今までで最も早く朝7時にチェックアウト。
電車の時間が早いから絶対に寝過ごせない、電車に乗れなきゃ大損害な上に宿なしになるかもしれない・・・というプレッシャーでほぼ徹夜。
ちょっとお軽いキャラで頭の弱そうなスタッフは寝起きで思いっきり屁をこきながら僕の相手をする。
とてもサービス精神のあるいい男性なのだけどね。
クレジットカードが読めないというからキャッシュで払うとサンキューと別れるが・・・初めてのキャッシュ払い、
あとで登録してるクレジットカードから引き落とされて二重支払いになったら困る!レシートが必要だ!
ともう一度ホテルのドアを開けて「レシート、プリーズ!」とお願いして、思ったよりちゃんとした領収書をくれた。
そんなわけで移動。
マルセイユからモンペリエへ、そこの喫煙所で火を貸してくれと言ってきたインド人の女の子とちょっと世間話をする。
そんな事がナチュラルにできるようになってきた自分にちょっと違和感すら感じる。
そうしてもう一度国境付近で乗り換えて辿り着いたバルセロナ。
辿り着いたバルセロナは土砂降り。
歩いていけるだろうと思った宿、簡単な道のり・・・のはずがマップを見る限りどう考えてもここだろうと思う場所に宿が無く、何度もおんなじ場所を行ったり来たりしてしまう。
マップが間違えてるかも、と住所を調べながら探す、するとどう考えてもここしか無いという建物にたどり着くが看板などが一切見当たらない。
そしてマンションの沢山あるインターホンの一つに縦1cm、横2cm程の”Bed&Breakfast”と書かれた紙がセロテープで貼ってある。
エントランスが開かないので勇気を出してそのインターホンを押すが無反応、土砂降りの中途方にくれるがちょっと太ったがさつなおっさんが大量の買い物の品を持って現れ入れてくれる。
なんだ、買い物行ってたからちょっと留守だったのか、と納得してそのおっさんの導くまま目的の階へ。
するとおっさんはドアをノックして、宿のスタッフを呼ぶ。
おっさんはこの建物のただの住人だった。
ノックに反応しておっさんが現れる。
「おったんかい!」とツッコミそうになる。
そんなとても愛想がいいが雑そうなおっさんに部屋に通される。
確かに破格に安いがひどい部屋・・・。
共同トイレ・バスだが普通の家の一部屋一部屋を貸してる感覚で、トイレ・バスには先客のバスタオルなどが干してある。
部屋の扉はボロボロでそっと扱わないとノブが外れ、中からは鍵をかけられない。
昨晩からちょっと鬱病気味だったのだが、ここで鬱が爆発しそうになる。
リヨンでのパニック、難易度高い長距離移動、寝不足、土砂降り、見つけにくい宿、毎日激しく旅をしてるので肉体的疲労感が凄いのに安らげないひどい宿。
もう何処にも行きたくない・・・と暫く部屋でぼんやりしてしまった。
しかし気持ちを奮い立たせて外へ。
比較的近いカサ・バトリョの外観を拝見、なかなかインパクト強い。
そしてカサ・ミラへ行こうと思うが雨で屋上を開放してないというのでメインディッシュな感じのサグラダ・ファミリア聖堂へ。
街中にあり、遠くからもなかなかの存在感があったが近づくと大きさと、外側にサグラダ・ファミリアとカラフルな文字が書いてあるポップさにテンションがあがる。
ちょっと面倒だったが、他に行くのも面倒なのでとチケットを買って中に。
そこで心臓が止まるかと思うほどの衝撃を受ける。
美しい・・・美しすぎる・・・。
言葉では伝えられないが、とにかく美しい。
美しいに過ぎるは無いと思っていたが、心で処理するのが難しいスケールと美しさ。
他の偉大な教会のように荘厳さや清涼感、安堵感があるが何よりカラフルでデザイン性が強く、僕から見ると非常にオシャレなのである。
そんなオシャレさと神聖さが共存できるものなのか?とただただ感動してまたもや涙がこぼれてくる。
軽く中を見ようと思っただけだったが1時間ほど動けなくなってしまった。
コレを観れただけでもスペインへ、ヨーロッパへ来た価値があったなと思えた。
