田切通信

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サバイバルゲームに行ってきました2

2014-11-08 19:00:00 | その他
サバゲーというと、「銃を持って戦争のまねごと」と言って毛嫌いする人がいるのも事実です。「戦争」の部分に嫌悪感を抱くのだろうけど、戦うことが駄目というのならば戦国時代のまねごとだって「刀や槍を持って戦争のまねごと」ではないかと僕は思いますね。こうして定例会に参加している人達は特段「思想的」な思惑はないように感じます。
要はスポーツ競技の一種ととらえるのが健全だと思います。ではなぜ迷彩などの軍服を着ているのかというと、つまり気分が入り込めるというコスプレ効果が第一にあり、機能性が良いというのが第二の理由でしょう。
 こうしたサバゲーには幾つかの毛色の違うスタイルがあります。今回はフィールドの定例会なので、ルールを守れる人なら誰でも参加可能です。服装の規定も使用する銃の規制もありませんが、銃については法規制を守ること、そしてゲーム場のルールを守ることだけは要求されます。それ以外にはヒストリカルなどと呼ばれる「歴史再現」のゲーム会も開催されます。そちらは会の定める時代や地域設定に基づいて服装や装備を調えて参加します。こちらは設定の世界観を再現して楽しむことの方が主目的になります。


 今回の僕のチームは写真を撮っている(つまり写っていない)僕の他にこの2人。テーブル1台を占領しています。服装は1名が大戦中のドイツ陸軍、もう1名は少し前のアメリカ陸軍ですね。僕はと言うとやはり大戦中のドイツ陸軍。大戦中の独軍にこだわってる理由は、今回野外試験をする銃が大戦中のドイツ火器だからです。


 フィールド内に入りました。周囲はこのように青いメッシュシートで覆われていて、弾が場外に出ないように配慮されています。画面右端に写っている金属のケースが通称「フラッグ」と呼ばれているものです。まあ旗じゃないですが。参加者を2チームに分けフィールドの両端をスタート地点にしてゲームを開始します。そして相手の陣地にあるフラッグを先にとったチームが勝つという単純なルールです。昔は名前の通り実際に旗でしたが、このフィールドではこのようにケースに入った電気式ホーンになっています。
 目立たないように迷彩柄の服を着ているのに袖に黄色にテープを巻いているのは敵味方を識別するためのもので「マーカー」と呼ばれています。こちらが黄色チーム、相手側が赤チームに色分けされています。
 ヒストリカルのイベントでは服装設定に応じて軍服を着用するので、明確に敵味方が分かるので必要ないものですが、定例会は参加者がそれぞれ勝手な服装で集まるので識別用のマーカーが必要になります。


 こちらも同じ黄色チームのドイツ軍。この日は僕等を含めて4人の第二次世界大戦コスプレの参加者がいました。両手を上げているのはゲームの最中に弾に撃たれて「死亡」したからで、定例会では体のどこに弾が当たっても「ヒット」を発声して戦闘から離脱します。


 そしてアメリカ軍の空挺隊員。彼が4人目の大戦コスプレ。僕等は独軍、彼は米軍なので史実では敵味方ですが、見ての通り同じ黄色チームです。定例会ではこういうのもあり。


 では軍服以外には?というと基本的に動きやすければいいし、服や装備にまで予算が回らない人は無理する必要もないって訳で、1ヶ月早いサンタさんですね。クリスマスも近いですから。


 一番多い格好は現用軍の服装で、ねずみ色やタンカラー(サンドベージュ)の細かい柄の迷彩。もちろん最新装備でかっこいいというのもあるでしょうが、手に入れやすくて安いのが最大の理由だと思われます。実物にこだわらないでレプリカ(複製品)で済ませれば、上着とズボンと靴の必要最小限の3点で1万円しません。僕等が着ているドイツ陸軍の制服はもちろんレプリカ品ですが、上着とズボンで約3万円します。それに階級章や徽章類を着けるのですがそれがまた1万円以上掛かる代物で、金食い虫ですね。
 服が安い分他の装備に予算が回せます。


 こちらは陸上自衛隊ですね。銃は89式じゃないけど。大多数を占める現用米軍に紛れて目立たなかったですが10人くらいいました。


 こうしていろいろな格好の参加者が集まるのも定例会の楽しみです。


 集合写真です。この日集まった参加者の8割くらいが集まっています。
最近のフィールドで目立つのは若い女性のゲーマー。ゲームとゲームの間にあるインターバルの時間にはセーフティーエリアで特に目立ちますね。女性も安心して参加できるっていうのは「ゲーム」つまり遊びとしていいことだと思います。