メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ラム・ダイアリー

2012年07月06日 | 映画
ラム・ダイアリー を観た。


アル中のポール・ケンプ(ジョニー・デップ)は小説家を目指しているが、金欠の為嘘の履歴書でプエルトリコのスター新聞社にライターとして入社する。
吹き溜まりで、堕落した末期の新聞社。
圧力もあって書きたい記事も書けず、ヤク中の社員とかいる。
ポールは同僚のボブ・サーラ(マイケル・リスポリ)の水すら出ない部屋に居候させてもらう。
島の有力者でお金持ちのサンダーソン(アーロン・エッカート)に気に入られとある大掛かりな金儲けの計画の仲間に入れさせられる。
しかしポールはサンダーソンの恋人のシュノー(アンバー・ハード)に一目惚れしてしまう。


ってお話。

結構僕の好きなテイストの映画です。
小汚い暮らし、ダメダメでイライラさせる面々、アル中、ドラッグでの変な世界。
余りテンポが良くない気怠いストーリー展開、でもつまらないと思わせない程よいテイストでした。

実在の人物の伝記を原作にした映画ですが、ホントにこんな原作なのか?と思うほど斬新さを感じました。
大抵の伝記は誰かが何かを成し遂げた事を描くものだと思いますが、
確かに成長は描かれてる感じがしますが、コレから成功する人間の人生の底辺の部分を描いてる様な気がしました。
それなりの起承転結はしますが、所謂してやったりとか弱者が強者をやっつけるとか駄目人間が真っ当人間になるとかそういう爽快感の話じゃありません。

しかしながら観終わった後は不思議といい気分にさせてくれた映画でした。

なかなかシュールで笑わせるコメディ要素もふんだんでした。

ジョニー・デップってこういうのが結構ハマる気がしますね。
ジョニー・デップの特殊メイク系の演技はあまりピンとこないのですが、こういうのは好きです。
もし僕が役者だったら演じてみたいな、と思わせる役柄です。

アーロン・エッカートは嫌な役でしたが、この人はどうしてもダークナイトのイメージが拭い去れません。

アンバー・ハードはなかなかの美人さんですね。
流石ジョニー・デップに見初められるだけの事はあります。
お人形さんみたいでした。

総じて映画好きな人には好まれそうなちょっと上級者向けな面白さがある映画だと思いました。


そんなわけで7点です。


こういう映画観るととことん堕落したくなっちゃうのですよね。
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