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気ままに三百六十五日

気ままな三百六十五日趣味に没頭したいけれど?

ウワミズザクラで染色

2015-05-12 | 里山工房

午前中は薄日の差すお天気でしたが、午後3時ごろ、台風の影響の雨が降り出しました
漸く降りだした雨です
庭も畑もパサパサです
これで一息つけるでしょうか


先日の日曜日
里山文化の会
月に一度の例会でした。


午前は里山の森の樹木案内のプレートの清掃と木枠のペンキ塗り
のどかにおしゃべりしながらの作業


午後はウワミズ桜で染めます
ウワミズザクラここクリックして見て下さい

ウワミズザクラの枝(直径5センチくらい)一本切って来て
枝葉に分けて




木の部分の樹皮をはがしました

上部分と下部分の色の違い
樹皮をはがすと直ぐ赤く変色して行きます


樹皮を煮出します
煮出しながらランチ


昼食は、皆さん持ち寄りのお料理いろいろ
自分の弁当食べるの忘れるくらいに色々あります

里山文化の会恒例の楽しいランチタイム

ミョウバン媒染(先媒染しました)した糸を染めています

こんな色に成りました
オレンジがかった赤です

染める季節で色も違いますが、
この時期は、こんな色に染まりました


里山文化の会

2014-12-19 | 里山工房

今日は良いお天気でした~
でも、また明日は雨が降り出すようです
晴れが続かないですね~


里山文化の会
10月から海外染料シリーズです

10月はログウッド

11月は、ミロバランとインド茜で染めました
ミロバランで下染めします
(タンニンを含む)

ミロバラン抽出液

染めています

ミロバランで下染めした布にインド茜抽出液で染める


アルミ媒染


鉄媒染




12月は、コチニール
カイガラムシです
食品の赤い着色料としても使われています
しらない内に口にしているかも~ですね~


お湯を入れただけでサッと赤い色が出ます
これを煮出して赤い色を抽出します


染めてアルミ媒染しています

媒染後、もう一度染め液に戻します
一気に色が濃くなりました


鉄媒染しています


染め液に戻します

媒染で色が全く違って来ます




10月のログウッドで染めた糸

海外染料シリーズまとめてUPしました



海外染料  ログウッド

2014-10-31 | 里山工房



先日、日曜日は
里山文化の会でした

今回は、海外染料で染めました
ログウッド
和名アカミノキと言うそうですが

赤いです



原産は、メキシコ、中米北部
マメ科(ジャケツイバラ亜科)アカミノキ属

ただ、退色が早いそうです
下地に藍、やヤマモモなどで染めて
重ねて染めて堅ろう度を増すようにすると良いそうです



綿糸

アルミ媒染中



椿灰汁媒染



鉄媒染
ここに手袋なしでちょっと手を入れたら指先が黒くなってしまいました~


鉄媒染した糸です
黒を染めるのに使われるそうです


皆でワイワイ何時ものようにおしゃべりしながら染めて来ました。




里山文化の会

2014-09-15 | 里山工房

今日は、朝から一日曇り
本当は今日は、晴れてほしかったんですけどね~

藍の葉が結構元気に伸びていてもったいないから昨日刈り取ったんです
今日干したかったんです

葉をむしって広げては見ましたが、乾きませんでした。
ま三番刈りだから、まあいいけど・・・



昨日日曜日
久しぶりに里山文化の会に出席


ヤシャブシを煮出します
ヤシャブシの染液が出来るまで藍でバンダナを染めます


折り紙教室じゃないですよ
たたみ絞りです


直角三角形にたたみ木がたでしっかり挟み、藍の染液に浸す
ほんの5秒でサッと藍液がしみます


直ぐ開いて行きます
どんどん酸化が進みます






暫く干して充分酸化したら水洗い
こんな模様の出来上がりです

ヤシャブシ染液が出来ました
ヤシャブシで染めます

ミョウバン媒染しています
ヤシャブシ染め液に戻して水洗い乾燥


アルギン酸ソーダー50gを450ccの湯に入れかき混ぜながら温度を上げながら溶かす
透明のゼリー状になったら柿渋原液500ccを少しずつ入れて赤茶色のゼリー状になるまで練り合わせて糊を作る




