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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

2018年11月24日 | 映画
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
を観ました。


ある日ニュートは、捕らえられていた強大な敵、”黒い魔法使い”グリンデルバルドが逃げ出したことを知る。
ホグワーツ魔法学校のニュートの恩師ダンブルドア先生はニュートに告げる。
「黒い魔法使いを倒せるのは、君だけだ」と。
魔法界と人間界の支配を企む黒い魔法使いを追って、ニュートが仲間や魔法動物たちとともに向かったのは、パリ!
しかし、悪の力は仲間たちまでにまで及ぶことに!?
試されるニュートと仲間たちの絆ーー
果たして彼らは世界を黒い魔法使いの手から守れるのか?


デヴィッド・イェーツ監督作品です。
ハリー・ポッターシリーズから引き続きの監督ですね。

ハリー・ポッターは終盤に行くにしたがってダークになりほぼホラー映画になってましたが、今シリーズもその傾向がありますね。
前作より大分ダークになってます。

冒頭からなかなかハイテンポで激しい展開です。
ただ魔法を使ってるのもありイマイチ何をしてるのか?がわかりにくいです。
映像は迫力満点で面白いのですがガチャガチャしすぎていて何をしているのかがわかりにくかったですね。

それは終盤まで、派手なシーンになるとずっとその傾向がありました。

強大な敵が魔法使いの人権を主張し、人間を支配しようというベタなコンセプト。
人間より強いのに人権がなく、虐げられていた魔法使いが悪に導かれての反逆。
それに洗脳されていく多くの人々と抗う主人公たち。

人間を守る魔法使いと人間を攻める魔法使い、非常にあるあるの設定です。
僕はゲゲゲの鬼太郎式と呼んでいます。
人間を攻める妖怪と人間を守る妖怪とのお話なので。

世界観や登場人物はちゃんと前作から続いていて。
諸々細かいスパイスが加わっていてそれなりに軋轢があってギクシャクしていました。
結構その繰り返しなやり取りが強めでした。

空を飛んだりするシーンはらしくて結構好きですした。
新シビーストが出たりしていましたが、ビーストの量やら出番が大分減っていました。

ストーリーが冗長的で単調なので結構ぼーっとしてきます。
その割に意外と複雑なので置いていかれそうで難しかったです。

最近、ハリウッド大作がショッキングなオチを持ってくることが多いですが、今作もそれに近い作品ですかね。
まあ、シリーズもので次回作に露骨に繋げられる余裕がそういうクライマックスを使えるのでしょう。

エディ・レッドメインが変わらず主人公です。
結構好きな俳優ですが、こういう作品でも妙にアート性や深みをを感じられるのは彼の実力な気がします。
多くを語らないでイマイチ性格が掴みづらい斬新なヒーロー像だと思います。


ジョニー・デップが悪人で怖い敵です。
ジョニー・デップらしさを大分押し殺し見た目は不気味で感情も表に出さない感じでいい感じでした。
でもやっぱりジョニー・デップって存在感が強すぎてそれは時に欠点でもあると思いました。
もう少しマイナーな役者がこの役をやったほうが効果的な気はします。

キャサリン・ウォーターストンは渋い作品が似合う印象ですが今作でも良い塩梅でした。
変に美が売りの女優を使うよりかはこの人あたりを起用した方が世界観は増す感じですね。

ダン・フォグラーが前作で完結した感じなのに卑怯な都合で再び登場しています。
前作は2番手でかなり活躍していましたが今作は仲間の一人って感じに降格していました。
結構好きな俳優です。

もともと余り好きなタイプの映画では無いですが今作は更につなぎの作品って感じで娯楽性も弱かったです。
余り好みじゃない分、娯楽性で楽しませてほしいのですが。


そんなわけで5点。

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