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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「ふくすけ2024-歌舞伎町黙示録-」

2024-08-07 09:56:31 | 日記
歌舞伎町の「THEATER MILANO-Za」で  
上演された「ふくすけ2024-歌舞伎町黙示録-」です。
松尾スズキ作品。
1991年初演
今回が4演目。
私は、前回のシアターコクーンでの上演を観た気が
するのですが、内容は、はっきり覚えていない。
ただ、とても重い芝居だった記憶があります。

フクスケ
薬害で、文字通り福助頭で生まれた奇形児。
初演では、温水洋一が演じていたそう。
その姿は、容易に想像できる。
九州の子ですから、誰しも、あの公害を思い出します。

今回フクスケを演じたのは、岸井ゆきのですが、
奇形児として生まれたフクスケに、見事な生命力を与えていました。

フクスケを取り巻く人々。
彼を発見したコオロギ(阿倍サダオ)とその妻(黒木華)
夫はDVで、妻は盲目。
コオロギ夫妻とフクスケは、新興宗教を立ち上げる。
歌舞伎町で失踪した妻(秋山菜津子)を探す夫(荒川良々)
妻は、双極性障害を持ち、夫は吃音症。
妻は、歌舞伎町で風俗嬢として生き抜き、金を儲け
都知事選に立候補。
同じ風俗嬢として生きるのがフタバ(松本穂香)
ホストに入れ上げ、立ちん坊して生きるトー横キッズ。
この他、ルポライター役で皆川猿時 薬害会社の社長役で
松尾スズキが出演しています。

3時間超の舞台。
皆さん、芸達者な方だけに、かえって物語の持つ暗さが
際立っていました。





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