鬱病も若干解消された。
その後ピカソ美術館へ。
ここでもなかなかの衝撃を受ける、やはりピカソは凄い、僕好みだと知る。
残り1時間で入ったが1時間アレば十分だろうと思ってたが、一つ一つの絵の筆のタッチなどを観ながら廻ってたら
全然見終わらないウチに閉店ガラガラと締め出されてしまった。
そうして繁華街を暫くブラブラする。
夜だってのに人の量は凄い。
僕はブラブラしながらなんとなく港へ。
とっても安らぐ、無茶苦茶居心地のいいバルセロナ。
僕は綺麗な港の公園のちょっとした大理石の段の上にリュックを枕にして寝転んだ。
「なぜ俺はこんなしんどい旅をして、なぜ今バルセロナの港で夜空を見上げているのだろうか?」と考えていた。
そんなことしてても問題ないくらい治安のいいバルセロナ、むしろ日本ですらこんな開放的にはなれない気がする。
暫くそうして海や夜空を見てたら寝不足過ぎてウトウトしてきたので再び歩き出す。
帰り道にあったバルでお約束のパエリアと疲れていたので大ジョッキのビールを頂く。
メニューには日本語も書かれていて安心する。
パエリアはなかなか美味かった。
その店にオタク系な日本人二人組が居てかなりイライラしたが。
ここで一つの法則に気づくが、オタクの二人組って片方がやたらイキっててもう片方がおとなしくて、イキリの方のイキリを加速させるものだなと思った。
旅慣れてるみたいなオーラ出しまくりのイキリの方はホントムカつく顔とムカつく喋り方で殴りたいほどだった。
調子乗って必要以上にオーバーに店員とやり取りしてる感じが許せなかった。
スペインのテレビを見て「何コイツー、ウケる」などと言ってるが、スペイン人から見ればお前の方もウケるんだぜ?
疲れきった体でほろ酔いで結構歩いて帰った。
宿は夜は水も出なくなり、シャワーどころかトイレも歯磨きも出来ない最悪な状況。
仕方なく眠る。
それでも恋するバルセロナ。
街は非常に綺麗で人間が良く、車のマナーも、治安もいい。
電車の時間が早いから絶対に寝過ごせない、電車に乗れなきゃ大損害な上に宿なしになるかもしれない・・・というプレッシャーでほぼ徹夜。
ちょっとお軽いキャラで頭の弱そうなスタッフは寝起きで思いっきり屁をこきながら僕の相手をする。
とてもサービス精神のあるいい男性なのだけどね。
クレジットカードが読めないというからキャッシュで払うとサンキューと別れるが・・・初めてのキャッシュ払い、
あとで登録してるクレジットカードから引き落とされて二重支払いになったら困る!レシートが必要だ!
ともう一度ホテルのドアを開けて「レシート、プリーズ!」とお願いして、思ったよりちゃんとした領収書をくれた。
そんなわけで移動。
マルセイユからモンペリエへ、そこの喫煙所で火を貸してくれと言ってきたインド人の女の子とちょっと世間話をする。
そんな事がナチュラルにできるようになってきた自分にちょっと違和感すら感じる。
そうしてもう一度国境付近で乗り換えて辿り着いたバルセロナ。
辿り着いたバルセロナは土砂降り。
歩いていけるだろうと思った宿、簡単な道のり・・・のはずがマップを見る限りどう考えてもここだろうと思う場所に宿が無く、何度もおんなじ場所を行ったり来たりしてしまう。
マップが間違えてるかも、と住所を調べながら探す、するとどう考えてもここしか無いという建物にたどり着くが看板などが一切見当たらない。
そしてマンションの沢山あるインターホンの一つに縦1cm、横2cm程の”Bed&Breakfast”と書かれた紙がセロテープで貼ってある。
エントランスが開かないので勇気を出してそのインターホンを押すが無反応、土砂降りの中途方にくれるがちょっと太ったがさつなおっさんが大量の買い物の品を持って現れ入れてくれる。
なんだ、買い物行ってたからちょっと留守だったのか、と納得してそのおっさんの導くまま目的の階へ。
するとおっさんはドアをノックして、宿のスタッフを呼ぶ。
