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白鯨との闘い

2016年01月23日 | 映画
白鯨との闘い
を観ました。


名著・白鯨の元となった実話の映画化です。
売れない作家のハーマン・メルヴィルがエセックス号沈没事故最後の生き残りに何があったか?取材をし、壮絶な実話を知る。
不仲だった船長と一等航海士、一旗上げるために怪物と呼ばれる白鯨の居る海域に行き船が沈没させられ過酷な漂流生活を生き延びる。
ハーマン・メルヴィルはその話を元に小説・白鯨を書き上げる。
ってお話です。


巨匠ロン・ハワード監督です。

余談ですが、自分の父が白鯨が好きで子供の頃から良く話を聞かされましたが自分は読んだことがありません。

しかしコレ元ネタは実話だったのですね。
それは全く知りませんでした。
相当壮絶です。

観終わった後ちょっと調べましたが、結構忠実に描いているようで。
それらの情報は知らずに観た方がいいかもしれません。

予告編では巨大な鯨に襲われるシーン等が描かれ、
まるで鯨との戦いの映画みたいに思いましたが、
実際は鯨との戦いはそんなにメインでは無いです。

むしろ漂流生活を生き延びる為の乗組員たちの決断がメインでしょうか。

作家が船の生き残りの人に取材しながら回想して行く形で物語は描かれます。

海のど真ん中で船を失い小舟で漂流する恐るべき困難に陥ってしまう人々。
内容がかなり壮絶で残酷なのでそこは映画では割愛されています。
なので映像的にはかなりソフトな仕上がりです。
自分的にはその方がありがたいですが、
本当に正しく史実を伝えるならばまんま描くべきでしたね。

きっかけは、凄腕の海の男だが家柄が悪い一等航海士オーウェンと無知で横柄だが家柄がいいだけで船長になったポラードとの軋轢。
序盤のポラードの横柄さはかなりストレスです。

石油が発見される前は鯨油が世の中の燃料だったのですね。
それは今の石油同等に世界の経済の鍵となっていて、
男達は海に夢を抱き鯨を乱獲してたのですね。

因みに自分は鯨オタクというくらい鯨好きで捕鯨大反対です。
鯨ほどロマンがある生き物は地球上にいませんからね。

海の映像や鯨の映像はなかなか迫力満点で良かったです。
ただもう少し海の中の鯨のスケール感満載な映像が欲しかったですかね。

いわゆるタイタニック的な回想で描かれる手法で、タイタニック的な沈没もので。
ハリウッド映画らしさは存分に味わえる大作映画でした。


そんなわけで8点です。

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