快読日記

日々の読書記録

「女帝 小池百合子」石井妙子

2021年08月23日 | ノンフィクション・社会・事件・評伝
8月20日(金)

「女帝 小池百合子」石井妙子(文藝春秋 2020年)を読了。

「利用するか攻撃して傷つけるか」の二択でしか人と関われない人の話。

嘘が多すぎて麻痺しちゃったのか
もともと良心がないのか。
嘘つきだから人を信用できないという不幸。

華やかなひとつ違いのいとこの存在、
ある種の人格障害といえる父親(破天荒とは別物)、
生まれつきの顔のアザとか、
山岸凉子の絵で脳内再生してしまいました。

この人は細木数子にそっくりです。

軽薄で、他人に共感する力がごっそり抜け落ちてる小池百合子の総理就任を、この本が阻止してくれるのか。

しかし、考えようによっては、
親やじいちゃんの代からの代議士ですみたいな貴族だらけの政界で
野良犬がのし上がるにはこれしかなかったとも読めます。