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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」

2024-09-12 10:13:23 | 日記
歌野晶午さんの
「葉桜の季節に君を想うということ」
です。
面白いという話は聞いていて、
随分前に読もうと思って買っていたのですが
ようやく読みました。
発行されたのは2007年だそう。
私も、恐らく10年くらい前に買ったのだと思います。

「最後の1行まで
あなたの心を離さない」
と表紙に書いてありますが
なるほど、物語は、ラストで大どんでん返しをします。

成瀬という元私立探偵が
同じフィットネスクラブに通う
愛子という女性から頼まれた依頼。
「悪徳商法の会社について調べてほしい」
さらに、自殺を図ろうとした
麻宮さくらという女性を助ける成瀬。
こうした話が絡み合っていきます。
いわゆる、叙述トリック。

発行された当時
「SMAP×SMAP」で中居正広さんが
激賞して、話題になったらしい。
ただ、どうなんだろう?
私は、読み終わって、一瞬「えっ?」と思った。
綺麗に騙されたな という感じではなかった。
それと、初版から20年近く経って
同じようなパターンの本も出ている。
そういう意味では、もっと早く読んでおけば良かった
という気もします。