メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

96時間

2009年09月03日 | 映画
96時間を観た。

ジャック・バウアーのCMのせいか、絶対すべってるだろうなーって低いハードルを設けて赴いた。

結果、めっちゃおもろかったです。
いやー期待値の低さも手伝ってのですが、なかなかの満足感でした。


元CIA捜査官のブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)は既に隠居生活で妻と離婚しており孤独な日々を過ごしている。
娘のキム(マギー・グレイス)をこよなく愛しており唯一の心のよりどころにして生きている。

妻は大富豪と再婚しており、妻と娘は豪遊生活。

娘の盛大な誕生パーティにカラオケマシーンを持ってくが、今の父親は馬をプレゼントしてキムの心を鷲摑み、ブライアンは寂しい気持ちになる。

CIA仲間と飲んで誘われて、人気女性歌手の警護のバイトをする。
その際襲ってきた暴漢を倒し、紳士に彼女を落ち着かせ彼女はブライアンを信頼し、歌手志望の娘の為にコネクションをくれる。

そしてキムとランチをしようと待ち合わせたが、キムは従兄弟のアマンダとパリに旅行に行きたいと言い出し許可が欲しいという。
子供だけで危険だから行かせられないと言うブライアンと妻とキムは衝突し喧嘩になるが結局許す。
その代わり毎日電話をかける約束をする。

心配性な元夫を妻は酷く煙たがる。

美術館めぐりでパリに行くというのはウソでロックバンドのツアーの追っかけをしに行くのも見抜く。

そして娘はパリにつくなり空港でフレンドリーな男と親しくなる。
ハメ外しまくりのアマンダはめちゃめちゃガード甘く、家まで送らせパーティーの誘いも受ける。

そしてキムがブライアンと電話している最中に向の部屋で襲われるアマンダを目撃し脅える。
ブライアンは素早く録音の準備をはじめる。
そしてブライアンの指示通り寝室のベッドの下に隠れる。
ブライアンは
「よく聞け・・・お前も捕まる。その時携帯を置き敵の特徴を言え。5秒くらいだ、集中しろ。」と言う。

その通りキムは捕まり敵の特徴を叫ぶ。

相手は電話を取り、ブライアンは「お前等を震え上がらす術を知っている。」と言い。
相手は「グッドラック」と言う。

急いで録音した声の調査をCIA仲間に依頼して、元妻の現夫のプライベートジェットでパリへ飛ぶ。

CIA仲間にパリ辺りでの若い女の人身売買の話を聞かされる。
旅行客をさらってクスリ漬けにして売春婦として売る集団の犯行で、96時間以内に見つけ出さないと二度と戻らない、と。

道中もひたすら録音した敵の声を聞き口調を覚える。

そしてパリに着くなりもの凄いスゴ腕で突っ走る。


(ネタバレ)
現状手がかりは相手は何とかって国の言葉を話す集団。
キムは空港で男と接触した事。

キムが捕まった部屋を訪れ部屋の傷つき方から襲われた状況をシミュレーションする。
携帯の写真の窓ガラスにちょっと映った画像からキムに接触した男の顔を割り出す。

そして空港で旅行客を物色しているキム達をナンパした男を見つけるが男は逃げる際トラックに轢かれて死ぬ。

元パリの捜査官をやってて今は管理職になってる旧友を訪ねる。
少々人材の手配等で手伝ってくれる。
犯罪はするな、と忠告され尾行を付けられるがお構いなし。

売春婦にわざと絡んでその元締めが追い払いに来た時盗聴器を仕掛け、敵のアジトを割り出す。

一人そこに乗り込み暴れ、殺しまくる。
そこでキムの上着を持った女を助け連れ出す。

その女のクスリを抜く手当てをしてキムとあった場所を聞く。
赤い扉の家

そこの家に行き、警察の名刺を使いそこのアジトのボスに合わせろという。
小汚い路地裏みたいなリーダー集団の部屋に行き、お前等の犯罪を見逃すから金をよこせと演技する。
最後に紙をみせ「これは、なんと読む?」と聞くと一人の男が「グッドラック」と笑いながら言う。
その声こそブライアンが繰り返し聞いていた声だった。
そこでひと暴れして敵は大量だが全滅させる。

そしてそのグッドラックの男を拉致して両太ももに電極をぶっさし電流を流す過激な拷問にかける。
なかなか口を割らないが死ぬ直前くらい電気を流し男も泣き寝入りして女売買のマーケットを仕切ってる男の名前や警察との癒着など全て白状する。

