tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

はて、この夢は?

2013-11-15 17:09:31 | 今日の出来事
広島なのか、岡山なのか、僕は中国地方のある都市に泊まっている。

和室だが、観光旅館ではなく民宿でもない、「ビジネス旅館」とでもいった風情の宿。
(窓の外にはどこかの民家の裏庭か、商店街が見えるような、そんな立地だ)。
そこには何回か泊まったことがある。以前、別の日の夢にも出てきたのだ。

朝、目覚めて身支度を整えようとすると、洗面台で異音がする。

壁のコンセントに「電動スパナ」が差さっており、それが作動しっ放しになっているのだ。
(つまり、先端がグリグリと回りっ放しになっているのだ)

「なんだこれ?」と思う間もなく、コンセントから火が噴き始める。
おいおいなんだよ、水、水…と容器を探そうとすると、
会社の上司(僕の直属の上司ではない、一緒にここに出張に来ていたのだろうか?)が現れ、
彼はすぐに状況を察知する。
僕は部屋のゴミ箱に蛇口から水を入れ、彼に渡す。
彼がその水をバサッとコンセントにかける。
ああ、火を消すの自分でやりたかったな…と僕はちょっぴり思う。

…という夢。

なんだろな。
旅館の和室は、どこかの家庭の一室のようで、妙に居心地が良かったのを覚えている。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 ライフスタイルブログへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 30代の生き方へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ

“ヒドいオチ”ナンバーワン映画 『[リミット]』

2013-11-12 17:59:36 | 雑感
いやあ、なんともヒドいオチの映画だった。『[リミット]』

<あらすじ>
イラクで突然襲われたアメリカ人トラック運転手、ポール・コンロイ。目を覚ますと、そこは地中に埋められた木製の棺桶の中だった。限られた酸素しかない閉ざされた場所、手元にあるのはライター、ペン、懐中電灯、携帯電話のみ。携帯電話で家族や会社、警察、FBIに連絡を取ろうとするが、埒が明かない。さらに、犯人のテロリストから無理な要求を突きつけられ…。


※以下、ネタバレあり。

・極限状態に置かれていることを差し引いても、主人公が無闇にパニックになりすぎる。助けを求めるために電話をかけている相手なのに、電話口ですぐにキレだす。それじゃうまくいくわけがない。「不安神経症」で薬を飲んでいるというエピソードが挟まれ、もともと主人公は正常な精神状態ではないことが示されるが、そもそもそんな人がイラクの砂漠=危険地帯で働いてちゃダメだろう。いずれにせよ、主人公に感情移入しづらい。

・バッテリー残量を気にするわりに、携帯電話での無駄な会話が多すぎる。オイルは貴重なはずなのに、箱の中の空気も貴重なはずなのに、ライターを無駄に点けすぎる(「画面が真っ暗」じゃ映画として成立しないという“ご都合”から?)。「過去に誘拐されたが無事に解放された学生」の名前をわざわざペンで板に書きとめる必要がどこにある?(それが「展開上重要な伏線」だから?)

・主人公を「地中に埋める」テロリストの目的がわからない。兵士ではない民間人トラックドライバーをいたぶることに意味はないし、ただ単に弄びたいだけにしてはずいぶん手が込み過ぎている(わざわざ棺桶やらシャベルカーまで用意したのか?)。アメリカから金を引き出す交渉道具にしたいのなら、人質は指示も監視もきちんと及ぶ場所に置くべきであって、携帯電話も圏外になりがちな、まかり間違えば命も落としかねない、不確かな場所に閉じ込めておく意味がない。

・不意に闖入するヘビ(ヘビが出入りできるような隙間が木箱にあるのなら、そこを手がかり・足がかりにして脱出は考えられなかったのか?)。“こんな状況でわざわざ”就労規則を持ち出して解雇を通告してくる会社。同僚の殺害現場動画を送りつけてきたり、指を詰めろと命令してきたりするテロリスト。テロリストの要求に応じたとしても成算はないのにそれに従う主人公。どれも、残酷さを殊更に演出したいがためのわざとらしさを感じる。

・助けを求めた先の当局はどれも頼りない。アメリカ本土からか、イラクの出先機関からか、いずれにせよ、携帯電話のGPSで位置情報を特定できるのは事実だとしても(実際はできていないが)、救援隊が主人公の居場所に徐々に近づいているのなら、その経過がもっと描かれてもいいはず。たとえば「今、君の居場所を半径500m以内で特定した。もう少し頑張るんだ!」と励ましの電話を入れてくる、とか。それが、いきなり「今、掘っているぞ!」と緊迫のシーンを持ち込まれてもね…ついていけない。

・そして最後の“オチ”だ。これがヒドい。後味の悪い終わり方だから、バッドエンドだからヒドいのではない。昔懐かしい動詞で言うなら「ズッコケる」ような終わり方だからヒドいのだ。激情に駆られるばかりで、冷静な判断力・行動力に欠ける主人公にはあまりシンパシーは湧かないし、そうかと言って、テロリストの残忍な仕業に、透徹した意志や計画性が見えるわけでもない。つまり、どっちに転んでも、結果は腑に落ちるものではないのだ。主人公が無事に救われれば「なんと都合のいい結末!」と思うだろうし、無念の死を遂げれば「結局彼はなんで命を失う必要があったの?」と思うことだろう。だから、の捻りなのかも知れない。この結末は。それにしたって、ずいぶんふざけた結末だ。さまぁ~ずの三村なら「そっちかよ!」とツッコミを入れることだろう。笑えばいいのか?この結末は。でも、ここに「笑い」はいらないだろう。

