田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

GWの旅04

2009-05-12 21:21:00 | 飯田線の旅
 天竜二俣を出発し、内陸部に向かう。かつて計画され着工し、一部完成を見た飯田線幻の枝線「佐久間線」に併走するルートになる。これが出来ていたら飯田線も大分姿が変わっていただろう。このルートに現在は遠州鉄道が運行するバスが走っている。
 途中で局長と合流した。まだ朝の7時。夜行性の局長にとっては、深夜に等しい時間帯であろう。しかし5月の青く抜けるような気持ちのいい空だ。寝ているのは勿体ない。そう言えば局長のブログは停止中だな。

 そのまま天竜川沿いに進むと佐久間に行ってしまう。今回は途中で曲がって東栄方面を目指す事にする。こちらもいい加減細い山道だが、ちゃんとバス路線が通っていて、峠手前の道の駅「くんま水車の里」に至る。くんまは「熊」と書くが、言葉にすると「くんま」になるようだ。谷間の小さな集落だが、こうして道の駅があるのでバイクやバスに乗ってハイカーが多数訪れている。道の駅は無料の駐車場と夜間でも開いている便所があり、最低限自販機があるので、車旅をする場合は良い休憩所&宿泊所になる。この、くんまも道の駅がなかったら、恐らく何も買ったり食べたりすることは出来まい。



 道の駅としてはそれ程大きくない。写っているのはそば屋の建物で、この奥におみやげ物の建物がある。山の中だけあり、そばが名物だ。しかしこの朝早い時間では残念ながらなにも開いていない。



 道の駅の対面にあるバスの営業所?くんま迄のバスの終点で、結構広い反転場所と、何と3台も並んで停まれる車庫がある。くんまでちょっと休憩したら、いよいよ峠を越えて東栄方面に向かう。
 少し時間に余裕があるので、一度東栄を通り過ぎて三河川合まで行くことにする。川合に行くのは久しぶりだ。東栄~池場と線路を見つつ通過する。池場は豊川水系と天竜川水系の分水嶺になっている。池場を通り過ぎると川合まではずっと下りだ。



 川合の少し手前でこの鉄橋が現れる。もちろん飯田線の鉄橋だが、あ~るのOVAに出たので、見覚えのある方も多かろう。車で来ると良く分かるのだが、この位置に路肩が広くなったちょっとした駐車スペースがある。ロケハンはちょうど今の僕らのように、ここの車を止めて写真を撮っただろうと思われる。



 川合はかつて広い構内を持つ駅だった。現在は線路もほとんど撤去されてただの広い空き地になっている。空き地の隅にこんなのが転がっていた。



 三河川合は無人駅なのだが、周辺の人達が手入れをしていて、綺麗に維持されている。周囲には花壇があったり、大変好感が持てる。駅前のすぐ近くに駐在所があるので恐らく治安も良いだろう。天気もいいし、次は何処に行こうか?