ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

唸る

2017-09-30 11:59:25 | どくしょ

教育について書かれた2冊を同時期に読むことが出来た。

経済学の方は科学的根拠に基づいたデータを用いて書かれてあるので、だって物事って割り切れないじゃーん?と普段白黒付けず生きてる自分にとっては納得のいく事実や知識を得られた。

現在娘たちには何の習い事もさせてないけど、小2の長女は出来ない事があると泣いて騒いで他人の気を引こうとする節が見られるので、一人でやり遂げる力をつけさせるために何かやらせたいと思っていたが、やはり非認知能力と呼ばれる自分に対する自信ややり抜く力は将来に大きく影響すると書いてあった。
だよなぁ…
自分自身振り返ってもそう思うもんな。
申し訳ないと思うけど我が子に自信を付けさせるのが出来ない母なので、ここは人様の手を借りたいところ。

しかし教育っていうのは今まで意識したことなかったけど、文部省の時代から国の政策に大きく影響・支配されるものなんだな。
その下で子供達に接する現場の教員は本当大変だよなぁ…
頭が下がる。
この先我が子たちが、熱い想いのある素敵な先生と(学校外でも)出会えたらいいなと願わずにはいられない。

どちらも非常に面白い本であった。
特に経済学は一家に一冊あって良いな。

日曜の感想など。

2017-09-19 23:33:12 | おんがく
どこで差がつくのかななんて思ってたけど、その後かなりの差が見られた。

日頃の練習の積み重ね、部活動を通し規律や協調性・他人を思う心などを学び、そういうの全部ひっくるめて音が出てくる学生達と違って、一般バンドはみんなそれなりに仕上げてくる。
そういう音楽以外のもの経てきたり経てなかったり、いろんな人がいるけどそこは大人の集まり。
そして、全国に繋がるコンクールだからどのバンドも意識高い訳で。
それなりから抜け出るには?
差がつくのは何が違うんだろう…
最近の選曲はこういう感じなのかー…

普段アリの行列を眺めたり、スズメはカナブン裏返して柔らかいとこ攻めて食べるんだーなんて感心したりして、何の仕事してんのか自分でもわからなくなるぐらいゆるっとした日常を過ごしているので久々に頭フル回転させていろいろ考えさせられた。

ローエングリン。
要はエルザだが、割とよく演奏される曲だけど高校生の頃からなんて難しい曲なんだと思っていて今でもそう思ってる。
大変に美しい曲故にミスしたらすぐバレるのでごまかし通用せず。
譜ヅラ難しくないのに息の長いフレーズがとにかくキツイ。
音程取りづらくて一瞬足りとも油断できずコワイ。
コンクールとかでやるなんて気が知れないと常々思ってたこの曲、すごいの聴けちゃった。
前半木管が何かこう秘めながらずーっと美しさと緊張感持続させてて、終盤トロンボーンなだれ込んできたところからはもうsempreトリハダ。
音がデカイのって特にコンクールでは好まれない傾向にあったりする。
確かに音量すごくあったけど、音量じゃない。熱。
もんのすごい熱量。
奏者の想い。そしてそれを引き出す指揮者のチカラがとにかくハンパなかった。
なかなかこんな演奏聴けるもんじゃない。しばし放心。
2日経った今でも思い返しておかず無しでごはん食べられる。

その昔、自分が所属してたところもコンクール常連バンドだったが10年ほど前から65人という人数規制が出来てから出場していない(80人ぐらいいたのでメンバー選抜とかするんだったら出なくても…ということで)。
出てた当時、こうやって聴いてる人が興奮するような演奏が出来てたのだろうか。
先日、ひとまわり昔の全国の演奏がYouTubeにアップされてたのを発見して観たけど、先生の指揮がサイコーに素敵だというのは感じても、演奏自体については自分も入っちゃってるから客観的に聴けない。
(自分の汚点が気になりすぎる)
離れちゃった今、このバンドのコンクールを一観客としてホールで聴いてみたかった。

夜明けの絶叫

2017-09-17 17:15:52 | にっき
夢を見た。

オットが何の相談もなく我が家の庭にコンクリート流すことを決め、早朝から業者を呼びワイワイと作業を始めた。
何これ?わたし聞いてないけど。
という問いに対し、
昨日言ったじゃん。
というオットの返答。
聞いた記憶がない。昨日なんて言った?と更に問いただすと、ん?昨日言ったセリフ今ここでまた言っちゃう?明日何らかの方法で庭に手を施すって言ったの。と言いやがる。
費用いくらかかんのよ?
60万ぐらいかナー?タハ。
……。

ちなみにウチの庭はオットが木を植え芝を貼るなどをして手入れしている。
芝が枯れたとか何らかの理由でもう手入れするのが嫌だからコンクリ流しちゃう。ということらしい。
いやいやいや。
そんだけお金のかかること、フツー事前に相談するでしょうよ?とこちらが怒ってもオットは一向にヘラヘラしたままで益々怒り浸透。怒鳴りたいのに何故か夢の中のわたしは大声が出せず小さな声しか出ない。
それにもイライラしその結果、

「ふざけんなよ!」

と現実世界で絶叫していた。

腰痛のため現在唯一ある長女の部屋のベッドで寝かせてもらってるわたし。
この叫びは別室にいたオットにも聞こえたようだが寝言だと思ってほっといてくれたようだ。
朝起きてから、すんごい大声で叫んだ自分自身に改めて驚いた。
そして、すまん。

しかし、何らかの方法で庭に手を施すって…なんだ?

