ロンドンオリンピック 男子サッカー 日本対スペイン

日本が初戦、優勝候補筆頭のスペインから大金星。

お見事でした。

まるでユーロの初戦のイタリア対スペインの様に、
日本はハイプレッシャーをかけてスペインを慌てさせました。

スペインは終始危険な奪われ方をして日本は高い一からのショートカウンターを何度も繰り出せました。
スペインは結局永井のスピードに対応出来ず、清武、東のプレッシャーにもやられてました。

それでもボールを支配するスペイン相手に日本はセットプレーから先制。
点を取るならセットプレーだろうと思っていたので見事な先制点でした。
時間帯も良かったと思います。

しかもその後スペインに一人退場者が。
一発レッドにするにはかわいそうな判定にも思えましたが、
一発レッドでもおかしく無いようなファールでもあったので永井の見事なプレーでした。

後半はスペインの反撃に日本のカウンターの繰り返し。

凄まじく決定的なチャンスが４、５回ありましたね。
コレを全て外したというのはかなり腹が立ちました。

完全にルーズになったスペインを完膚無きまで叩き潰すチャンスがあったのに、
１点でいいと、チャンスを作ったから満足みたいな空気があったのが解せませんでした。

奪ったボールを無理な一発のスルーパスやロングボール狙いで簡単に相手ボールにしていたのも、
無駄に体力を消耗する要因だったと思います。
中盤で落ち着いてボールをキープしたり回したりする、
A代表で言う遠藤や本田タイプのプレーを出来る選手が居ないので、
非常に浮き足立ってましたね。

コレがアジアの弱小国相手なら落ち着いてボールを回せるハズなのに、
相手がスペインというブランドを持っていたので完全に慌てた組み立てをしていましたね。

それでもチャンスを作った量からすれば見事だと思うので、
一番の問題は１点しか取らなかったことですね。

コレで予選突破が近づいたみたいに思ってると
アトランタの時みたいにマイアミの奇跡と盛り上がって２勝もしたのに
結局得失点差で予選敗退なんてことにならないことを願います。

いずれにせよ前評判を覆して結果を出したことはとても賞賛すべきことでしょう。

男女とも白星スタートでいい感じです。