り上がる。
そこに先ほどコンビニいた作業服の男がいつの間にか現れる。彼の部屋だった。
3人は今夜コンビニ強盗をする計画を立てていた。そのためコンビニの構造をスケッチしていたのだ。
3人はすぐもめ、騒ぐ。すると隣からいやらしい声が聞こえてくる。
時々過激な悲鳴も聞こえてくる、それに興奮した立本はマリィに襲い掛かり拒まれ暴れ、いろいろベランダから投げ捨ててしまう。
スケッチブックも投げ捨ててしまう。
コンビニで円城寺アヤメは久々に自分のグラビアが出ている雑誌Nadeshikoを立ち読みしている。しかし印刷ミスでそのページだけさかさまになっており鼻の下には変な染みが付いていた。
そこに売れっ子の友達耳川モモが想像の中で現れ彼女を攻める。
ひどく悲しんだアヤメは雑誌を買おうとするが金が無く万引きして捕まる。
マネージャーの風間涼子(犬山イヌコ)が警察に必死に謝り、所属タレントの中でアヤメだけが唯一空いていることから一日署長になれば罪は目を瞑ると言われる。
この間も空想の耳川モモはずっと居る。
そして一日署長になり、オドオドと壇上で挨拶するが。マイクがハウる。
「リスはリスでも悪い人を捕まえるリスは?答えは・・・」
「ポリスー!」って駄洒落のオチのところでめっちゃハウるシーンはクソ笑ってしまいました。
そして案内役として現れた恩田春樹(永山絢斗)はアヤメの元彼。
彼に所長室に案内されるが何故か超不気味な暗くて、理科の実験室みたいな地下の一番奥に部屋はある。署長は現在空位となっている。
二人は久々に話をするが、春樹には過去があった。
春樹は時々意識を無くし人を殺す連続殺人犯。
一人目を殺した時、後悔して自首しようとするがアヤメが必死に止め二人の絆は深まる。バレずに終わる。
二人目を殺しした時も、後悔して自首しようとするがアヤメが必死に止め二人の絆は深まる。バレずに終わる。
少し時は経ち、アヤメも疲れた感じで「また、やったの?」「うん」「何人目?」「8人目、もうボウリングより得意な気がする」って春樹は言う。
そして勢いに乗ってアヤメも殺そうとする。なんかジャンピングブレーンバスターとかくらわせてボコボコにする。これで二人は別れる。
この辺抑えられないくらい笑えました。
とまー緻密なお話ですので書くとキリがないのですが、コンビニ強盗事件が発生して何かに目覚めたアヤメが解決へと導いていく。
(評価)
今年見た映画ではNo.1です。
非常に笑える作品でした。
成海璃子さんもかわいくて演技も上手くてすっかりファンになってしまいました。
もし自分が映画撮るなら主役にします。
ガイ・リッチー手法でひとつの事件が起きたときのそれぞれの状況がいい感じで描かれていて、それぞれが少しずつ事件に影響を与えています。
ラストは少々不思議な終わり方でしたが、テンポもありボケもシュールでセンスが良くとても素晴らしかったです。
初めて観る役者さんも何人か居ましたが、みな劇団系といった感じでおもろ上手かったです。
そんなわけで9点。
自分の歴史の中では忘れられないコメディー映画となりました。
ちょい役ですが麻生久美子も出ていたのが嬉しかったです。