型紙を置いて
ヤシャブシで染めた布に糊置き


こんな感じ
このまま乾燥させて半年くらい置いておきます
柿渋の色がだんだん濃く出て来ます
半年後に水洗い乾燥で出来上がりです

ただし今回、糊置きまで出来ませんでした
染めた布が乾きませんでしたので~

糊置きは、次回です

今回の里山文化の会
盛りだくさんの作業
忙しかったですが、楽しかったです~

藍干葉作りとたたき染め

2014-08-23 | 里山工房


広島では大災害になってしまいました
降り続く豪雨
自然の力の恐ろしさをまた見せつけられました。

被害にあわれた皆様に心からお見舞い申し上げます
亡くなられた方のご冥福を祈ります



関東は、連日の猛暑

先日、20日
里山文化の会で
保育園の園児たちの藍干葉作りのお手伝いに行って来ました。

この保育園では園児たちが藍染めの体験などもしています。

刈り取って来た藍の葉を園児たちと取ります。
葉だけを天日干しにします。
このお手伝いです
子供たちも一生懸命に茎から葉をむしります~


そして、藍生葉でたたき染めにも挑戦です


Tシャツに葉を並べラップを乗せて


金づちや木槌でとんとん叩きます

コンコン、コンコン、楽しそうに作業していました
渾身の力でたたく子もいたり~




園児たちの作品です
天日に干して水洗いします
葉っぱの形に染め上がりです

保育園の園児たちと楽しい時間を過ごして来ました



藍染めをしました

2014-08-11 | 里山工房

台風一過
すっきりとはいきませんでしたが・・・
朝はかなり曇っていました。午後ようやく晴れて来ました。
太陽が顔を出すと途端に気温も上がって来ました~
昨日、一昨日と涼しくかなり過ごしやすいい気温でしたが~
今日は、また暑い~です。


土曜日、日曜日




共生~、多様性
自然環境
種の保存は、固有種だけを保護しようとしてもその環境が伴わなければ出来ないことで、
自然環境を守る事はすべてにおいて共生する事が大事になります。

