罪と罰 2005年04月27日 | 学習・科学 ---フランケンシュタインのことを書いた小説は面白い。ふつう怪物が皿を割れば、それは怪物の破壊本能のせいにされがちなものだが、この作者は逆に、その皿に割れやすい性質があったためだと解釈しているのである。怪物としては、ただ孤独を埋めようと望んだだけだったのに、犠牲者の脆さが、やむなく彼を加害者に仕立て上げたというわけだ。そうなると、この世に、割れるもの、砕けるもの、焼けるもの、血を流すもの、息絶える . . . 本文を読む