メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

そこは無限のアレ

2012年01月10日 | 切ない事の話
子供の頃から寝付きが悪く
何時も隣で爆睡している兄を軽蔑の目で見たりしていた。

寝れない寝れない言う僕に母は
「部屋を暗くして目を閉じてれば寝れる」
と言った。

子供の頃、母の言葉は神の言葉だった。

今となっては絶対嘘とわかる事も1秒で信じた。

しかし言われた通りにしても眠れなかった。

僕の想像力や妄想力はきっと母の想定を大きく超えていたのだ。

幾つになっても変わらなかった。

目を閉じてしまえば、
僕は凄いスピードで走れたし
空も飛べたし
好きな人と好きなことが出来たし
無敵で嫌いな奴は倒せたし
ギターやピアノは好きなように奏でたし
サッカーはマラドーナより上手かった。

そんな幸福な世界があるのに簡単に寝れるハズもなかったのです。

現実も妄想も最終的に脳でアウトプットされている時点で
僕にとっては大差無いのです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 時は透き通る水だ | トップ | 新規プレイリストの作成 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。