快読日記

日々の読書記録

2012年の読みつ読まれつ

2012年12月28日 | 今年のベスト
2012年に読んだ本の中からベストを考えてみました。

 フィクション

 「罪悪」 「犯罪」 フェルディナント・フォン・シーラッハ

 
 「ソロモンの偽証」 宮部みゆき

 「ゲイルズバーグの春を愛す」 ジャック・フィニイ

 「妄想の森」 岸田今日子 

 「萩尾望都作品集 なのはな」 萩尾望都

 「小川洋子の偏愛短篇箱」 小川洋子(編著)

 「どこ行くの、パパ?」 ジャン=ルイ・フルニエ

 「アレグリアとは仕事はできない」 津村記久子
 

 「夕陽ヵ丘三号館」 有吉佐和子

 「もいちどあなたにあいたいな」 新井素子

 次点
 「俳優・亀岡拓次」 戌井昭人


 ノンフィクション

 「橋本治という立ち止まり方」 橋本治

 「『善人』のやめ方」 ひろさちや

 「果てなき渇望-ボディビルに憑かれた人々」 増田晶文

 「皇族のひとりごと」 三笠宮寛仁

 「こけつまろびつ人生」 玉川スミ

 「漢字と日本人」 高嶋俊男

 「完本・美空ひばり」 竹中労

 「赤めだか」 立川談春

 「柔らかな犀の角 山崎努の読書日記」 山崎努

 「Kitano par Kitano-北野武による「たけし」-」 北野武 ミシェル・テマン

 「ちあきなおみに会いたい。」 石田伸也

 「開運離婚」 泰葉

 「自分の体で実験したい-命がけの科学者列伝」 レスリー・デンディ/メル・ボーリング

 「ベスト・オブ映画欠席裁判」 町山智浩 柳下毅一郎

 「評伝 ナンシー関『心に一人のナンシーを』」 横田増生

 次点
 「イラン人は面白すぎる!」 エマミ・シュン・サラミ
 「サブカル・スーパースター鬱伝」 吉田豪
 「今を生きるしあわせ」 河野義行

     

こたつで一人選考会を開催した。
今年はノンフィクションに当たりが多かった気がします。
闘病記ばかり読んでいた昨年から一変、苦労した人の自伝や評伝をよく読んだ・・・あ、同じか。
そうそう、事件ものが少なかったです。
ドロドロしたものを読むと疲れるようになった。
加齢のせいか。
事件といえばかなえキッチンを追った「毒婦。」(北原みのり)と「別海から来た女」(佐野眞一)、どっちを読もうか迷っているうちに尼崎の事件が発覚したので、今はそれを誰かが書いてくれるの待ち、です。

小説では、シーラッハと津村記久子が収穫でした。
花登筐を1冊も読まなかった。
それから、「吉里吉里人」を読み始めて中巻で挫折。
高3の夏、一緒に受験勉強をしていた○ちゃんという女の子が読んでいて、
「これを読破できたら私は志望校に合格する気がする」って言ってました。
一種の願掛けですね。
先日知り合いの家で「吉里吉里人」全3巻を見かけて、ふと○ちゃんのことを思い出してさっそく貸してもらって。
で、投げ出したんですけど。
(上巻の言語の話は夢中で読めたのに、中巻で軍隊の話になったとたんに脳が受けつけなくなった)
○ちゃんは結局読了したのかなあ。
もう20年以上前の話ってのがおそろしい。

ことしもお付き合いくださってありがとうございました。
よいお年をお迎えください

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