田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

GWの旅02

2009-05-10 05:49:00 | 飯田線の旅
 GWに飯田線に行くことにした。とはいえこの時期安い切符(青春18)はないから、車で行く事にする。何しろ休日の高速道路料金が安いから、みすみす高く付く鉄道を使う必要はないのだ。しかし、この考えが相当甘かった。ルートは飯田線南~中部地域の駅を回りたいので、東名高速を西進し袋井インターから一般道に降りて天竜川沿いに進み、熊(「くんま」と発音します)から峠を越えて東栄に至る計画だ。その途中で少し寄り道をして局長を拾う。5月1日金曜日の夜半出発して割引が適用される厚木のインターから東名に乗る。この時点で渋滞情報は出ていたが、袋井まで1000円の魅力の前には気にはならない。なんて思っていたら、これがとんでもない渋滞だった。普通は大渋滞を起こさないような区間が10キロ以上渋滞していて、それが断続的に60キロも続いていた。しかもそれがいくら待っても解消しない。普通は移動開始する夜中に交通集中して渋滞しても、明け方には解消されるものだが、今回の渋滞は24時間渋滞しっぱなし!だった。いやぁ、一晩運転してやっと袋井で降りた。危うく局長との合流時間に間に合わなくなるところだった。
 一般道を北上して天竜川沿いに進むと、天浜線の単線の線路が見えてくる。第3セクターの路線だが、かつては国鉄の二俣線だった。その線路に沿って併走すると、天竜二股の大きな駅が見えてきた。休憩もかねて見学することにする。駅には大きな駐車場があるので車を停める。

 天竜二股は国鉄時代には遠江二俣と呼ばれていた。遠江は「とおとうみ」と読みます。その時代からの木造駅舎がど~んと残っている。構内には車両基地もあり大きな駅です。



 駅前では円筒形の郵便箱が現役で活躍中、その右に見える腕木式の信号は移転保存されているもの。



 まだ時間が早いのでホームで始発電車が出発準備中だった。単行のディーゼル車だ。車両の手前に写っているぐるぐるは、タブレットを引っかける棒。これも現役を離れ移転保存中。



 新所原方面行きの単行が出ていく。他の車両は白い塗装だが、こいつだけ塗色が違う。何やら青い車両が?



 駅の構内の端の方に静態保存されている2両。青い寝台用客車ナハネ20とエンジの気動車キハ20だ。どうも天浜線ではなくボランティアが管理しているようで、内部は見られない。この手の「野ざらし」の車両としては、保存状態がいい方だ。



 天浜線にはまだ乗っていない。長閑な田舎を単線が走っているのは実に気持ちが良さそうだ。そのうち時間をとって乗りに行きたい。