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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒

2020年03月24日 | 映画
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒
を観ました。


悪のカリスマ=ジョーカーと別れ、すべての束縛から放たれたハーレ・クイン。
モラルのない天真爛漫な暴れぷりが街中の悪党たちの恨みを買うなか、謎のダイヤを盗んだ少女を守るため、悪を牛耳る残忍でサイコな敵ブラックマスクとの全面対決へ!
悪VS悪のカオスな戦いを前に、ハーレイはとっておきの切り札、クセ者だらけの最凶チームを新結成。
ヴィランたちの世界で、予測不能のクレイジー・バトルが始まる!


キャシー・ヤン監督です。
スーサイド・スクワッドからのスピンオフ的な作品でしょうか。
あの作品でキャラクターや演じたマーゴット・ロビーが話題となったことでの今作という印象があります。

フォーカスするに値する良い題材ですね。

冒頭からなかなかインパクト強い入りでエンタメ映画らしいつかみです。
ジョーカーの元カノというジョーカー頼みがちょっと強めの序盤。
インパクトある迫力シーンも良いつかみでした。

アクションはそこまで斬新では無いですが、極彩色でカラフルな絵面とスローモーションのアクションはまあまあのインパクトでした。

クールなやり取りの演出で、そもそもの悪が主人公で別の悪と対立していく時点で勧善懲悪じゃなくて面白いですね。

仲間になる気配の無い5人の女性キャラクターたちが集結した時の興奮度はなかなかでしたね。
わかってはいてもとても仲間になる雰囲気が無いストーリー展開から共通の敵を通じて協力し合うのが痛快でした。
仲間になるというよりはあくまで一時的に手を組む感じですね。
それなのにコンビネーションプレーを見せるのはクールでした。

最近みたチャーリーズ・エンジェル同様の男性を敵とした女性たちが協力して男性を倒すフェミニズム映画ですが、構造的な秀逸さは今作の方が良かった印象です。

主演はマーゴット・ロビーです。
ここ数年で一気にランクを上げた印象で最新のトップセレブの印象ですね。
いろんな役をやりますがやはりハーレイ・クインは出世の大きなきっかけでしょうね。
ぶっ飛んだキャラクターと思いっきりブロンド顔なルックスがいいですね。
アクションもなかなかのものです。

エラ・ジェイ・バスコって子が凄腕のスリでこの子がトラブルの震源になってました。
5人のメンバーなのでアジア系の女の子が居るのは良いバランスでしょう。

謎の殺し屋のメアリー・エリザベス・ウィンステッドはルックスも存在感あっていいです。
ロボットキャラで謎の殺し屋としての説得力がある良い役作りでした。

ロージー・ペレスが女刑事でなかなかいい味出してました。
最初は結構邪魔くさいポジションでしたが後半は感情移入しやすい変化をしていました。

ジャーニー・スモレット=ベルが悪の組織に居ながら正義の心を持っていて。
歌が上手の歌い手でありながら正義感あってしっかり格闘も強いという。
今作の中では一番カッコいい唯一くらいのヒーローだった気がします。

ユアン・マクレガーが悪でした。
なかなかサイコで怖い悪役像で。
いい塩梅で仕事の幅を広げるベテランになってますね。

シリーズ化すれば妥当にヒットしそうなコンテンツですね。


そんなわけで7点。
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