ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

最近読んだ本(マンガ含む)

2017-02-18 22:35:05 | どくしょ

めずらしく女性作家のものを多く読んだ。
男性は男性の。
女性は女性の…という性別なりの人生ってのは少なからずあると思う。
自分はオンナなので思うのですが、意外と女は孤独と戦いながら踏ん張って生きてんだぞと。
少し自分によしよしってしても良いかななんて感じました。

女の生き方はさておき。
特筆すべきはやっぱり恩田陸か。
いつもの通り新聞の書評で気になり図書館に予約入れたのが11月初め。
順番待ってる間に直木賞に選ばれちゃって、楽しみに待ってたら自分が忙しい最中に回ってきちまった。
もっと頭ん中音楽鳴らしながらゆっくり読みたかったっす(買えば良いのです)。
しかし、音楽という形のないものをよく言葉でこれだけ表現できたなーと。
自分も無意識に感じてたであろう事をきちんと文章にしてもらえたような部分もあって…なんだろ。
改めて音楽の深さや感じる喜びを知ったというか。
最終的には音楽とかは関係なしに人生捨てたもんじゃないなと。
いろんな可能性を常に秘めてるんだなーって非常に前向きな気持ちになりました。
というのもこの本に出て来る人たちがみんな良い人。
実際コンクールなんてもっと言い様のない独特な空気が張り詰めてるんじゃないかと思う。
けど、みんな気持ちのいい人だから短い間にたくさんのことを感じ気持ちの変化を通して自分自身成長させていく。この過程は読んでて実に幸せ感ある。
音楽の神様に愛されるために天才たちも音楽に謙虚。
良い本でした。
出てくる曲知ってる方が多く共感できると思うんだけど…どうなんだろ?
クラシック知らない体で読むことができないからな…

マチーダさんの本は相変わらず読んでてプフッて噴いちゃう。困る。
まあ電車の中とかで読むわけじゃないからいいんだけどね。

2 コメント

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Unknown (神崎和幸)
2017-02-19 13:11:39
こんにちは。

自分も「蜜蜂と遠雷」読みましたよ。
いい作品ですよね。
審査員ひとりひとりの想いや人生が繊細に描かれているところが良かったです。
そのうえ音楽をこのように表現できるなんて本当にすごいと思いましたよ。

確かに出てくる曲を知っている人のほうが多く共感できるのではないでしょうか。
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ですよね。 (tmgceo)
2017-02-21 19:52:48
>神崎さま
コメントありがとうございます。

曲知ってる方がリアルですよね。
読み終わった今、聴いたことなかったプロコフィエフなど聴きまくってます(^_^;)
読んでて本当に気持ちの良い作品でした!
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