…まあ、これだけツッコませてくれるんだから、案外この映画、面白いのかも知れない。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 ライフスタイルブログへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 30代の生き方へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ

深夜の異常な食欲

2013-11-08 14:14:19 | 今日の出来事
夕食は7時に会社の社員食堂で食べた。
確かにいつもより少し早い時間の夕食ではあった。

それから外出して一仕事した。
軽い、ごく軽い憂鬱の種になるような仕事ではあったが、
終えたからと言って達成感で満たされるほどの大仕事でもない。
(だが、今思えば、この軽い開放感が食欲を呼んだのかとも思う)

大手町から銀座まで歩き、
(この区間は歩こうと思えば地下だけでも行ける。
だが地上に出て、少し肌寒い風に吹かれながら歩いた)
地下鉄に乗って帰った。
(今思えば、この歩きが食欲を呼んだのかとも思う)

風呂あがりの11時過ぎ、無性に腹が減ってきた。

バナナみかんを1つずつ。

物足りないので、「柿ピー」を牛乳と一緒に。
――こんな時間におやつを口にする?
この柿ピーはすでに賞味期限が切れていて「早く始末しなきゃ」と思っているため、
そんな罪悪感も紛らわされる。

牛乳がコップ半分の量しか残っていなかったので、
電子レンジで湯を沸かしてコーンスープを飲む。

うーん、食べ始め出すと勢いがついてしまうのか。

棚からトースターを出し、冷凍庫にしまいっぱなしになっていた食パンを焼く。
しばらくして解凍されたころにチーズを載せる。
焼いている間に、ピースのクリームチーズを2つ食べ、
ミニトマトが5、6個残っていたのを洗って食べる。
さらに、半分残っていた絹ごし豆腐おかかを載せ、醤油をかけて食べる。
冷蔵庫一掃セールの様相を呈してきた。
だがさすがに、半分ずつ残っていた白菜や豆苗までは手が出せない。
すぐさま食べられる方法が思い浮かばなかった。
チーズトーストに合わせてコーンスープをもう1杯。

ところが、それでも「打ち止め」にならない。

えーい、ままよ、ついにはポテトチップス(のり塩)にまで手を出してしまう。

歯にくっついたポテトチップスを舌先で拭いながら、録画していた映画を見る。
腹が満たされたためか、映画の終盤、クライマックスで10分ほど寝入ってしまう。
それに気づいて巻き戻していると、エンディングのシーンがちらちら見えてしまい、
「オチ」が中途半端にわかってしまう。あーあ。

しかしまあ、不健全な食事、不完全な映画鑑賞の、なんと気楽なことよ。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 ライフスタイルブログへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 30代の生き方へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ

辞書を食べる(あけっぱなし~あせばむ)

2013-11-07 18:37:13 | 辞書を食べる
「辞書を食べる」とは…

気が向いたときに、気が向いた分だけ、辞書を頭から順に読み進める。
通常は目的の語の説明だけしか齧らないところを、
端から端まですべて余すところなく噛み砕き、飲み込むため、「食べる」と名づけた。
心に引っかかった語はその都度書き留める。
語彙や知識を増やすことはもちろん、
今までは気に留めていなかった語に、自分の人生に関わる新しい意味を見出すことを目的とする。

使用辞書:旺文社国語辞典(1986年改訂版) P9「あ【亜】」からP1318「んず」まで、全1310ページ。


あこぎ【阿漕】
貪欲で無慈悲なさま。ずうずうしいさま。もと、「阿漕の浦(三重県津市の海浜)」の略。「逢ふことを阿漕の島に引く網のたび重ならば人も知りなむ」<古今六帖>の歌により、たび重なり、しつこいことをいう。

「阿漕の浦」はどんな眺めなんだろうか。
地図を見ると、津市の郊外で、道路が碁盤目状に細かく区画されていることから、
住宅街に面しているようにも見える。JRに「阿漕駅」もある。
こんな散々な意味を付与されてしまいながらも、地名はしっかり生き続けているようだ。

あさぎ【浅葱】
緑がかったうすいあい色。水色。そら色。

「浅黄色」すなわち「うすい黄色」とは違うのか。
「浅い葱の色」なら緑色に近そうだが、それとも違う。
ちなみに同じ漢字で「あさつき」と読めば、山地に自生するユリ科の多年草。

あさじがやど【浅茅が宿】
庭にちがや(=イネ科の多年草)がはえ、荒れはてた住居。

荒れてはいるんだろうけど、なんか風流だな。
「浅茅生(あさじう)」は「ちがやがはえているところ」。この呼び名もなんか風流。

あしずり【足摺り】
怒りや悲しみのため、じだんだを踏むこと。

あの「足摺岬」も、こんな切ない意味を含んでいるのだろうか。

あすなろ【翌檜・羅漢柏】
ヒノキ科の常緑高木で日本特産種。葉はひのきに似て大きい。山地に自生。観賞用庭樹にもなる。材は建築用。[語源]「あすはひのきになろう」の意から。

別に、明日は別の種にならなくたって、「自分は自分」でいいじゃないか。
じゃあいったい、「今日」は何なんだ?

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 ライフスタイルブログへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 30代の生き方へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