やはり何かの書評を見て読みたいとずっと思っていた短編集。
今からひとまわりほど昔、村上春樹好きで結構読んでいた時期があったがここ数年ごぶさただった。
久々の春樹節、オシャレな感じがしっくりこなくて、
あら…わたしハルキもう読めない?
と思いながら読み進めて第5話目の「木野」。
コレよかった。
起きたことを受け入れて日々を過ごしている人、たまにお目にかかる。
感情の起伏があまりなくて穏やかで。
自分にとってはちょっと羨ましくなるぐらい。
でも…。
思い切り笑ったり泣いたり怒ったりできた方がいいのかな。
ある程度自分コントロールできること前提で。
リアリティがなく、ふわふわしながら強烈にガツンとやられる感じ。
響くね。