若おかみは小学生！

若おかみは小学生！
を観ました。


事故で両親を亡くし、おばあちゃんの温泉旅館＜春の屋＞にやって来たおっこ。
ユーレイのウリ坊のお願いで、若おかみとして修行を始めることに・・・！？
新しい小学生でみんなと仲良くなりたいおっこだけど、いきなりライバル旅館のあととり娘、”ピンふり”こと真月をおこらせちゃった・・・！
ユーレイの美陽や、子鬼の鈴鬼。ウリ坊以外にも、おっこにしか見えないふしぎな仲間たちがいた！
彼らの助け（！？）を借りて、若おかみ修行にふんとう！
＜春の屋＞にやって来るのは、クセのあるお客さまばかり！
みんなの笑顔のため、一生けん命おもてなしをする、どれもこれも空回りしちゃって・・・。


高坂希太郎監督作品です。

全く知らないですが、TVアニメかなんかの劇場版でしょうか？
子供向けか、オタク向けだとちょっと苦手なのですが普通の優しくて素敵なアニメでした。
客層も大人や男性が多かったです。

かなりショッキングなプロローグでめちゃくちゃ悲しい始まりですが、主人公がめちゃくちゃポジティブで明るくて。
この手のキャラ設定はかなり好きですね。
片親を亡くして自暴自棄になっている同世代のお客にも決して自分の事情を明かさずに独自の理論で向かい合います。
こういう小さい女の子の健気さには非常に弱いですね。

小さな女の子がかなりの困難にもめげずに一生懸命ビジネスを頑張る姿。
いわゆる千と千尋の神隠し式ですがコレは大抵の人の共感を得るでしょう。

結局明確な理由はわからないですが、死にかけて奇跡的に助かったからということですが、
主人公の女の子はおばけとコミュニケーションが取れます、そんな優しいおばけたちと協力しながら頑張る物語。

いくつかのお客との交流を描く4つくらいのエピソードな作りで女の子の健気な努力を描きつつ、
時々両親を失った子供ならではの弱さもありつつ。
ライバルの女の子も性格はキツイけど結局めちゃくちゃいい子だったし。
しっかりとした感動作でした。

場内も泣いてる大人がちらほら。


そんなわけで5点。