おっさんはこの建物のただの住人だった。
ノックに反応しておっさんが現れる。
「おったんかい!」とツッコミそうになる。
そんなとても愛想がいいが雑そうなおっさんに部屋に通される。
確かに破格に安いがひどい部屋・・・。
共同トイレ・バスだが普通の家の一部屋一部屋を貸してる感覚で、トイレ・バスには先客のバスタオルなどが干してある。
部屋の扉はボロボロでそっと扱わないとノブが外れ、中からは鍵をかけられない。
昨晩からちょっと鬱病気味だったのだが、ここで鬱が爆発しそうになる。
リヨンでのパニック、難易度高い長距離移動、寝不足、土砂降り、見つけにくい宿、毎日激しく旅をしてるので肉体的疲労感が凄いのに安らげないひどい宿。
もう何処にも行きたくない・・・と暫く部屋でぼんやりしてしまった。
しかし気持ちを奮い立たせて外へ。
比較的近いカサ・バトリョの外観を拝見、なかなかインパクト強い。
そしてカサ・ミラへ行こうと思うが雨で屋上を開放してないというのでメインディッシュな感じのサグラダ・ファミリア聖堂へ。
街中にあり、遠くからもなかなかの存在感があったが近づくと大きさと、外側にサグラダ・ファミリアとカラフルな文字が書いてあるポップさにテンションがあがる。
ちょっと面倒だったが、他に行くのも面倒なのでとチケットを買って中に。
そこで心臓が止まるかと思うほどの衝撃を受ける。
美しい・・・美しすぎる・・・。
言葉では伝えられないが、とにかく美しい。
美しいに過ぎるは無いと思っていたが、心で処理するのが難しいスケールと美しさ。
他の偉大な教会のように荘厳さや清涼感、安堵感があるが何よりカラフルでデザイン性が強く、僕から見ると非常にオシャレなのである。
そんなオシャレさと神聖さが共存できるものなのか?とただただ感動してまたもや涙がこぼれてくる。
軽く中を見ようと思っただけだったが1時間ほど動けなくなってしまった。
コレを観れただけでもスペインへ、ヨーロッパへ来た価値があったなと思えた。
鬱病も若干解消された。
その後ピカソ美術館へ。
ここでもなかなかの衝撃を受ける、やはりピカソは凄い、僕好みだと知る。
残り1時間で入ったが1時間アレば十分だろうと思ってたが、一つ一つの絵の筆のタッチなどを観ながら廻ってたら
全然見終わらないウチに閉店ガラガラと締め出されてしまった。
そうして繁華街を暫くブラブラする。
夜だってのに人の量は凄い。
僕はブラブラしながらなんとなく港へ。
とっても安らぐ、無茶苦茶居心地のいいバルセロナ。
僕は綺麗な港の公園のちょっとした大理石の段の上にリュックを枕にして寝転んだ。
「なぜ俺はこんなしんどい旅をして、なぜ今バルセロナの港で夜空を見上げているのだろうか?」と考えていた。
そんなことしてても問題ないくらい治安のいいバルセロナ、むしろ日本ですらこんな開放的にはなれない気がする。
暫くそうして海や夜空を見てたら寝不足過ぎてウトウトしてきたので再び歩き出す。
帰り道にあったバルでお約束のパエリアと疲れていたので大ジョッキのビールを頂く。
メニューには日本語も書かれていて安心する。
パエリアはなかなか美味かった。
その店にオタク系な日本人二人組が居てかなりイライラしたが。
ここで一つの法則に気づくが、オタクの二人組って片方がやたらイキっててもう片方がおとなしくて、イキリの方のイキリを加速させるものだなと思った。
旅慣れてるみたいなオーラ出しまくりのイキリの方はホントムカつく顔とムカつく喋り方で殴りたいほどだった。
調子乗って必要以上にオーバーに店員とやり取りしてる感じが許せなかった。
スペインのテレビを見て「何コイツー、ウケる」などと言ってるが、スペイン人から見ればお前の方もウケるんだぜ?
疲れきった体でほろ酔いで結構歩いて帰った。
宿は夜は水も出なくなり、シャワーどころかトイレも歯磨きも出来ない最悪な状況。
仕方なく眠る。
それでも恋するバルセロナ。
街は非常に綺麗で人間が良く、車のマナーも、治安もいい。