メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ノウイング

2009年07月13日 | 映画
ノウイングを観た。

1959年。
とある小学校で50年後に掘り起こすタイムカプセルに未来予想した絵を描くイベントがあった。
少し変わった女の子ルシンダは一人絵を描かずに誰かが心にささやく声をひたすら紙に書いていた。
その後姿を消したルシンダは学校の地下の用具置き場で発見され、爪で壁に数字を書き続け手を血まみれにしていた。

現代。
宇宙物理学者の教授であるジョン(ニコラス・ケイジ)の息子ケイレブが通う小学校で50年前に埋めたタイプカプセルを掘り起こす式典があった。

そして息子ケイレブが手にした封筒はルシンダが書いたそれで、数字が羅列してある謎の紙だった。

ただの落書きと言うジョンにケイレブは何か意味があるとジョンに言う。

ジョンは前年に妻を事故で亡くしており、夜は息子を寝かしつけ飲んだくれる。

そんな時ふとその紙に目をやると299691101と言う数字が目に付く。
気になり9.11事件をインターネットで検索してみるとその犠牲者の数は2996人。
ジョンに衝撃が走る。

そして他の数字も検索していくと全てここ50年に起きた大事故の日付、犠牲者の数と一致していた。
そこには昨年妻を含む48人が犠牲になった火災も載っていた。

友人の教授フィル(ベン・メンデルソーン)にその事実を告げるが、間に無意味な数字が混ざっている事から信じない。
でもジョンは次は明日世界のどこかで81人が死ぬ事故が起きると怯える。


(ネタバレ)
翌日ジョンはひたすらテレビを観るがそんなニュースは流れない。
やはりただの偶然と思い息子を迎えに出るが道路は事故渋滞。
ふとカーナビに目をやると座標が。
その座標が今日起きる事件の犠牲者、日付の次に書かれた数字と一致していた。

するとそこに旅客機が墜落してくる。

これで確信したジョンは、次に起きる事故を防ごうと行動を始める。

当時の小学校の先生からルシンダの所在を聞くが、ルシンダは既に死んでおり、その娘ダイアナを訪ねる。

ケイレブとダイアナの娘アビーを親しくさせダイアナに近づくが、ルシンダの事を訪ね、3日後に起きる事故の予言をするが怪しがられて逃げられてしまう。

仕方なく事故を未然に防ごうと予言の場所の道路を封鎖させろと脅迫電話を入れるが、当日事故はその地下で起きる。

人が沢山居るホームに停まった電車に別の電車が突っ込み、電車がホームに乗り上げる凄まじい事故が起きる。

そしてダイアナが自らジョンを訪ねてくる。
ダイアナは母から自分の死ぬ日を知らされていた。

ジョンとダイアナはルシンダが最後を過ごした森の中にある小さな家屋へ行き、預言書の最後の謎の部分EEに関して調べる。

それはベッドの裏にかかれており人類全員を示すものだった。

その隙に車で留守番をしていたケイレブとアビーに不気味な男達が近づき、二人を連れて行こうと静かに近づく。

間一髪ジョンが追い払う。

男達は数日前からケイレブに何度か近づいていた人間達だった。

ジョンは紙に書かれた全ての事故の原因が太陽のフレアに関連している物と思い、最後の予言は太陽により地球が焼かれる事だと気付く。

ここ数日は異常気象のように暑かったが、これはフレアによる物だと気付く。

そして何とか逃げる方法を考え、ダイアナと共に激しくパニックになり何処かの洞穴に逃げようとするが、思い立ったジョンは小学校の地下に最後にルシンダが書いたメッセージを探しに行きそれを発見する。
そこにはルシンダが最後に住んでいた小屋の座標が書かれていた。

しかしその隙にヒステリックになったダイアナは二人の子供を連れ出発してしまう。
ヒステリックにそれを追うジョン。

その最中遂に政府も地球が危険だから全人類地下に非難しろと放送を流す。
太陽の影響で携帯もテレビも使えなくなる。

ガソリンスタンドで車を離れた隙に再び謎の男達が現われ、ケイレブとアビーを連れ去ってしまう。
パニックになり追うダイアナは途中事故に遭い、母の予言通り日付が変わった瞬間に絶命する。

ジョンは座標の場所に向かうとケイレブとアビーと謎の男達が居た。
ケイレブとアビーはルシンダのように以前から心にささやく声が聞こえており、人類再生の為に選ばれたと言う。

男達は宇宙人の姿となり不思議で壮大な宇宙船の様な物でケイレブとアビーを連れて行く。
ジョンはケイレブと涙の別れをして実家の家族の元へ。

そして凄まじい熱風がやってきて地上は全て焼き払われ地球は消滅する。

謎の星に降り立ったケイレブとアビーはまるでアダムとイブのように大木に向かい駆け出す。


(評価)
なかなか凄まじいパニック映画でした。

人類は滅びるのか?みたいなパニック映画は多々ありましたが、本当に滅びるパターンは初めて観た気がします。

どうせ何か奇跡があってニコラス・ケイジ助かるんだろ?って思っていたので裏切られました。

飛行機墜落シーン、電車激突シーン等はトラウマになりそうなほど凄まじく悲惨な映像でした。
なかなかシームレスに映像が移るのが特徴的でした。
(墜落シーンから残骸の中で人々が苦しむシーンまでがワンカットみたいになっている)

最終的に宇宙人みたいのが出てきてなんか不思議な宇宙船みたいので飛んでいったりしちゃうあたりは、かなりぶっ飛んでるなーって思いました。


因みに僕はパニックやヒステリックな演技が大嫌いです。
実際そんな人間が身の回りに居たりしますが大嫌いです。

ジョンとダイアナはすぐパニックになりヒステリックに行動するのでかなりイライラしました。

冷静に行動すればいいのに、馬鹿だなぁコイツ等って思ってしまいます。

映画でも漫画でも小説でも、クールで賢い人間が登場するものが大好きなのです。

そんなわけで6点。

トランスフォーマーに続いて音が凄いです。

本当に目の前に飛行機が飛んできたくらいの凄まじいボリュームでした。

相当うるさいシーンの連発で、見終わった後耳が悪くなった気がしました。

ロックのコンサートよりうるさいかも。

映画館ならではです。










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