ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

Clair de lune

2018-01-31 22:45:21 | にっき
皆既月食を眺めながら、YouTubeでいろんなピアニストの月の光を聴いております。
チョソンジン聴いてうっとりゆらゆらしてたら最終的に上原ひろみに行き着いて眠れなくなってきました。

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追記。
さらにこの後、マスタークラスで教えるランランも出てきて、こういう公開レッスンは受講生の変貌ぶりが見られて非常にワクワクする。

抱腹絶倒

2018-01-30 22:41:07 | どくしょ

この方、毎週日曜日読売新聞、本よみうり堂の選考委員のひとりなのだが、この人の書いた書評読むと俄然興味が湧いて、これは読まなければという気にさせられる。
で、図書館で借りたり予約すること多々。

いやーこのエッセイ、最高。
さすが若くして直木賞作家、手に取るように細かい描写が伝わる伝わる。
こんな面白い文章書けるのがとても羨ましい。
どの話も笑えるが個人的には「大好きな人への贈りもの」の自爆ぶりが秀逸。
そして、激しいお寺の病の一部始終を書いた「肛門記」は必読。

日頃わたしの読書タイムは主に職場の休憩時間で、その姿を見かける同僚に何かオススメの本ってある?と以前聞かれたのだが、お勧めするほど本の知識がわたしには無いし、その人が何を求めてるかわからない。
よっぽどわたし自身に興味があるならば最近読んだ本を紹介するところだが、勘違いも甚だしい。
その時は申し訳ないことに上手く答えられなかったのだが今度聞かれたら、さくらももこ著「もものかんづめ」を勧めたい。
高校の頃に読み、本でこんなに笑えたのは初めてで、これなら誰にでも楽しく読んでもらえるはず!
…と思っていたら、なんと朝井リョウさんも昔からさくらももこのような、とにかく身にならないくだらないエッセイを書けたらいいなと思っていたというエピソードが。
ああ…通じ合っちゃったと勝手に感無量。

この頃よく感じる「人間のどうしようもなさ」が書かれたものが好きで、この部分の表現の仕方って本当に千差万別。
伝える術に欠けてる自分、本を読むことによって表現の幅を広げられたらいいなぁ…
なんて笑いながら真面目に思う。

さくらももこのエッセイに加えて、この本もどんどん人様に勧めよう。
ももこメンタル万歳。
涙出るほど笑わせてくれてありがとうございました。

褒美を与える

2018-01-27 17:19:05 | しょくのきろく
なんだ、この大寒波。
もう勘弁して。

水曜日あたりからやけに職場が寒かった。
なんだか寒くない?これ暖房効いてんの?でもこれだけ外が寒けりゃ室温上がらないのかなぁ。と業務上お行儀の良さを求められるわたしたち女子の面々は制服にカーディガン着用という格好で寒さを猛アピールしたが、業務上防寒着を着用している男性陣にスルーされていた。
金曜日14時。事態が動く。
上司が電話で
「…えぇ。エヤコンから冷風が出てくるんですよ…」

それ見ろ。
必死のアピールを無視するからだ。

というわけで水曜から3日間、手元の温度計13℃ぐらいの環境で、
・姿勢を正し
・にっこり微笑み
野鳥の観察

着込むことが出来ずこれで一日を過ごすのは大変酷であった。
程良い仕事量とは程遠い仕事量。

メーカーだか電気屋だかに連絡したら、いつ行けるかわからないという返事が来たらしい。
ここの職場は24時間365日人がいる場所。
夜勤男性陣たちもさすがにザワついていた。
今日どのようにして朝を迎えたのだろうか…
そして来週からどうなるのか…

さて。
このような中でわたしは何故か一心に、パフェが食べたい。とガチガチしながら思っていた。

…今週は頑張りました。
その願い、叶えてやりましょう。

子供ふたり連れて食べに行ったらいいお値段になるので自宅で決行すべく諸々準備する。
ポッキーは必須だなと久々に買い、箱を開けたら

年齢不詳のイケメン(赤澤幸一郎クン。176センチ/65キロ)からの告白。
あぁ…そういやポッキーのCMって三代目なんたらの人が出てるやつだよなと思い出す。
ゾワゾワ(震)。


