メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

僕のワンダフル・ジャーニー

2019年09月14日 | 映画
僕のワンダフル・ジャーニー
を観ました。


僕の名前はベイリー、大好きなイーサンと初めて会ったのは、ゴールデン・レトリバーの子犬だった頃だ。その犬生を終えた後も、イーサンに会いたくて3回も生まれ変わり、ようやく再会したイーサンの元へ、彼の初恋の人ハンナを連れて来たのさ。
月日が流れ、僕は田舎の農場でイーサンとハンナと満ち足りた日々を送っている。
ハンナの事故で亡くなった息子の奥さんグロリアと、彼女の娘で赤ちゃんのCJという新しい家族もできたよ。ところが、グロリアが突然CJを連れて出て行ってしまった。
「私の子育てに口出ししないで」なんて吠えてね。
そんな中、お迎えがやって来た僕は、イーサンから「CJを守るために戻って来てくれ」という新たな使命を与えられる。イーサンとの約束通り、何度も生まれ変わって僕がCJを守る!
CJと家族を幸せにするための新たな素晴らしい旅が、今始まる──!


ゲイル・マンキューソ監督です。
前作は巨匠のラッセ・ハルストレム監督でしたが今作は変わりました。
映画鑑賞仲間でも非常に評価高い僕のワンダフルライフでしたが、知人の独りはオールタイム・ベストにしていました。

監督が変わったのがちょっと心配でしたが、今作もめちゃくちゃ名画でした。
まあ病的な愛犬家なのでどうしてもそういう目線の評価になってしまいますが。
序盤から号泣号泣です。

今作はイーサンに頼まれたボス犬が波乱万丈の人生を送るであろう孫娘のCJを守れと愛犬の死に際にお願いして。
生まれ変わりながら成長していくCJを見守り続けるボス犬。
もうこうやって書いていても思い出して泣けてきます。

愛犬家が泣いてしまうちょっとタブーに近い領域も容赦なく突いてきますからね。
犬との悲しい別れが何度もきますから。
でも犬は何度も生まれ変わって飼い主のもとに返ってくるってのはなんか愛犬家にはわかる感覚なんですよね。
もちろん生まれ変わりは信じないしそんなわけ無いのですが。
犬ってそう思わせる何かがあるのですよね、ペットロスが辛すぎるからそういうメンタルになるのでしょうけど。

自分も7年前に一番愛した犬を亡くした時に作った曲の中で
「君が何度生まれ変わってもその度に見つけてみせるよ」
と歌いましたが完全に通ずるものがあります。

この映画的には犬目線なので犬が飼い主のCJを探すのですが。
まあその全てが感動的です。

そしてCJに巻き起こるトラブル、母との強烈な確執、幼馴染との不思議な絆。

ちょいとネタバレですがついにの、ほぼ生き別れのイーサンたち祖父母との再会。
そりゃ号泣ですよ。
そこでイーサンから聞かされた犬の生まれ変わりのお話。
CJが自分の人生を理解していく展開。
もう心優しすぎて感動感動感動でした。

主演のCJは赤ちゃんから大人までになりますが。

大人になってからのCJはキャスリン・プレスコットでした。
ルックスもいいし優しい雰囲気が今作に合っていて最高でした。
個人的に大切なシリーズなのでこの人が主演で良かったと思えました。

子供期を演じたアビー・ライダー・フォートソンも可愛くてよかったですね。
もう犬との戯れ方が最高でした。

イーサンは変わらずデニス・クエイドです。
今作ではおじいさんになるまでを演じましたがこの手のハートフルドラマにマッチする俳優になりましたね。
ちゃんと前作からの続きだし、いい味出しています。

妻はマージ・ヘルゲンバーガーになっていました。
作風的には問題なくとてもマッチしていました。

主人公の相手役のヘンリー・ラウはアジア系のハンサムでとても良かったです。
プロフィールみると雰囲気まんまのエリートらしくて今後ブレイクして欲しいしそのポテンシャルはあると思います。
アジアではスターっぽいですが日本でもブレイクする日が来て欲しいですね。

母親役のベティ・ギルピンは悪役でしたが良い存在感でした。

ボス犬の声は前作から変わらずジョシュ・ギャッドです。
オスでもメスでも声だけで素晴らしい演技力でした。
この作品においてはこの声優はとても重要でしょう。

正直作品のクオリティとしては凡庸かも知れません。
しかし犬好きを虜にする力と心優しい物語と号泣ポイントの連発。
隣のおばさんも犬のアクションの度にイチイチ優しい声を出していて、自分も同じ気持ちでした。

愛犬家としての目線でしか見れませんが。
ひねくれないで観て欲しい一本です。


そんなわけで9点。
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