共生とはどういう事~?のお勉強会
里山文化の会はこのワークショップのお手伝いでした。

参加された方は9人
里山文化の会は6人
土曜日午前中は佐々木先生の講義

午後は藍の生葉染め

シルクのスカーフを染めました。

藍生葉を塩もみして生葉の汁をしぼり、絞り汁で染める染め方と

生葉を茹でて茹で汁に生葉の絞り汁を少し入れて染める茹で汁染めの二通りで染めました。

ほとんど初めての方たちですからその染のお手伝い

染めたスカーフ
お手伝いで写真撮る暇がなく作業工程の写真なしです。

でも皆さん綺麗に染まって感激されていました。

そして日曜日、
昨日二枚のスカーフを染めましたが、一枚をコブナ草でもう一度染めます
コブナグサの黄色を乗せることで緑になります。

里山会員は、大鍋でコブナグサを煮出します。



煮出した液を配分してそれぞれ染めます

ちょっと緑がかって来ました。


椿灰汁で媒染します

良く洗ってもう一度染め液に戻し、また良く水洗い

こんな色に染め上がりました。


今度は、木綿を染めます
受講生の方はバンダナを折り紙染めします
バンダナを折って準備


その間に里山会員は、ジュウサーで藍生葉を撹拌、濾し布で絞り液を作る
限られた時間でやる仕事、手順良くやらねば~


こした藍のしぼりじるを火にかけ温度を上げる(60度)
かき混ぜながらしっかり酸化させる
しっかり酸化して真っ黒く見えるような液になりました。

ハイドロ(還元剤)を入れて温度の下がるのを待つ


藍が建ってきました
表面に泡がたちきらきらして来ます
この泡の下は黄緑色になっています


このバンダナを染めます

皆さん一斉にそっといれます
泡をたてないように静かに~

藍染めは、媒染しません

空気に触れさせて良く酸化させ水洗いして

皆さんこんな作品が出来ました。

お疲れさまでした~

台風の影響で二日間涼しくてとても助かりました
お手伝いもあれこれ忙しかったですが~

参加された受講生の方たちはとても喜んでお帰りになり良かったです~



追記

コブナグサ出染めたスカーフ
左濃い色が椿灰汁の媒染、右が焼きミョウバンの媒染

椿灰汁を使うと明るい色に染め上がります

でも、今は火を燃す事が出来ませんから灰汁をとる事自体が出来ません。
灰汁も手に入りにくい時代になりました



里山文化の会

2014-04-20 | 里山工房

今日は、一日曇り空
さむかったです


久しぶりに、里山文化の会出席

ヤマモモで染めました

媒染を天然ミョウバンを使って・・・
天然のミョウバンは初めて使いました

天然ミョウバンには不純物が含まれますので
何時も使う焼きミョウバンとは染め上がった色が違います

媒染前


媒染後

糸も布も同じもので比較しなければ違いが良く分かりませんので比較ができませんが・・・
銅媒染に近い色になりました

藍の種まきも



皆で種まき

今日は、どちらかと言うと~お茶タイムの方が長かったかも~


染めに関連しませんが~

添加物
TBZ
輸入オレンジの防腐剤
これ、アメリカがベトナム戦争の時に使用した枯れ葉剤と同じものだそうですよ

アメリカ国内では使用されていません
日本に輸出する時に添加されます
食品添加物として日本政府が許可しているからです

日本国内では禁止されているため日本の農家は使用していません

こんなことおかしいですよね。

アメリカ国内、自国では禁止だけど日本に輸出する時は防腐剤として添加する
それを認めている日本政府もおかしい

私達はその実態を知りません
TBZと表示されていてもそれが何なのか知らない人がほとんどだと思います。

今日初めて先生に伺いました。
驚きでした。


水溶性なので真水に30分位漬けたほうが良いそうです
添加物の表示はあってもそれが何なのか知らなければ意味がないですね~

こうなるとやっぱり国内産のものにこだわりたくなりますね~


初めての染めです

2013-11-17 | 里山工房

今日も晴れ
幾分今日は温かいです~


先日10日日曜日
久しぶりに里山文化の会に出席出来ました。

春一番に花を咲かせるマンサクの枝、葉で染めました

マンサクの枝、葉が染めに使われると言う事を初めて知りました。
タンニンが多いそうです

私は糸を染めました

鉄媒染です

実際にはもう少し紫でしょうか
シルクの布はもっときれいな色でした。
画像が無くて残念です。


そして今回のお勉強は
地衣類について
ウメノキゴケ、キウメノキゴケ、マツゲゴケ、ハクテンゴケ、コフキジリナリアなど

この地衣類は大気汚染の指標生物として利用出来るのだそうです
大気汚染に敏感なコケだそうです。

このコケをアンモニア水を入れた水に入れ発酵させて12月に染めます
アンモニア水の割合はなんだかとても難しい計算で先生が出しました
まる写しで
コケ10gに対し10%アンモニア水を30水70で100ccにして一カ月発酵


きれいな赤紫系の色が出るようです。
初めての染めです
来月に期待しています

そんなことで、先日の紅葉を見に出かけた先で、ウメノキゴケを見つけた時は
もう、嬉しくて小躍りしました

今、干しています


紫根染

2012-10-16 | 里山工房

今日も快晴


14日日曜日
里山文化の会

今日は紫根染め
紫という植物の根で染めます

日本ムラサキは貴重な植物
手に入りません
西洋ムラサキです


この根を50度の湯でもみだします
ひたすらごしごしもみます

これはなかなかの力仕事
交代でごしごしもみだしました



もみだした染液でスカーフを染めています

今日媒染液は、椿灰汁とミョウバンを使います
色の違いを体験します。

椿灰汁(アルカリ性)青みが強い紫に…江戸紫
ミョウバン(酸性) 赤みが強い紫… 京紫、古代紫


椿灰汁

椿灰汁の媒染液に入れたスカーフです

ミョウバン

椿とミョウバンではこんなに色の違いが出ました

スカーフはシルクです

木綿糸の方は

ミョウバンの方です


椿灰汁の方です

媒染後水洗いして染液に戻しもう一度媒染

色の違いが少し少なくなりましたが・・


シルクのスカーフでははっきりしています



紫根染めは、初めて体験しました

先生の講義は、実は少々眠くなっていましたが、
後の実習、初めての体験、初めての色で、興味しんしん
充実の一日でした


里山文化の会

2012-06-13 | 里山工房

梅雨入り
毎日曇り空が続いています
梅雨だから仕方ないかと、諦めて~


先日の日曜日
里山文化の会出席

キハダとヤマモモのサンプル染めと講義

キハダ
漢方薬にも使われています。
木の樹皮です。



この内樹を使います


キハダの色素ベルべリンは塩基性染料
草木染料唯一の塩基性染料だそうです
植物色素の中で際立った変わり者だそうです。
抽出液はカチオン(+)に帯電し
他のほとんどの天然染料はアニオン(-)に帯電している・・・・

はあ~
何のことかさっぱり・・・ちんぷんかんぷん

こんな化学式見ても~

只、だからキハダはシルクや羊毛は染まるけど、植物繊維の綿や麻は染まらないのだそうです
これだけ、納得
(キハダで綿布を染めた時ほとんど色が入りませんでした)


絹です


ヤマモモ


江戸時代に良く使われた染料だそうです
これは木綿も良く染まるそうです
一番から6番液まで取れるそうです。


ヤマモモ鉄媒染です


里山文化の会
難しい講義はさっぱり分かっていません

でも、ワイワイ楽しんでいます

今回も講義はさっぱり
はあ~
でしたが・・・
(先生、済みません)