田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

田切掃除・夏22

2005-10-10 07:36:33 | 飯田線の旅
 部長は、HPを見れば分かるとおり、自分からは一歩も歩かない。
今回の掃除は、出発が慌ただしかったので、部長を連れてくるのを完全に忘れてしまったのだった。

 その昔、駅の掃除と言えば「壁の落書き消し」が、最大の作業だった。
立て替える前の待合いの壁は合板製で、そこにマジックやサインペンで描かれた落書きは、インクが染み込んでしまい、雑巾でこすっただけでは全く落ちなかったのだ。落書き落としのスプレーを大量に動員して、ゴシゴシこすり、時間もかかった。
 今は落書きもほとんどなくなったので、作業量は格段に減った。
これは、利用者の環境保全意識が高揚したという見方と、単純に駅に来るあ~るファンが減ったという見方とができると思う。僕としては前者であったほしいと思う。

 JR当局の方針で、駅のゴミ箱と掃除用具入れのロッカーが撤去されて久しい。これは主に、防火対策であり、あわせて経費削減も画策されているのではないかと思うのだが、ゴミ箱とはいわば「ゴミ捨て場所」のサインであり、これがないがために、待合室にはジュースの缶や、紙くずなどが散乱している。これは田切だけではなく、南部の茶臼山や北部の上片桐などでも見受けられた。果たしてゴミ箱撤去は正しいのだろうか?
 地方ローカル線の無人駅などは、施設の清掃管理を周辺の住民に任せきっている傾向にある。従って周辺住人が手入れをしている駅は無人でも綺麗だが、そうでない駅はゴミが散乱し壁に穴が開き、ものすごく汚い。
 利用者から私鉄に比較して高い料金を取っている企業としてこれは正しいのだろうか?施設の維持管理も料金に含まれているのではないだろうか?合理化、経費削減の名目で、旅客サービスの切り捨てのみをしてはいないか。営業利益は利用者の身に立って利便性の向上を図らないのは、あまりにも営業努力が足りなくはないか?
 飯田線南部では特急導入以来、同じ方向へ向かう普通電車が2時間以上間隔が開く。これではこの時代利用者はどんどん自家用車にシフトしてしまうのは自明の理である。
 で、何を声高に主張してるかというと、田切駅の掃除用具ロッカーを復活させろ!と言うことなのだった。