ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

我が家の夜

2006-03-10 23:29:19 | にっき
ごはん食べたら楽器練習しようかと思ってたんだけど
母がロールケーキを切ると言う。
じゃあ久々にコーヒーでも淹れて、今夜はゆっくりするかぁ。

母は、基本的におおざっぱだ。
まず一切れ切ってパクッとひとくち食べ(またそのひとくちがデカイ)、
その後ザクザク切る。

「ねえ。全部切り終わるまでひとくち我慢したらどうなのさ?」
「いや、全部切るかどうか悩んじゃってさ。」
「・・・ほう。それで一口食べて全部切ろうと決断したわけだ。」

そしてロールケーキの巻き終わりの部分を上にして、
これ以上はないぞというぐらいテキトーに皿に盛り付けた。
これではロールケーキも浮かばれないだろう。

「ねえ。なんで巻き終わり上にするわけ?しかも皿が小さい。」
「えぇ?はいはい。
 (ぐわっとつかんでひっくり返す)
 ね?これでよし!  ベロベロ(手を舐める)
 ん?なによ? 舐めてからは触らないわよ。」

オイ・・・(T_T)
わたしとしては、ゆっくりお茶をしたい気分だったのだ。
それなりの皿に盛って、コーヒー淹れて。
一週間の仕事が終わった金曜の夜、ほっとしたかったのだ。

・・・さすがにこのどうでもよさ加減に、本人もどうかと思ったらしく
わたしのあきれ顔を見て、ぶははと笑った。

「ハァ・・・がっかりだね。この家の娘かと思うと。」
「ははは。じゃあ早く出ていきなされ。」
「おぅ。出て行けるのならとっくに出てるわ」

ヨメに行って家を出るのか、ひとり暮らしで出るのかわからないけど
(できれば前者が好ましい)、ひと手間を省かない生活をしよう!
と心に誓ったわたしであった。

でもこの母の娘。
うーむ・・・