ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

本に救われた2017

2017-12-30 12:43:26 | どくしょ

タイトル通り100のエッセイ。
いろいろ読んだけど今年いちばんに助けられた本。

後輩芸人と街ゆく人の魂を吸う遊びや、ギター買って初めて一人でスタジオ入りする場面。
彼女と出来たらいいなを夢想する話…
声だして笑っちゃったりホロリとしたり、なかなかに忙しかった。

なにが良かったって、失礼極まりない言い方だがカッコ悪いことだ。
カッコ悪いことに正直って魅力的。
そして、冷静に見られる目は強さだと思う。
(その時当の本人は全く冷静じゃないだろうけど)
先日NHKでやってた彼脚本のドラマもタイトルからして良かった。
なんだか優しいのよね、又吉。

夏、ふらふらになりながら入った本屋で立ち読みし購入。
年末、その本屋で再読。
陽が差し込む窓辺で今年一年に感謝。

ハルキ

2017-12-28 23:27:38 | どくしょ

やはり何かの書評を見て読みたいとずっと思っていた短編集。

今からひとまわりほど昔、村上春樹好きで結構読んでいた時期があったがここ数年ごぶさただった。
久々の春樹節、オシャレな感じがしっくりこなくて、
あら…わたしハルキもう読めない?
と思いながら読み進めて第5話目の「木野」。
コレよかった。

起きたことを受け入れて日々を過ごしている人、たまにお目にかかる。
感情の起伏があまりなくて穏やかで。
自分にとってはちょっと羨ましくなるぐらい。
でも…。
思い切り笑ったり泣いたり怒ったりできた方がいいのかな。
ある程度自分コントロールできること前提で。

リアリティがなく、ふわふわしながら強烈にガツンとやられる感じ。
響くね。

食べたー!

2017-12-24 21:09:36 | しょくのきろく

年末年始、体重ってナニ?な時期に突入。
まだ一週間仕事あるなんて信じられない。


チキンは先日食べちゃったからローストビーフ。
ほったらかしで簡単なのに美味いぞ、コノヤロウ♡


ケーキはなかなか上手に出来ない…
難しい。

以下メモ。
・クリームの泡立てが上手くいかないのは何故?
・絞るの要練習
・ケチらないでミントかチャービル買おう


カチコチ

2017-12-22 22:28:37 | にっき
昔から会社の忘年会って嫌いじゃないけど、ものすごく疲れる。
基本、大人数でワイワイするのが得意じゃない。

今日はこの春から働き出した新しい職場の忘年会。
社長と所長の間に挟まれるというまさかの席で終始うふふってしてたけど、ここで少しアルコールの力借りられたらどんだけ楽だろうかと思う。
でも社長の経営理念や想いが聞けたのは良かった。

全然お腹いっぱいだったけど帰りがけコンビニでコーヒーとアイス買った。
コーヒーがいつもの倍美味しく力が抜ける。

経験は強い

2017-12-22 10:19:03 | にっき
タンブラーの蓋が閉まっていなかったようでカバンの中がコーヒーの海。
制服の白シャツや図書館の本、諸々被害が(沈)。
でも学生時代、押し合いへし合いの満員電車でカバンの中のヤクルトを爆発させた時を思い返せばなんのその。
コーヒーまみれの財布やみかんを拭き拭き、冷静に対処。

あのベタベタした地獄絵図から20年が経ち、経験生かされ強くなる。

今年いちばん売れた本

2017-12-20 22:57:29 | どくしょ

なんだそうです。

いちいちうるせえ…ってタイトル付けて文章書いちゃう辺りさすが。
バッサバサと言いたい放題だけど御年93。
説得力ありすぎ。重みが違います。

新聞の人生相談、相談内容に対して回答者がどう答えるかが面白くてわたしも昔から必ず目を通すけれども、愛子さんの「覚悟のし方」は本当に愛子さんでなければ答えられない。
…なんて90の半分も生きてないわたしが何を言う(笑)。

人間はのんびりしようなんて考えてはダメだということが、九十歳を過ぎてよくわかりました。

…こんな風に書かれちゃうと今の自分、恥ずかしくなっちゃうね。

夢をみた

2017-12-19 13:13:44 | どくしょ

素敵なお話だった…。
この人のアート小説は心持っていかれちゃう。
なんて贅沢な時間なのかしら。

私は、画家になったんだ。
君に、永遠の命を与えるために。

…この先何十年何百年と永遠を生きることが出来るヤドヴィガはなんて幸せなんだろう。
そしてその永遠を生きているヤドヴィガを今のわたしたちが観られるっていうのも幸せなことだよなあ。
行ってみたいです。MoMA。

ルソーはさることながらフィクションとは言え、このピカソ目の前にしたらドギマギしちゃうわ。

またひとつ知らない世界を知ることが出来ました。
読み終わると洗練されて上質な自分になったような気になります。
そういう本です。

幸福感いっぱい。