懐かしい顔がちらほら。

2017-09-17 14:26:24 | にっき

一般・大学の部。
近くで催されているので来てみた。
中高生と違って似たり寄ったりのところが多く感じられる。
(わたしの耳がついていかないだけなのだろうが)
どこで差がつくのか。

プログラムめくったらソンケーする友人はじめ、かつて一緒に吹いてた人たちが教員となり顧問となり指揮者として名前が載っていた。
みんな頑張ってるなあ。

ゴーヤ!ゴーヤ!ゴーヤ!

2017-09-13 20:16:50 | しょくのきろく
ゴーヤが好きだ。
どちらかというと大好きの部類。
しかしわたしの中でこの野菜は、買って食べるのではなくもらって食べるものという位置にあり、下手すると大好きなのにシーズン中食べずに終わる年もある(…買えよ)。
今年は程よく頂いて美味しく食べることが出来た。





定番のチャンプルー。
ツナと和えてサラダ。
春巻き。
チーズ入れたらゴーヤ苦手な娘(大)も食べるかなと思ったけどダメだった…が、このほろ苦な春巻きはオツな味で大人には好評。
また来年作ろう。

見知らぬ土地で乳飲み子抱えながら過ごした専業主婦時代。
子供を通して知り合いになる所謂ママ友というのを作るのが苦手だったので、お裾分けというやりとりが全くなかった。
今でこそ仕事するようになって交友関係が広がり、こうやってお野菜もらうことも多くなって思うのは、
ラクになった。
という事である。
単純に家計が助かるというのはもちろんなのだが、よっぽどお料理好きな方以外、主婦にとってごはん作りが面倒に感じるのはメニューを考えるのが難儀だという事。
これがお裾分けを頂くと、
あ、今日はこのもらった野菜があるからアレを作ろう。
とか、
コレ作ってみようかな。
と、アイディアももらえちゃう。
これってすごい。
ゼロから考えるのと、イチとかニぐらいのところから考えるのってラクさが全然違う。
ホントありがたい。感謝。

というわけで、頂くときは満面の笑みでお礼を言います。
ありがとうございまーす!

いい気候の週末

2017-09-10 19:44:51 | しょくのきろく
日中は暑かったけど日が暮れると涼しくなって、今年の9月はさほど残暑感じることもなく過ごしやすい。

昨日かぼちゃのそぼろ煮を作ったが水っぽかったので残り半分はポタージュにしてみた。

イマイチかぼちゃだった割にはまぁまぁの出来。
軽め晩ごはん。

早くお風呂入って上がってゆっくりしたい。
秋の夜長。
読む本がいっぱいあるのだ。

サロメ

2017-09-09 00:44:35 | どくしょ

かれこれクラシック音楽に長く親しんできたので、サロメと言えばリヒャルト・シュトラウスである。
むかーし演奏会でやることになり大層難しい曲だったが、当日司会の方がこの曲を紹介する時、この曲は非常に官能的…サロメの踊りがとても官能的で…と、何回官能的って言った?というぐらい熱く連呼していたことがやたら印象に残っている。

去年から「累」という漫画を読み始めた。
醜い容姿の主人公がある特殊な方法で他人の顔を奪い、そしてその人の人生を奪い、舞台女優として演劇を通し己を表現しつつもこれで自分はいいのかと悩み、葛藤しながら突き進んでく…みたいな話。
確か4巻あたりで、サロメを演じるシーンがある。

先週、図書館で原田マハのサロメが目に止まった。
この人はキュレーター…学術的専門知識を持って美術館で仕事をしていたという経歴があり、絵画に造詣が深いようで、この本は戯曲サロメを書いたオスカーワイルドと、その挿絵を描いたビアズリーの関係を中心とし史実に基づくフィクション。
…いやー、これが…とても面白かった。
これ読んじゃうと、ワイルドが書いた大元のサロメを読みたい。ビアズリーが描いた他の挿絵を見たい…となり、ついに憧れの岩波文庫を購入してしまった。
(岩波文庫の本って、本読んでる人!って感じがする…)

サロメとはなんぞや?
と言われると、こういう内容で、書かれた背景やワイルド自身の人生含めタブー要素がいっぱい。
よく、
どこまでが芸術なのか?
という論議が持ち上がることがあるけど、芸術に限らず物事って紙一重の部分が肝になると言うか、スレスレの感情のところがなんとも切なく人間らしいと言うか。
とにかく今回、サロメに関して出て来る人物、皆が皆、嫉妬に狂い遂げられない想いがある。
あぁ世の中不条理。
でも芸術ってそういう中から出てくるのも多いよな。

ビアズリーの他にもサロメを描いた人がいたり、リヒャルトシュトラウスもオペラにした訳で、それだけ多くの人を魅了するサロメってすげー。

せっかく読んだ本、時間経つと内容忘れてしまったりするから読んだ時の感想を残しておきたいんだけど毎度の事ながら語彙力不足で全くまとめられない…。
オツム弱い自分が恨めしい。

ちなみにWikiで不条理を調べると、「高度の滑稽」と記載されている。
妙に腑に落ちた。アハハ。