暑いのが夏 そしてラリー もはや名勝負かぞえうた

非常に悲しい事なのだが

節電が叫ばれたこの夏、我社の冷房はガンガンであった。

冷房嫌いな僕にとっては地獄の環境。

猛暑の日などは何のためらいもなく21度などに設定されている。

スタッフルームを出て人気のない入口脇に設置されているエアコンのコントローラ。


温度を下げているのは電力不足問題をいつも熱く語る上司。
そして一番偉そうにしているがまるで仕事をしないでウロウロしている上司。

そのあたりの人物である。

彼らは毎日遅刻ギリギリに猛ダッシュで汗だくで現れ
容赦なくガンガンと設定温度を下げる。

僕は業務中殆ど歩かない。
殆どトイレにも行かないので座りっぱなし。

しかし寒さに耐えられずすぐに温度を上げに行く。

その姿はもはや上司達への抵抗、反旗の翻し、宣戦布告である。

しかしウロウロの頻度で勝る上司達はすぐにまた
コントローラの前を通る度に温度を下げてしまう。

時に僕はクロスカウンターがごたる
すれ違うようにまた温度を上げに行く。


そんな無言の名勝負が繰り広げられているのです。


って節電しようぜ！