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プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

中村敦夫「狙われた羊」

2023-03-11 10:29:36 | 日記
中村敦夫さんの「狙われた羊」です。
俳優として名高い中村さんですが、小説も書いてらしたんですね。
初めて知りました。
それもそのはず、この小説、書かれたのは30年前だそう。
今回復刊したのは、昨年の安倍総理が狙撃された事件が
きっかけなのでしょう。

国際キリスト敬霊教会が舞台。
この教会の信者(シープ)たちの乗るライトバンが
事故を起こすところから、話は始まります。
事後処理に追われる幹部たち。

私立探偵の牛島のところへ、松本安吉という男が訪ねてきた。
息子の武志を取り返してもらいたい という依頼。
5か月前に姿を消した息子は、どこかの宗教団体に入ったらしい。

中道葉子という女子大生。
秋田から出てきたのだが、周りの学生たちとは
馴染めない毎日を送っている。

こうした彼らの生活を追いながら
新興宗教側が、どうやって彼らに近づいていくか
マインドコントロールしていくか
などを、作者は描いていきます。

30年前に書かれたものとは思えない臨場感のある
小説でした。
彼らの手口は変わっていないということなんでしょう。

WBC 日本対中国 大谷翔平先発!

2023-03-10 09:47:39 | 日記
昨日は、久々の東京ドーム。
WBC 日本対中国戦 行って来ました。
昔は巨人ファンでしたが、最近は、すっかり縁遠くなり
プロレスも、コロナ以後はご無沙汰していますので、
東京ドームいつ以来なのか?
行くと必ず食べていたホットドッグ買おうと思ったら
全てキャッシュレスとのこと。
浦島太郎状態でした^_^

このチケット買ったときは、まさか大谷選手が先発するとは思わず
ちょい儲かった気分^_^
チケットは、指定席 C。
バックネット裏の上段。
大谷投手の迫力は伝わってきました。

日本と中国。
正直、実力差はかなりあると思ってましたが
試合は、意外な接戦。
といっても、四死球を連発する投手陣 ゴロをファンブルする内野手
決して中国チーム レベル高いとは思えませんが
再三再四迎えるチャンスに、決定打の出ない日本チームも情けない。
8回、ようやくビッグイニングとなりましたが
今日からの韓国戦を始めとする3連戦を考えると
いささか心許ない内容。

頑張れ 侍ジャパン!

「逆転のトライアングル」

2023-03-09 09:50:12 | 日記
東宝日比谷で上映中の「逆転のトライアングル」です。
セレブを乗せた豪華客船が、嵐の中に突っ込み
船内は阿鼻叫喚。
さらには、海賊に襲われ、とうとう難破。
残された何人かの乗務員と客たちは、無人島へと流れ着く。
自給自足の生活。
そんな時、一番有能だったのは、最下層の清掃婦アビゲイルだった
というお話。

まずは人気に翳りが見えた男性モデル•カールと
人気インフルエンサーのヤヤのお話。
痴話喧嘩を繰り返す2人。
が、仲良く豪華客船の旅へ。

セレブ客。
武器商人 ロシアの大富豪•••
彼らのエピソードも、細かく描かれる。
このあたりは、面白い。
乗務員たちも、船長はアル中 一等航海士はやる気なし。

嵐に襲われ、海賊に襲われ
さしもの豪華客船も難破。
幸運な人たちは無人島にたどり着く。
乗務員のポーラと機関士のネルソン
ヤヤとカール
ロシアの大富豪たち

無人島でのサバイバル生活。
一番有能なのは、清掃婦のアビゲイル。
彼女は漁をし、火をおこし、料理する。
みんなのリーダーとなることを宣言し、
カールには夜のお供をさせるという傍若無人ぶり。
が、ある事実が発覚、彼女の栄華が終わりを告げそうになり•••
というのがラストシーン。

中年清掃婦アビゲイルのやりたい放題
少し溜飲下がりました^_^



サム•メンデス「エンパイア•オブ•ライト」

2023-03-08 11:13:48 | 日記
東宝日比谷で上映中の「エンパイア•オブ•ライト」です。
1980年代のイギリスの寂れた映画館「エンパイア劇場」を
舞台にした物語。
映画館の女性マネージャー•ヒラリーをオリヴィア•コールマン
支配人エリスをコリン•ファース
ベテラン映写技師ノーマンをトビー•ジョーンズが
演じています。

エンパイア劇場 かつては4つのスクリーンで上映されていたが
今では寂れてしまっている。
そんな劇場で、他の従業員を注意しながらきびきび働くヒラリー。
が、彼女は、一方では、支配人の求めに応じて関係を持っていた。
劇場に若い黒人の従業員•スティーヴンが入ってくる。
大学進学を諦めたスティーヴン
実は、心に闇を抱えているヒラリー
2人の仲は急接近していき•••

2人の仲が縮まるエピソード
ラスト、新しい道に旅立つスティーヴンを見送ったヒラリーが
エンパイア劇場に戻り、閉館した映画館で一人映画を楽しむシーン
それを見守るノーマン
素敵なシーンがいっぱいありました。
80年代の映画に対するサム•メンデス監督の熱い想いも
感じられる作品でした。

立川談志「談志の日記1953 17歳の青春」

2023-03-07 11:20:27 | 日記
立川談志師の「談志の日記1953 17歳の青春」です。
タイトル通り、17歳の談志師の日常を描いた日記。
新年所感に始まり、12月30日までが大学ノートに綴られている。
後書きで、師の長男•松岡慎太郎さんが書かれていますが
なぜ、大晦日の日記がないのかは、謎とのこと。

17歳の松岡克由青年としての日記は、
「女学生と付き合いたい」とか、新宿末広亭のお茶子さんとのデートとか
淡い部分も多い。
ま、私が生まれる前の話ですから、男女関係にしても
そんな感じだったんでしょう。
その一方、高校中退して落語界に入門。
一種特殊な世界で揉まれていくうちに、
学生生活を続けていり同級生達と乖離していく記述も見られます。

一方、前座の小よし青年。
一番驚くのは、師匠小さんに対する尊敬の度合い。
特に、人格的な部分についての記述には、
師に対する尊敬しか感じられません。
また、落語に関する記述。
毎日のネタが書かれていますが
当たり前ですが、「根問い」など前座噺が多い。
ある時は「うまい!」と自賛し、ある時は「こんなもんじゃダメ」と自らダメ出し。
前座とはいえ、プロの落語家。
そのプライドが感じられます。