黒じぷたの漂流日記

Withうつ病で暮らしているらしい。

雑草を喰らう

2015-06-06 18:11:18 | 日記
通所しているデイサービスの生活充実プログラムに、公園ボランティアというのがある。

直射日光を浴びて、汗をだらだら流し、しゃがんだ作業が続くので腰は痛くなり、と結構過酷。

本来なら給金を受け取りたいぐらいですが、精神疾患者の社会復帰へのプログラムなので文句も言えない。

こんなところで雑草を抜いている暇があったら、我が家の庭の除草をしたい。

就労移行支援プログラムが始まる前は暇だったので、こまめに除草をしていたけど、今は疲れちゃってやらない。

食えたなら、少しはテンションも上がるけど、食えないから雑草と呼ばれているわけであって。。

その昔、まだ大学生だった頃、「雑草も醤油で煮れば食べれる」と豪語していた先輩がいた。

冗談かと思っていたら全くの本気で、「雑草鍋パーティー」につき合わされたことがある。

広い河原へ行って「これは食える。これは食えない」等と言って雑草を仕分けながら抜いていく。本当は全部食えないと思う。

体育会系上下関係のいじめではなく、大真面目に自分等をもてなそうという気合いが伝わってくる。

で、この雑草を鍋で煮る。物凄い量のあくが出る。これを丁寧にすくい取る先輩。

あくが出切ったら、醤油、生姜、砂糖(たぶん)を入れて、煮込んだら出来上がり。

仕方ないので自分等も付き合ってたべる。当然ごとく不味い。渋みというか苦味というかエグ味というか。

どうやっても箸が進まない自分等を見て「お前らしょうがねえな」と言って先輩は全部平らげてしまった。

どう考えても体に悪そうなものだが、抵抗力でもつくのだろうか?風邪もひかずピンピンしていた。

何で雑草なんか食っているのかと言うと、食費を浮かせて、その分大好きなパチンコ情熱を注いでいた。

まあ、何にしても豪快な先輩でしたね。



コメント
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