ブライアンはよく話してくれた、ありがとう的な空気を出すが、「しかし俺は甘くない」と電流のスイッチを入れ部屋を去る。

マーケットを仕切っている男と旧友の刑事から管理職になった男が遠巻きに繋がっている事をしったブライアンは旧友の家を訪ねる。
旧友が家に帰るとブライアンは妻と楽しそうに話し、ディナーを振舞われていた。
旧友は子供を寝かしつけに行くフリをして隠し銃を腰に忍ばせる。
ブライアンはいきなり、お前はその賄賂の出所を知っているのか?と核心を訪ねる。
もう俺に関わるなと銃を向ける旧友。
和やかなディナーが一変して妻は戸惑う。
ブライアンはカッコよくお前の銃は撃てないと既にその隠し銃の弾を抜いていた。
そしていきなり妻を撃つ。
軽傷になるように撃ったが次は殺すと旧友にマーケットを仕切っている男の情報を全て聞きだしぶん殴って去る。

マーケットを仕切っている大ボスは豪勢なパーティを開きその会場の地下で質のいい厳選された女のオークションを開いていた。

客のフリをしたり、静かに警備員を倒したりして見事忍び込みオークション会場に行きその現状に驚く。

そして最後の目玉商品としてキムが出てくる。
そして売買を実行している男を脅してキムを買わせるが逆に捕まってしまう。

縛り上げられた状態で目が覚め、俺の娘だから解放しろと要求するが、そういうマーケットだからどうにも出来ないと大ボスは言う。

殺されそうになるが危機一髪回避して敵を全員殺す。
死んだと思ったブライアンが現われ大ボスは腰を抜かし、その大ボスにキムの行き先を聞きながら両手両足などに容赦なく弾丸を打ち込んで行く。
キムはもう舟に積まれた告白し、頼むから殺さないでくれと言う大ボスをブライアンは溜めることなく撃ち殺す。。

そして舟に乗り込みバンバンと敵を倒していく。

一人ナイフ使いみたいな奴に手こずるがそいつも倒し、いよいよキムの居る部屋の扉を開ける。
そこにはキムを買ったどっかの国の要人のような大富豪のような男がキムの喉元にナイフをあて人質にしていた。

しかしブライアンはその状態のまま容赦なくその男を撃ち殺し遂にキムを救い出す。

国へ帰り感謝されるブライアンはキムを家族に引渡し一人で帰る。

後日キムが憧れの、以前コネを持った人気女性歌手にキムを紹介し、キムは感激する。


(評価)
めちゃくちゃ爽快で痛快な映画でした。

どストレートなのでわかり易いし、最後までぶれる事無くてそれが良かった思います。

かつてのスティーブン・セガールもの的に敵より圧倒的に強いパターンのヤーツです。
僕そういうの結構好きです。
しかし静かだがむちゃくちゃ怒ってるってのが伝わったり、映画自体のスマートな空気感がスティーブン・セガールものより全然優れてました。

ブライアンが格闘、銃、医療、ハイテク器機など何でもこなすので気持ち良かったです。

自分を探してる敵を後から容赦なく撃つ。
自白して命乞いしてる敵も絶対殺す。
まったく無実の旧友の妻でさえ容赦なく撃つ。
痛快です。

ラストが一番痛快でした。
娘の喉にナイフを付きたてその後に隠れる大御所。
皆さんもこういったシーンは180回くらいは見た事あると思います。
「娘を放せ」「銃を置け」と言ったお約束の件(くだり)が始まる例のやつです。
しかしこの映画は全然違います。
銃を構えて扉を開けたブライアンは人質状になった娘と大御所を見ても顔色一つ変えず何も言わない。
そして大御所の「交渉を・・・」のタイミングでパンパンですからね。
基本一発じゃなく2発以上撃ってとどめを刺す感じも素晴らしかったです。
なので死んだと思った敵が立ち上がるとかも一切ないです。

あえて敵に喋らせて食い気味のタイミングで撃ち殺す。

絶妙の間とタイミングでした。

とにかく娘を助けるためなら手段を選ばない。
そこに徹してました。

見事に小さくまとまっていて素晴らしい映画と思います。

B級系なアクションですがこんなんがエンターテイメントとして優れていると思います。
色々やろうとしてスベる大作映画よりは全然いいと思います。

そんなわけで8点。

見終わった後興奮冷めやらぬ痛快ムービーでした。

どんな映画が面白いかって、やっぱり劇場で見てみないとわからないものですね。



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