メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

僕は立派な人間になれない

2010年06月19日 | 切ない事の話
数日前だが、わが社で事務さんの人材の募集をしていた。

上司たちが忙しい時間帯、自分も面接を行った。

数年前は自分も沢山面接をされる側だったが、些細なきっかけでそれがこうして逆になる。

僕は自分が面接されていた時の不条理を沢山見たし、沢山の不満やストレスも感じた。
それを思い出すと面接にやって来る一人一人をとても邪見には扱えない。

20人くらいやって来たが一人しか雇えない。
19人には不条理と切なさを与えなければならない。

マンネリした会社での日々の中、面接にやってくる人間のモチベーションを自分のモチベーションで受け止めるのは失礼だなと心の中で感じていた。
ボーっとした頭で丁寧に書かれた履歴書を受け取るだけで僕は申し訳ない気持ちになった。
何とか気合を入れて面と向かう。

事務の募集なので、ほとんどが女性である。
悲しきかな僕は多感な独身男性。
どうしても年齢、見た目が重みを持つ。

色々質問する、当然相手はへりくだって回答してくれる。

しかし僕はそんなにへりくだられるような人間では無いのです。
どうか僕ごときを相手にそんなに構えないで下さい。
そして貴方の望む結果にならなかったとしてもどうか悲しまないで下さい。
僕ごときが貴方を品評しているような会社です。
貴方が必ずしも劣っているわけでは無いのです。
全ては縁なのです。

そんな事を心の中で考えていた。

一応中間管理職な僕。
もしも就職活動が上手くいかない人がいたとしたら、まれにこんな面接官も居ることを知っておいて下さい。
そうすれば少しは心に余裕も出来るでしょう。

ようやく決まった仕事が最悪な事も多々あります。
全ては縁なのです。

どうぞ貴方にふさわしい縁を探して下さい。

と思ったのです。

面接はするのもされるのも嫌なもんです。
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