思わぬ告白になんとも落ち着かない気持ちを抱えながら準備完了。
さー作れーと子供らの独創的なものを期待し勝手にやるよう指示した。のに母の模倣で終わってしまった。
なんだ、つまらない。


フルグラとカステラの間にアイスを入れたのだが、こいつが素晴らしい仕事をした。
溶けるからこそ生まれる美味しさ。
大した内容じゃないけどハァ〜もうこれで十分だ〜。
ドビュッシーかけながら作って食べたパフェとその時間は立派な褒美になった。

参りました、雪

2018-01-23 21:54:24 | にっき

見事に積もりましたね。

奇しくも今日明日、長女のクラス(ともう一クラス)、インフルの為学級閉鎖。
元気な子にはたまらなくオイシイ状況。
だが共働き我が家。
有難いことに朝から開けてくれる学童にお願いした次第。
(送りは北海道暮らしが長かったオットにお任せ)

夜。
「で、今日クラスの子何人学童来たの?」
「わたしだけだった」
…マジか!
クラス26人中9人学童らしいが、みんな来なかったと。
もう一クラスの子が4人来たから合わせて5人で日中過ごしたとの事。

みんな仕事休めたの?
状況はそれぞれあるだろうけど…
(近くに祖父母が住んでればお願いしてたり)
そうか…クラスの子、来なかったのか…

出来ることならば、
庭で雪だるまを作り、キャッキャとはしゃぐ長女。
それを温かい目で見守るわたし。
(実際は、外で遊ぶ娘を尻目に暖かい部屋で読書に明け暮れる母)
…そんなワンダホーな一日を過ごしたかった。

ノーマルタイヤしかない自分、今朝は同僚の方に乗せていただき出勤。
行く先にスリップ車があって大渋滞。
5キロの道のりに2時間…。
雪はもちろん、乗せてもらってるという普段気使わないところで神経使うとどっと疲れちゃうワー。

寝るかね。
明日は自力で行けるかな。
弁当作って早めに出なきゃ。
学級閉鎖だけど学童来てる子にも給食出してくれないかなあ…
同じ敷地内なんだし。
なんてゼータクですね。



強い意志は感じる

2018-01-20 13:58:34 | どくしょ

腕がない。
ということは五体満足な人から見れば大きなハンデに捉えられがちだが、彼にとっては全く特別なことではなく当たり前の事。
障害者として接せられることが嫌なんだろう。
きっと彼は24時間テレビには絶対出ないだろうし見ないよな。
もしかしたらこの本を出す事も本人以外の周辺が猛プッシュしたのかな…

表紙を見たとき、一体どうやって吹いてるのかしらと不思議だったが作中吹いてる姿の写真は無い。
というわけでYouTubeで見たけど、今後もイチホルニストとして練習を積んでいくんだろう。
ならば本人曰く完璧主義な性格が良い方に作用するといいなーと少し思った。

2018-01-17 23:51:38 | どくしょ

一家殺害の被害者を知る人たちのインタビュー形式で進む話。

読む前に、
読後感モヤモヤ。人間の嫌な部分が見えて恐ろしい。むしろ後味悪すぎて爽快感さえ感じられる。まさに愚行!
なんてレビューを多く目にしたけど、そんなでもなかった。
環境・立場それぞれ違えば見方も考えも違う。
自分の主観というフィルター通して見るんだもの。
皆、至極真っ当と思われる。

近所の人やママ友よりも被害者の学生時代を知る人らの話の方がエグい。
そりゃそうだよ。
若い頃なんてみんな愚行じゃない?
だって知らないことの方が多い。
無邪気と呼ばれる猛毒も持ってるし。
わたしだって昔に遡るほど、
あの子はあのへん配慮が足りなかったです。とか、馬鹿でしたね。なんて言われるんだと思う。
それが大人になって愚行よりもどちらかというと愚考するようになる…のかね。

男性作家がこんな女の細かーい嫌な部分を上手に書くなぁと面白く、さくさく読めるのだけど、犯人の生い立ちに同情はするが動機としてはイマイチ弱い気がして…そこが残念。
イヤミスとしては湊かなえの方に軍配が上がるかな。

去年映画になったようだけど観てみたかった。
妻夫木くんだし。